【新型コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」発令に
伴う営業時間のご案内および弊社の対応について 】
平素よりセドナ治療院グループをご利用いただきまして、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、 謹んでお見舞い申し上げます。
<営業時間の一部短縮・変更について>
2020年4月7日(火)に政府より発令された「緊急事態宣言」を受け、
4月11日(土)~当面の間の期間中は営業時間を短縮・変更いたします。
営業時間の詳しい変更内容につきましては、あらためてお知らせいたします。
SNSやHP、院内への掲示等でもお知らせいたしますが、直接電話等にてご連絡させていただく事もございます。
その際はどうぞよろしくお願いいたします。
(各院のFBページをフォローしていただけると幸いです。)
「セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院」で検索
※政府の方針や日々刻々と変わっていく状況に応じて、予告なく期間、 営業時間に変更がある場合もございます。
変更があり次第、その情報も随時更新いたします。
また、セドナ治療院グループでは新型コロナウイルス感染症の現状を鑑み、患者様、社員及び御家族の健康・安全を最優先に考え、下記の対応を継続いたしますのでお知らせいたします。
<院内の感染拡大予防対策について>
・接客時におけるマスクの着用を推奨しています。
・「院内の消毒や換気」「スタッフの手洗い・消毒」「普段の健康管理」「マスクの着用を含む咳エチケット」等、感染予防対策を徹底いたします。
・患者様同士が距離を置いていただけるよう、時間あたりの予約数を限定させていただきます。
・スタッフ同士が院内に密集しないよう、スタッフの出勤数も調整させていただきます。
・37度以上の発熱の場合は出勤させません。
・体調の悪い患者様におかれましては当日キャンセルも承っております。
・会議・研修等はweb会議に切替えることで、集まる機会を極力削減しています。
患者様にご不便をお掛けすることもございますが、患者様、社員及びご家族の健康・安全を最優先に考え、今後も対応してまいります。
またこのような状況下でも、痛み等でお困りの患者様が不安にならないよう、スタッフ一同安全に十分配慮した上で全力で治療してまいります。
引き続きセドナ治療院グループをよろしくお願いいたします。
こんにちは!
セドナ整骨院の根本です。
コロナウイルスが日に日に蔓延する中、
整骨院に行くのを不安に感じられる方もおられるかと思います。
外出にはリスクもありますが症状を放っておくと、
症状がさらに辛くなることに加え、
免疫力の低下に繋がり感染リスクが高まる恐れがあります。
私達セドナ整骨院では患者様が安心して
ご来院して頂けるように
・受付に消毒液を設置し、患者様がご利用頂きやすい環境整備努めております
・患者様お一人お一人施術の前後は、手指のアルコール消毒を行い常に清潔に保つよう心がけています。
・ドアノブ、枕など患者様の触れる機会が多い箇所はこまめにアルコール消毒・清掃の強化を行なっております。
・定期的に院内の換気を行い、加湿器を設置し常に運転させて、一定の湿度を保つようにしております。
・来院人数を制限し院内環境及び、スタッフへのウイルス感染のリスクを少しでも下げるように心がけております。
コロナウイルス対策の為、
皆様にはご迷惑をお掛けする部分もございますが
ご理解・ご協力を宜しくお願い致します。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「薬膳理論」についてご紹介しました。
簡単におさらいしますと、
①食材の「五性」を考える
②食材の「五味」を考える
③食材の「陰陽」を考える
④季節を考慮する
⑤体質を把握する
薬膳は①~④を踏まえた上で、⑤=「その人の体質に合わせた」食材を選ぶことで「処方」出来るのです。
今回は①「五性」と②「五味」について詳しくご紹介します。
①「五性」
五性は食材を『身体を温めるor冷やす作用』によって分類するものです。
温める作用から冷やす作用まで以下の順に以下の5つが「五性」です。
・熱性:身体の冷えを強く温める。興奮作用や新陳代謝の促進作用がある。(山椒、唐辛子、胡椒等)
・温性:身体の冷えを温める。作用が穏やかで冷えに効果的。(生姜、葱、鶏肉、鯵、黒砂糖等)
・平性:寒熱の働きを持たない穏やかな食材。多くの食材が属する。(穀類、芋類、豚肉、果物等)
・涼性:体を冷やし熱邪を取り除く。夏やのぼせに効果的。(大根、胡瓜、法蓮草、セロリ等)
・寒性:体を強く冷やし熱邪を取り除く。鎮静作用や解毒作用、消炎作用がある。(西瓜、苦瓜、貝類、白砂糖等)
熱性と温性の食材は体を温めるだけでなく、痛みを抑えたり、気と血の巡りを促す作用があります。
また、「昇浮(上昇・発散)」の傾向があるので、精神を陽気にしたり、風邪や肝気を取り除く作用があります。
反対に寒性と涼性の食材は体を冷やすだけでなく、毒を排除し、身体を潤す作用があります。
また、「降沈(下降・泄利)」の傾向があるので、頭に上がった熱を下げたり、精神安定の作用があります。
平性はそのどちらの作用も持たずきわめて穏やかな性質なので虚弱体質の方や病後・高齢の方なども安心して食せるという利点があります。
②「五味」
五味は五行論に基づいている分類で、それぞれの味が五臓にも対応しています。
五味・五臓・作用は以下のようになります。
酸:酸味の食材は肝を養います。収斂・固渋作用があり、体内から の過剰な発散を防ぎ、筋肉を引き締める作用があります。寝汗、下痢、頻尿、咳などに効能的です。(杏、梅、柘榴、五味子、山査子、酢等)
苦:苦味の食材は心を養います。清熱・解毒・消炎・鎮静・利尿・通便・燥湿の作用があります。発熱、ニキビ、食欲不振などに効果的です。(苦瓜、菊花、銀杏、茶葉等)
甘:甘味の食材は脾を養います。滋養作用・緊張を緩和し痛みを取る作用があります。慢性疲労、虚弱、疼痛などに効果的です。(穀類、果物、蜂蜜、南瓜等)
辛:辛味の食材は肺を養います。体を温め、気血の循環をよくし、滞っているものを発散させる作用があります。冷え、?血、疼痛などに効果的です。(生姜、葱、大蒜、胡椒等)
鹹:鹹味(塩辛)の食材は腎を養います。化痰・固いものを和らげ塊を解消する為通便作用があります。血虚、便秘、腫塊などに効果的です。(海藻、海塩、海老等)
「五性」と「五味」の概念は生薬とほぼ同様ですが、食材の作用は生薬の作用に比べて穏やかです。
しかし、日々の食事によって正気を蓄え、陰陽のバランスを保つことで『未病』のうちに治療することができます。
毎日の食事の食材の選び方を是非見直してみてください。
次回は「薬膳理論」の④「季節を考慮する」について詳しくご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは!
セドナ整骨院の根本です。
桜が綺麗に咲く時期になり
お出掛けもしやすい時期になりましたが
花粉症の方にはお辛いと思います。
特に春先になるとお肌が特に荒れやすいと言う方も多いと思います。
患者様の中でもこの時期特に肌荒れしやすいというお話を聞く機会が多いです。
この時期荒れやすい理由は寒暖の差が大きくなるとともに、
新年度に向けて環境の変化なども起こる季節です。
この時期は乾燥もしているので肌の潤いバリア機能が低下します。
肌のもっとも外側にあり、外界と接している表皮の「角層」部分です。
ここではうるおいを蓄えた角層細胞が並び、そのすきまを細胞間脂質が埋めることで、
外界の刺激から肌を守る「うるおいバリア機能」が保たれています。
しかし、冬の寒さと乾燥によって角層から水分が奪われると、角層の構造にすきまができ、
健康な人でも少なからず、肌のうるおいバリア機能が低下します。
そのため、冬に続く春先のこの時期は、肌が乾燥や紫外線といった外界からの刺激に弱くなり、
肌トラブルが起こりやすい状態になっています。
次に花粉などの季節性アレルゲンによる刺激も考えられます。
春は風が強く、スギ・ヒノキの花粉やPM2.5などの「季節性アレルゲン」が飛散しやすい季節です。
バリア機能の低下した肌は、すこやかな肌であればブロックできるアレルゲンの、
皮膚への侵入を許してしまうことがあります。
すると、身体は異物と認識したアレルゲンを追い出そうと攻撃を始めます。
そしてアレルギー反応が炎症となって現れてひどいとかゆみや湿疹に発展することもあります。
そしてこの時期マスクやティッシュによる摩擦も刺激に加わり肌荒れを起こしてしまいます。
この時、マスクやティッシュの繊維が肌を摩擦し肌の潤いバリア機能を低下させてしまいます。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉の時期に特有の症状に悩まされている人は、この時期マスクをつけたり、
ティッシュで鼻をかんだりする機会が格段に増加。
このとき、マスクやティッシュの繊維が肌を摩擦し、肌のうるおいバリア機能をさらに低下させてしまうこともあります。
この時期に気をつけることとしては
冬の間に乾燥が進んで肌のうるおいバリア機能が低下している今の時期はスキンケアを念入りに行い、
表皮の一番外側にある角層をみずみずしい状態に保つことが大切です。
まずはせっけんや洗顔料をたっぷり泡立ててやさしく洗い、花粉など肌に付着した汚れをきちんと落としてから、
化粧水や乳液で保湿するのが重要です。
化粧水以外にもフェイスパックもしてあげると効果が倍増です!
乾燥して敏感な肌に是非使って頂きたいのがこちらです!
セドナオリジナルのフェイスパックです。
美肌に良いと言われる北海道ニセコの温泉水に、お肌を整えるスクラワン
保湿成分のヒアルロン酸とシアバターなどの美容成分の他にもお肌に優しいラベンダー
キメを整えてくれるカモミール、殺菌消毒作用があり肌を清潔に保ってくれるフェンネル
アンチエイジング効果の高いフランキンセンスの精油がブレンドされております。
リラックス効果もあるのでこの時期特にオススメです!
気になる方は是非使ってみてください(*^_^*)
「就職支援 無料治療体験会 」
こんにちは!セドナ整骨院の出口です。
先々週末には鍼灸・あマ師が、先週末には柔道整復の国家試験が終わりました。受験生の皆様、大変お疲れ様でした。
私たちセドナ治療院グループは開院から16年、千葉県下に5店舗を展開しております。
http://e-sedona.jp/recruit
新卒採用にも力を入れ、昨年の新卒新人メンバーも現在、臨床で多く活躍していますそして今年も多くの仲間に出会えることを期待しています
この度、「就職支援 無料治療体験会 」を開催する事になりました。
「整骨院の治療ってどんな種類があるのか?」
「どんな仕事をしているのか?」
「自分に合った院はどんなところなのか?」
是非、勉強で疲れた体の状態を整えながらセドナ整骨院・鍼灸院の一流の仕事に触れて下さい!
今回、無料体験会を行えるのは以下の5院です。
「セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 佐倉ユーカリが丘本院」
「セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 八千代村上院」
「セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院」
「セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 成田公津の杜院」
「セドナ鍼灸治療院 浦安院」
いぜれも国家資格者の先輩方の施術を受ける貴重な経験になるはずです。
是非、千葉駅院でもお電話お待ちしています!
043-287-4486
http://e-sedona.jp/recruit
【セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック・本院】
〒285-0858
千葉県佐倉市ユーカリが丘4-3ユーカリが丘ジョイナード1F
TEL&FAX:043-488-2301
http://www.e-sedona.jp
【セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック・八千代村上】
〒276-0029
千葉県八千代市村上南1-10-2ティアラ村上Ⅲ1F-A
TEL&FAX:047-487-8867
http://www.my-sedona.net/
【セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック・千葉駅前】
〒260-0045
千葉県千葉市中央区弁天2−1−1秋葉ビル1F
TEL&FAX:043-287-4486
http://www.sedonacare.com
【セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック・成田公津の杜】
〒286-0048
千葉県成田市公津の杜2-14-1セキードセキ公津の杜1F
TEL&FAX:0476-27-3949
http://ralara.jp/
【セドナ鍼灸治療院 浦安院】
〒279-0002
千葉県浦安市北栄1丁目12−7 1F
TEL&FAX:047-704-8850
https://sedonayo.com/
こんにちは!
セドナ整骨院の根本です。
季節の変わり目ということもあり
寒暖差も激しいですが体調などはいかがでしょうか?
コロナウイルスも気になりますが
3月になり花粉症の季節が到来し、
毎日の様に目や鼻に煩わしさを感じている方も
多いのではないでしょうか?
マスクやメガネだけでは防ぎきれないので
市販の薬を色々試されている方も多いかと思います。
最近、ネットやテレビなどで話題の「べにふうき茶」をご存知でしょうか?
花粉症などのアレルギーに対して高い効果を発揮すると人気があがってきています。
このお茶にはメチル化カテキンという
抗アレルギー効果が高い成分が多く含まれています。
メチル化カテキンは炎症物質や抗体を作ることを抑える働きがあり、アレルギー反応であるくしゃみや鼻水・眼のかゆみ・皮膚のかゆみなどを抑えることに繋がります。
もうひとつの成分である茶カテキンは炎症物質であるヒスタミンの放出を抑える効果と活性酸素消去作用によって鼻のアレルギー症状などが緩和されます。
人によって効き目は効果は差があり、
完全に症状が止まるというわけではなく、
症状の緩和や継続して飲み続けることで徐々に
効果が現れます。
お茶などの中では他の種類に比べると即効性や持続性が高いことは確かですが、薬に比べると即効性や持続性は劣るので、継続的に飲むことが大切と言われております。
花粉症以外にも効果があります。
例えばダイエットにも効果的です。
メチル化カテキンは普通のカテキンよりも体内への吸収率が高く脂肪の蓄積を抑える効果があるそうです。
他に、コレステロールの調節や血圧の上昇を防ぐことができます。
血流の流れの改善に効果があるため、冷え性やむくみの改善にも効果があると言われておりまふ。
また、強力な抗酸化作用があるため老化防止の作用もあります。
お茶をよく飲む静岡の方は
血管年齢が若いとテレビてもやっていました。
そして女性には嬉しい美容にも効果があります!
べにふうきにはビタミンCも含まれています。
緑茶の中にあるビタミンCは80度以上の高温になっても成分が破壊されない性質を持っています。そのためビタミンCによる効果も大きく、シミやソバカスの改善や予防・美肌や美白効果があります。
このほかにも緑茶には殺菌効果がありその効果はアルコールよりも強力であるとされています。
口腔内の殺菌により口臭予防や口腔内の病気予防に効果があります。
緑茶からエキスを抽出して皮膚に塗ることでニキビや吹き出物の予防や悪化を防ぐことができます。
このべにふうき茶を飲むだけで
様々な嬉しい効果がありますので花粉症でオナ山の方は是非飲んでみては如何でしょうか??
千葉院の水素水の横に置いてありますので
気になる方は是非飲んでみてくださいね(^^)
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回から「薬膳」についてご紹介しています。
簡単におさらいしますと、
中医学の観点からみると身体に良い食事は
食用・食養・食療・薬膳の4種に分類されます。
「食用」は季節や土地・環境に応じて栄養バランスを整えた食事を指します。
「食養」は季節や土地・環境だけでなく、体質にも考慮した「身体を養う」食事です。
「食療」は中医学理論に従い、不調や疾病の改善を目的として補養効果を取り入れた食事を指します。
「薬膳」は「食養」から更に『生薬』を加えた病気を治療するための膳食になります。
今回からは「薬膳理論」について更に詳しくご紹介していきます。
おさらいでも申し上げたように『薬膳』は中医学理論に従った
「食療」に「生薬」を加えたものになります。
この「生薬」は薬理作用のある自然物であるとされます。
おそらく「生薬」と聞くと、菊花や枸杞子、桂皮や陳皮などの植物の生薬のみをイメージされる方が多いかと思います。
確かに生薬の中でも植物性生薬はそのほとんどを占めます。
植物の種類で言えば種子植物、シダ類、地衣類、藻類、菌類由来の生薬が存在します。
また植物の部位では全草、根茎、皮、枝、葉、花、果実、種子、分泌物などさらに細分化されます。
植物以外の生薬は鉱物性生薬と動物性生薬があります。
鉱物性生薬は岩石や鉱物などの無機物から生成されます。
代表的な物は「石膏」で、身体の熱を冷ましたり、激しい口渇に用いられる生薬です。
動物性生薬は哺乳類、爬虫類、昆虫類、貝類に由来するものから生成されます。
代表的な物は「牡蛎」で、不安や不眠、動機、頭痛、めまいなどに用いられる生薬です。
生薬の効能は、その重さも重要な手掛かりであるとされています。
自然の法則として、重いものは落下・沈殿し、軽いものは上昇・拡散する性質があります。
これを「天人合一」の考え方に当てはめると、体内でも同じ現象が起こると考えられます。
つまり、軽い生薬は体内に入ると上昇の性質を持ち、中から外へ拡散します。
薬理効果としては、表面の邪や寒邪を取り除く作用などがこれに該当します。
逆に、重い生薬は体内に入ると下降の性質を持ち、外側から内側に沈みます。
薬理効果としては、上逆を鎮めたり、熱邪を取り除いたり、利尿作用などがこれに該当します。
また、生薬には効果が発揮される臓腑や経絡が決まっていて、これらを「帰経」といいます。
「帰経」は今後詳しくご紹介する「五味」と深い関係があります。
例えば、酸味の帰経は肝経である為、適量の酸味は肝を保養します。
同様に苦味は心、甘味は脾、辛味は肺、鹹味(塩辛味)は腎を保養します。
次回は薬膳のもう一つの大きな要素=「食療」の部分のポイントについてご紹介します。
どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
少しずつ暖かい日が増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
実はこの時期は様々なアレルギー反応に悩む方が増える季節なのです。
寒暖差、花粉、乾燥による敏感肌等、原因も症状も様々ですが
予防・対策は「質の良い睡眠・適度な運動・バランスのとれた食事」を日々心掛け
身体の状態を整えておく事が重要になります。
今回から東洋医学の観点からみた「食事」についてご紹介していきます。
中国では「薬食同源」として、食事から薬が生じるものと考えられてきました。
似ている言葉として「医食同源」という言葉を知っている方は多いかと思います。
医食同源は、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を
予防・治療しようとする考え方ですが、これは「薬食同源思想」から着想を得て、近年、日本で造語されたものです。
古代中国では乳製品や生肉を多く食べる地域があり、そこでは内臓疾患や食中毒が多く発生していました。
その治療の為に鍼灸や漢方薬が発達をしたのですが、それと同時に食物自体の研究も発展を遂げました。
『黄帝内経』「素問」臓気法時論篇第二十二において
“五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気”という文章がよく引用されています。
これらは、食の医療作用を明確に解説しているのですが、解りやすくすると以下のようになります。
・五穀(穀類)は五臓を養う
・五果(果物)は五臓の働きを助ける
・五畜(肉類)は五臓を補う
・五菜(野菜)は五臓を充実させる
このように多くの食材を組合せ、陰陽のバランスを考えて食すると
身体の精気を補うことが出来ると解説しています。
最近では、身体に良い食事を「薬膳」という事が多いのですが
厳密には食用・食養・食療・薬膳の4種に分類されます。
「食用」は季節や土地・環境に応じて栄養バランスを整えた食事を指します。
これに対し、「食養」は季節や土地・環境だけでなく、体質にも考慮した「身体を養う」食事です。
老化防止や美容、体重管理などを目的とした食事を取り込むことも「食養」に含まれます。
「食療」は不調や疾病の改善を目的として補養効果を取り入れた食事を指します。
中医学理論に従い、主に弁証論治に基づいて五性や五味を考慮した膳食で
主に虚弱時や病気からの回復食として用いられます。
「薬膳」は「食養」から更に『生薬』を加えた病気を治療するための膳食になります。
『生薬』が治療効果を担い、その治療を補佐する「食養」の食事を組むことで「薬膳」に成るのです。
「薬膳」は正式名称を「中医営養薬膳学」と言います。
その為、「薬膳」は料理ではなく、「学問」の一種であるという考えもあります。
次回は「薬膳理論」について詳しくご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。