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妊娠中の鍼灸治療③

2019.03.08

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、妊娠中の鍼灸治療についてご紹介しています。

今回はその中でも「逆子に対する鍼灸治療」についてご説明していきます。

 

妊婦さんの3人に一人が言われた事があるという「逆子ですね」というお医者様からの一言。

いざ自分が言われてしまうとビックリして「どうしよう…」と考えてしまいますよね。

 

私達治療院業界では「逆子治療=鍼灸治療」というのは定番の治療法だという認識が

あります。

しかし、鍼灸業界では常識だと思われていることも、まだまだ一般的には認知が薄い

のが現実です。

実際私の友人でも「逆子だったけど、鍼灸治療などはせず逆子体操しかやらなかったら

逆子が治らずに、帝王切開になってしまった」という子もいます。

その時は私もこの業界に入る前でしたので、「今だったら絶対鍼灸治療を強くお勧め

するのに!」と歯がゆい思いをしています。

だからこそ、今逆子で悩んでいらっしゃる方、これから妊娠を考えていらっしゃる方には

是非、逆子に対する鍼灸治療について知っておいていただきたいと思います。

 

実は、妊娠27~28週の頃に鍼灸による逆子治療を受けた場合9割近い方が治る、とも

言われています。

ただし、週数が進むほど難しくなり、32週を過ぎるとかなり難しくなってしまうのは

他の逆子に対するアプローチと同じです。

早い段階で鍼灸治療を受けると治る確率も高くなり、また治療回数を重ねる事も出来ます

ので、妊婦定期検診で逆子と言われたら出来るだけ早めにご相談ください。

 

具体的にどのような治療をするかというと、腰~足を中心に鍼やお灸をします。

赤ちゃんが居心地のよいふわふわの子宮を作る事、背骨のS字カーブを出すことで子宮の

スペースを確保して胎児が回りやすくなるようにする事が治療の趣旨になります。

逆子になりやすい人の特徴としては、「冷えが強い、お腹のはりが強い、呼吸が浅い」と

いう3点があります。

鍼灸治療で、ほんわかしたやわかい子宮に整え、赤ちゃんが動きやすいスペースを確保した

あとに、病院で指導される逆子体操や四つん這い運動をするとより効果的です。

 

私は妊娠27週の時に自分でお腹を触って逆子のような気がしたので八千代村上院の

大谷先生に相談させて頂いたところ、やはり逆子になってしまっていました。

翌日に鍼を打って頂き、その時に逆子が治ったのですが、29週の妊婦健診の際に

また逆子になってしまっていたので、翌週にまた鍼を打って頂きました。

また、家でハイハイをするように、とのアドバイスを受け実践したところ妊娠31週の時点で

逆子が治り、その後は安定して頭が下になっています。

 

 

当院では、多くの妊婦さんが施術にご来院されて施術経験・豊富な知識もあり、安心して

施術を受けて頂けます。

初めての鍼灸治療ですと不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人に

合わせたオーダーメイド治療を行っていますので、ご自身の症状は勿論、不安に思う事等

なんでもご相談ください。

 

次回からは、鍼灸治療の大元になっている「東洋医学」についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

妊娠中の鍼灸治療②

2019.03.05

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、妊娠中の鍼灸治療についてご紹介しています。

今回はその中でも「つわりに対する鍼灸治療」についてご説明していきます。

 

西洋医学ではつわりの原因は「ホルモンバランスが大きく関係していると思われるが、

明確な原因は不明」だとされています。

また、それに付随する諸々の不快症状・マイナートラブルに関しても「病気ではないから」

「妊娠にはつきものの症状だから」と言われてしまう事が殆どです。

 

 

 

前回ご説明したように、鍼灸をはじめ東洋医学は、体の機能がバランスを崩した時、

健康な状態を回復するように治癒力を高める事を目的とした医療です。

西洋医学で「病気ではないので治療できない」と言われてしまいがちな「不調」や

「不定愁訴」「不快症状」にも、東洋医学なら対処ができます。

 

東洋医学では、悪阻の原因は大きく分けて「脾胃虚弱」と「肝胃不和」に分けられます。

ちなみに私は「脾胃虚弱」のタイプでした。

「脾胃虚弱」は血が子宮に集まり、子宮内は充実して衝脈の気が旺盛になり、衝気が経絡に

沿って上逆するため胃を冒し、脾胃が虚弱になり悪阻が発症しているそうです。

その様な場合は「胃熱」を下げる様な治療を行います。

治療をして頂いた後は呼吸が楽になり、気持ち悪さや吐き気、げっぷも減り、つわり中には

珍しく食事も美味しくいただけました。

 

妊娠中はホルモンバランスも乱れストレスが溜まりやすい状態です。

そんな状態のときに「体が辛いのにわかってもらえない。良くならない。」というのは

妊婦さんの心身、ひいてはお腹の中の赤ちゃんにとっていい事は一つもありません。

自分の体の状態をしっかりと診て貰えて、身体の調子も良くなるとストレスや不快感情も

減り、マタニティライフを快適に過ごせるようになります。

 

「つわりに対する鍼灸」というと「内関」「足三里」「裏内庭」などが定番のツボと

されていますが、つわりの症状に個人差があるように、その方にとってベストな

治療法やツボも千差万別です。

つわりで悩まれている方には是非一度、プロの治療を受けて頂きたいと思います。

当院では、多くの妊婦さんが施術にご来院されて施術経験・豊富な知識もあり、

安心して施術を受けて頂けます。

初めての鍼灸治療ですと不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人に

合わせたオーダーメイド治療を行っていますので、ご自身の症状は勿論、不安に思う事等

なんでもご相談ください。

 

次回は、逆子に対する鍼灸治療についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

妊娠中の鍼灸治療①

2019.03.01

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで妊娠中のアロマテラピーについてご紹介してきました。

今回は、妊娠中の鍼灸治療についてご説明いたします。

 

私自身、妊娠初期から現在進行形で後期のつわり、そして逆子治療で鍼灸をして

頂いています。

しかし、日本では人生で鍼治療を受ける人の割合は7%と言われ、妊娠中に鍼灸治療を

受ける方の割合はさらに低いのが現状です。

鍼灸をはじめ東洋医学は、体の機能がバランスを崩した時、健康な状態を回復するように

治癒力を高める事を目的とした医療です。

妊娠中は薬物を使えないことが多い事を考慮すると自然治癒力を引き出す鍼灸は、

妊娠期へのマイナートラブルの改善に役立つ安全で有益な方法と言うことができます。

実際、昭和20年代に三陰交のお灸が妊婦さんとお腹の赤ちゃんに優れた効果を発揮すると、

産婦人科の石野信安医師が学会で発表して以来、妊娠中の三陰交へのお灸が見直される

ようになりました。

 

またWHOでは分娩時の鍼治療が有効であるとしています。

 

昭和20年以前は、合谷、三陰交、肩井、石門をはじめとする下腹部などへの刺鍼は、

妊婦には禁忌とされてきましたが、現在では、妊婦禁穴への治療については、

下腹部への深刺は避け、基本的には妊婦以外の患者に対する治療と同様の安全管理を

心がけていれば問題ないとされています。

しかし、「妊娠中の鍼灸治療は控えた方がいい」という風に紹介されている情報は

未だにあります。

妊娠中は胎児への影響を配慮し、多くの化学薬品の使用を控えます。

だからといって、妊娠中に発生するさまざまな症状をただ我慢するのでは、妊婦は

大変苦しいでしょう。

そういった時こそ、漢方や鍼灸などの治療法を活用して欲しいと思います。

鍼灸治療は非常に安全な方法です。

鍼と灸の刺激だけでさまざまな症状を改善できるため、服薬のような副作用の心配が

全くありません。

妊娠中の肩こり、頚腕症候群、つわり、腰痛、肋間神経痛、下肢浮腫、頭痛、倦怠感、

逆子などの症例に対し、良い効果が多く実証されています。

症状の緩和のみならず、妊娠中に継続して鍼灸治療を受けている方は安産の傾向も見られる

のです。

 

ただ、やはり「妊婦さんの治療に慣れている・専門的な知識を持っている鍼灸院を選ぶ」と

いう所が非常に重要になります。

当院では、多くの妊婦さんが施術にご来院されて施術経験・豊富な知識もあり、安心して

施術を受けて頂けます。

初めての鍼灸治療ですと不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人に

合わせたオーダーメイド治療を行っていますので、ご自身の症状は勿論、不安に思う事等

なんでもご相談ください。

 

次回は、つわりに対する鍼灸治療についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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