こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回から、妊娠中の鍼灸治療についてご紹介しています。
今回はその中でも「逆子に対する鍼灸治療」についてご説明していきます。
妊婦さんの3人に一人が言われた事があるという「逆子ですね」というお医者様からの一言。
いざ自分が言われてしまうとビックリして「どうしよう…」と考えてしまいますよね。
私達治療院業界では「逆子治療=鍼灸治療」というのは定番の治療法だという認識が
あります。
しかし、鍼灸業界では常識だと思われていることも、まだまだ一般的には認知が薄い
のが現実です。
実際私の友人でも「逆子だったけど、鍼灸治療などはせず逆子体操しかやらなかったら
逆子が治らずに、帝王切開になってしまった」という子もいます。
その時は私もこの業界に入る前でしたので、「今だったら絶対鍼灸治療を強くお勧め
するのに!」と歯がゆい思いをしています。
だからこそ、今逆子で悩んでいらっしゃる方、これから妊娠を考えていらっしゃる方には
是非、逆子に対する鍼灸治療について知っておいていただきたいと思います。
実は、妊娠27~28週の頃に鍼灸による逆子治療を受けた場合9割近い方が治る、とも
言われています。
ただし、週数が進むほど難しくなり、32週を過ぎるとかなり難しくなってしまうのは
他の逆子に対するアプローチと同じです。
早い段階で鍼灸治療を受けると治る確率も高くなり、また治療回数を重ねる事も出来ます
ので、妊婦定期検診で逆子と言われたら出来るだけ早めにご相談ください。
具体的にどのような治療をするかというと、腰~足を中心に鍼やお灸をします。
赤ちゃんが居心地のよいふわふわの子宮を作る事、背骨のS字カーブを出すことで子宮の
スペースを確保して胎児が回りやすくなるようにする事が治療の趣旨になります。
逆子になりやすい人の特徴としては、「冷えが強い、お腹のはりが強い、呼吸が浅い」と
いう3点があります。
鍼灸治療で、ほんわかしたやわかい子宮に整え、赤ちゃんが動きやすいスペースを確保した
あとに、病院で指導される逆子体操や四つん這い運動をするとより効果的です。
私は妊娠27週の時に自分でお腹を触って逆子のような気がしたので八千代村上院の
大谷先生に相談させて頂いたところ、やはり逆子になってしまっていました。
翌日に鍼を打って頂き、その時に逆子が治ったのですが、29週の妊婦健診の際に
また逆子になってしまっていたので、翌週にまた鍼を打って頂きました。
また、家でハイハイをするように、とのアドバイスを受け実践したところ妊娠31週の時点で
逆子が治り、その後は安定して頭が下になっています。
当院では、多くの妊婦さんが施術にご来院されて施術経験・豊富な知識もあり、安心して
施術を受けて頂けます。
初めての鍼灸治療ですと不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人に
合わせたオーダーメイド治療を行っていますので、ご自身の症状は勿論、不安に思う事等
なんでもご相談ください。
次回からは、鍼灸治療の大元になっている「東洋医学」についてご紹介していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。