


皆さんこんにちは!セドナ整骨院千葉駅前院 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の佐々木です。
日頃よりブログをご愛読くださりありがとうございます。
今回は「痛み」を題材として少しお話させて頂ければと思います。
首、肩、腰、神経痛や四十肩・五十肩。体の痛みについてのお悩みは尽きないことかと思います。しかし私たちが普段敵対視している厄介な痛みですがその実、身体保護のために役立ってもいます。「痛み」についての理解を深めていきましょう。
皆さんは「痛み」にも種類があることをご存じでしょうか?
そもそも痛みには『生存を脅かすような危険から身を守るために必要な感覚』≒『アラーム』のような役割があります。痛みが出た際の人間の行動の変化として代表的なものが以下の三つです。
①痛みを感じることで無理な行動を抑制するようになる
②痛みが持続することで、治療や回復の行動を取るようになる
③痛みを感じたときの記憶によって、リスクのある行動を避けるようになる
反対に、痛みを感じなかったとしたらどうでしょうか?1つ例を挙げると「先天性無痛無汗症」という難病があります。
この疾患は全身の温度覚(熱い・冷たいを感じる)と痛覚(痛みの感覚)が消失するという症状を持ち、痛みに気付かないまま骨折・脱臼などの外傷、熱傷や凍傷を繰り返し、骨折がうまく治らなかったり脱臼を繰り返すことを通じて、シャルコー関節と呼ばれる関節変形に至ってしまったり、熱傷や凍傷を繰り返すことでケロイドや瘢痕が形成されてしまうこともあります。
また、日常生活の中でも痛みを感じないことによるトラブルが起こりやすく、たとえば熱い食事やカイロによる火傷、気付かないまま運動を続けることにより骨折の悪化、靴擦れや小さな切り傷が化膿するなど悪化してしまうといったケースも見られます。さらに、口の中を噛んでも痛みがないため傷が深くなる咬傷など、日常の些細な行動が大きな損傷につながることもあります。
痛みがない生活とは、このように多くのリスクが伴います。
痛みのおかげで危険を回避し、安静にして回復を待ったり、治療に取り組んだりできます。
つまり、痛みは人間が生存するために必要不可な防御反応なのです。
ちなみにちょっとした雑学ですが、生物が痛みの感覚を手に入れたのは4億~5億年前頃と考えられており、人間だけでなく、さまざまな生物が痛みに伴う行動をとることが知られています。魚やカエルなど人間と同じ脊椎動物はもちろんのこと、軟体動物のタコやイカも痛みを感知して回避行動をとると考えられています。さらに、最近の研究では節足動物も痛みを感じている可能性があるとの報告もあり、今後、さらなる発見の可能性もあります。いずれにしても、痛みの感覚は生存可能性を高めるため進化的に獲得された重要な機能であることは間違いありません。
そんな痛みの感覚の発端は、皮膚や筋肉、内臓などの組織で生じた衝撃や炎症、病原体などからの刺激です。これらの刺徴が末梢の神経から脊髄を経由して脳まで伝えられ、脳の特定の場所だけで処理されるわけではなく、一次体性感覚野(S1)、第二次体性感覚野(S2)、島皮質、前帯状回、扁桃体、視床など複数の領域がネットワークとして働くことで痛みとして身体が認識します。これらは「痛み関連脳領域(ペインマトリクス)」と呼ばれ、痛みの場所や強さだけでなく、不快感や情動的なつらさも含めて総合的に処理しています。また、ペインマトリクスには含まれませんが、記憶を担当している「海馬」も痛みの学習に使われます。
上記の通り「情動的」つまり」痛みの感覚は心理的なストレスとも大きく関わっています。痛みの感覚がストレスによって生じたり、増加したりすることがあるのです。例えば、腰痛には心因性腰痛と呼ばれるものがあります。腰に痛みの原因がなくても、不安やうつなどの心理的な要因によるストレスが、脳や脊髄に備わっている「痛みを調する機能」の異常をもたらし、体の浦みを感じてしまうことが少なくないのです。現在、こうしたタイプの腰痛などの痛みは「痛覚変調性疼痛」と名付けられ、鍼灸も治療法のひとつとなっています。
ここまで説明した通り、痛みは私たちの生存に必要不可な感覚です。しかし、強く感じたり慢性化したりしてしまうと日常生活に支障が出てしまい、体を守るためのものであるはずが逆にその為に生存が脅かされてしまいます。
そこで、古代の人々が編み出した治療手段のひとつが鍼灸です。特に長期にわたって痛みが続く慢性疼痛(慢性痛)への鎮痛効果が期待されています。
慢性疼痛は、一般に3ヵ月以上継続する痛みや、通常の治療期間を超えて続く痛みを指します。ケガや病気などによって起こる急性痛は原因となるケガや病気が治まれば痛みも和らぎますが、痛みがひどかったり、長引いたりすると慢性的な痛みへと移行してしまうことが少なくありません。
例えば、腰を例にすると、最初はぎっくり腰だったり、一時的な疲労による腰痛だったりしますが、それが悪化したり長引いたりして生じるのが慢性疼痛です。その原因は、元々の「体の痛み」だけではなく、先ほど述べた心理的ストレスなどによる「痛みの調節機能の異常」や、病気による神経系への影響などが組み合わさって起こると考えられています。そのため、何かひとつの原因を解消すればよいというわけでなく、薬物療法などの西洋医学的なアプローチでは解決が難しいことが少なくありません。そこで、治療の選択肢として期待されるのが鍼灸なのです。
実は、人間の痛覚メカニズムはまだ完全には解明されていません。しかしながら鍼灸治療によって痛みを抑えるメカニズムは数十年の時を経て徐々に明らかとなりつつあります。次回からは鍼灸治療の素晴らしさを最新の研究と共にお伝えできればと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
セドナ治療院グループ 千葉駅前院 佐々木
【参考文献】
・厚生労働省「難病情報センター」
・「東洋医学はなぜ効くのか」著:山本高穂、大野智
・加藤総夫(2024)「無脊椎動物の痛覚変調性疼痛 ― 5億年の進化を超えて」
3月になると
「寝つきが悪くなった」
「夜中に目が覚める」
「眠っているはずなのに疲れが取れない」
といった相談が増えてきます。
寒さが和らぎ、日照時間も少しずつ長くなる時期ですが、体にとっては意外と負担の大きい季節です。
その背景に深く関わっているのが、HPA軸と呼ばれるストレス反応の仕組みです。
HPA軸とは、
視床下部(Hypothalamus)
下垂体(Pituitary)
副腎(Adrenal)
の頭文字を取ったものです。
この3つは、私たちがストレスを感じたときに連動して働き、コルチゾールというホルモンを分泌します。
コルチゾールは本来、
・朝の目覚めを助ける
・血圧や血糖を保つ
・炎症を抑える
など、生命維持に欠かせない役割を持っています。
しかし、ストレスが長く続くと、このHPA軸が過剰に働き続けてしまいます。
3月は気づかないうちに、ストレス要因が重なります。
・年度末による仕事の忙しさ
・異動、退職、引き継ぎ
・進学や就職など生活環境の変化
・寒暖差による身体的ストレス
これらはすべて、HPA軸を刺激する要因です。
特に問題なのは、「自分ではストレスと感じていない」ケースです。
頭では「大丈夫」と思っていても、体はしっかりと変化に対するストレス反応を起こしています。
その結果、夜になっても交感神経のスイッチが切れず、コルチゾールが高い状態のままになりやすくなります。
本来、コルチゾールは朝に血中数値が高くなり、日中の活動をサポートする役割を担っています。そして睡眠時は分泌の必要がなくなるため夜に向かって下がっていくというホルモン分泌の概日リズムがあります。
このリズムが崩れると、眠気が出にくくなり、不眠につながります。
眠れない状態が続くと、HPA軸はさらに過敏になります。
「眠れないこと自体」が新たなストレスとなり、
→ コルチゾールが高い
→ 眠れない
→ さらに疲れる
という悪循環に入りやすくなります。
この時期に多いのが、
・朝起きてもスッキリしない
・日中ぼーっとする
・肩こりや胃の不快感が強くなる
といった、いわゆる自律神経症状です。
鍼灸や整体治療は、HPA軸に直接働きかけるわけではありません。
しかし、臨床的には
・過緊張状態をゆるめる
・副交感神経が働きやすい状態をつくる
・「休める体」に戻す
という点で、睡眠との相性は良いとされています。
特に春先の不眠は、「眠らせる」よりも「力を抜ける状態を作る」ことが重要です。
首や背中の緊張、呼吸の浅さ、お腹の張りなどを整えていくことで、夜の過覚醒が落ち着いてくるケースは少なくありません。
春の不眠は、放っておくと夏まで引きずることがあります。
「季節の変わり目だから仕方ない」と我慢せず、体のサインとして受け取ることが大切です。
眠れない、疲れが抜けない、気持ちが落ち着かない。
そんなときは、体の緊張や自律神経の状態を一度見直してみるのも一つの方法です。環境が変わる季節だからこそ、がんばるための体ではなく、回復できる体を整えていきましょう。
本記事は、内分泌学・睡眠医学・心身医学分野の研究報告を参考に構成しています。
みなさんこんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の佐々木です!
10月の中旬から下旬にかけて急激に気温が下がり、体調を崩す方が増えてきましたね。空気の乾燥も進み、のどや皮膚の不調、冷えによる肩こりや腰痛など、冬に特有の体調変化が見られる季節です。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
インフルエンザ流行のピークは例年12月下旬〜翌年2月頃とされていますが、2025年は10月の時点でインフルエンザ疑いの方が9000人に上り、例年より早く流行が始まっています。また百日咳も増加傾向にあり、日本健康安全保障研究所(JIHS)の最新データによると、8月10日の時点で今年の症例数は64,467件と、2024年全体の15倍以上に達しました。
感染症や寒さによる不調を予防するためには、「冬の過ごし方=養生」がとても重要です。今回は、東洋医学の視点からみた「ためる季節」冬の過ごし方について詳しくご紹介します。
東洋医学では、季節と臓腑には深い関わりがあるとされます。春は肝、夏は心、秋は肺、そして冬は腎にあたります。腎とは単なる腎臓だけでなく、「生命エネルギーの根本(腎精)」を蓄える重要なシステムです。腎精は成長・発育・生殖・老化・免疫など、人間が生命を維持する為の根幹に関わります。
そして一年のサイクルをその季節ごとに一文字で表すと春は「生」、夏は「長」、秋は「収」、そして冬は「蔵(ぞう)」となります。春に植物が芽吹き生まれ、夏は青々と枝葉を伸ばし、秋には実った食物を収穫し、冬を越すために収穫した食物を貯蔵する。
つまり、冬はエネルギーを外に出すのではなく、「内に溜め、守る」ことが重要な時期と表現することが出来ます。
現代人の多くは、冷え・疲労・睡眠不足・ストレスなどによって、この「蔵」の働きが乱れがちです。慢性的な疲労感や冷え、むくみ、腰痛なども「腎虚(じんきょ)」という腎が弱っているサインです。
特に腰や下腹部を冷やすことは腎を傷める原因になります。腹巻き、レッグウォーマー、温かい飲み物などで体の中心を温めましょう。体を「冷やさないこと」は、冬の最大の予防です。
また、足湯や温灸などで「下半身を温め、上半身を緩める」ケアも効果的です。腎の経絡は足裏から腰まで走るため、足元を温めるだけでも全身の血流が改善し、自律神経のバランスも整いやすくなります。
『黄帝内経』には「冬は早く寝て、日が昇ってから起きる」と記されています。これは、自然のリズムに合わせてエネルギーを「蓄える」ことの重要性を説いた教えです。
特に冬は日照時間が短くなるため、メラトニンという睡眠へと導く作用を持つホルモンの分泌が早まります。これによって脈拍・体温・血圧などが低下し体が睡眠の準備を早く行ってしまうのです。冬場に眠気が強くなる方はこのケースが多いです。
そのため夜更かしやブルーライトの刺激によってメラトニンの分泌リズムを乱してしまうと、睡眠の質が低下し、免疫力や代謝が下がります。湯船に肩までつかることや照明の明るさを落とす、スマホをの使用を控えるなど、夜の「静」の時間を大切にしましょう。
就寝前のおすすめ習慣は、40度前後のお湯に10〜15分ゆっくり浸かって全身の血流を促し、副交感神経を優位することです。布団に入る1時間~2時間前の入浴は睡眠時に最適な体温に近付けるため、より上質な睡眠につながります。入浴後は白湯で体内を潤し、心身を温めてから布団へ入りましょう。
また、休日に寝だめをするのではなく、起床時間を一定に保つことも腎を守るポイントです。お休みの日でも普段の生活リズムを乱さず、整えることが「ためる力」につながります。
冬の食養生では、「温める」ことと「腎を補う」ことを意識しましょう。東洋医学で腎は「黒」と対応し、黒い食材は腎を助けるとされています。黒ごま・黒豆・ひじき・海苔・昆布・きくらげなどは、カリウムや鉄などのミネラル・食物繊維・抗酸化物質などが豊富にふくまれており、髪や骨、ホルモンバランスの維持にも役立ちます。
また、羊肉・鶏肉・生姜・にら・にんにく・ねぎなどの「陽性食材」は体を内側から温めてくれます。特に鍋料理は冬の理想的な食養生。根菜類や薬味を加えて、栄養と温かさを両立させましょう。
注意点として、唐辛子やにんにくを過剰に摂ると体内の「陰」を少なくしてしまい、のぼせや乾燥の原因になり、また胃腸の疲れにもつながる場合があります。体を温めてくれる印象の多い食物ですが、刺激物は冷え性の方でも控えめにし、体調に合わせた温め方を心がけましょう。
そして冬に不足しがちなのが「潤い」。大根・白菜・れんこん・白きくらげなど、水分を補う食材を取り入れることで、肌や粘膜の乾燥も防げます。温かいスープやお粥で「温と潤」を両立するのが理想です。
冬は自然界の動きが静まり、生命が内へ籠る季節です。人の心もまた、「静」を保つことが求められます。心が常に外に向かい、焦りや不安を感じる状態は、腎精を消耗させてしまいます。
心を整えるには、「ゆっくりする勇気」が必要です。読書・深呼吸・温かい飲み物を味わう・静かな音楽を聴くなど、五感を休ませる時間を持ちましょう。特に寝る前の10分間はデジタルデトックス(スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くこと)を行い、自分と向き合う穏やかな時間を作ることが、冬の養生になります。
また、東洋医学では「恐」は腎の感情とされます。過度な心配や恐れは腎を傷めます。意識的に安心感を持ち、「まあいいか」と受け流すことも、心の健康にとって大切なスキルです。
焦らず、ため込みすぎず、「今の自分を受け入れる」こと。それが春への準備になります。
冬は頑張る季節ではなく、「休む季節」です。外に向かうよりも、内側を整えること。これが春の健やかな芽吹きを生み出します。冷えを防ぎ、腎を養い、静けさを大切にすることが、東洋医学の「冬の智慧」です。
鍼灸や食養生を通して、自分の体の声を丁寧に聞く時間を持ってください。冬の静寂を味方につけることで、次の季節をより軽やかに迎える準備が整います。
今回のブログはいかがでしたでしょうか?もしもっと詳しく聞きたい、ここがわからない等ございましたら是非お気軽にスタッフまでお声がけください!
次回は経穴(ツボ)を用いたセルフケアについてお話させていただきますので、お読みいただけますと幸いです。
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院 佐々木
みなさんこんにちは!セドナ整骨院千葉駅前院の佐々木です!
夏の暑さもようやくひと段落。朝晩冷える日が増えてきましたがいかがお過ごしでしょうか?
今回は6月に千葉駅前院で行われた”健康セミナー”の内容を一部抜粋してご紹介させていただきます!
※健康セミナーとは?
→1か月ごとにセドナ治療院グループの千葉駅前院、ユーカリが丘本院、八千代村上院、公津の杜院、浦安院の各5店舗で順番に行われている患者様向けの体についての勉強会です。
今回の題材は「ストレス」
「ストレスって、体に悪いと思いますか?」と問いかけられた時、多くの方が「もちろん悪いに決まっている」と感じるかと思います。肩こり、頭痛、胃の不調、血圧の上昇。日常の中でストレスを感じると、私たちはすぐに体の不調と結び付けてしまいます。しかし、今回のブログで皆さんにお伝えしたいことは、ストレスは必ずしも“悪者”ではないという意外な事実です。
米国で3万人を対象に行われた大規模調査では、ストレスを強く感じている人の中でも「ストレスは体に害がある」と信じている人ほど死亡リスクが高く、一方で「ストレスは自分を成長させるもの」と前向きに捉えている人では死亡リスクが低いという結果が報告されています。つまり、ストレスそのものよりもストレスに対する認知が健康を左右する、ということが科学的に示されているのです。
私たちが緊張したときに心拍数が上がったり呼吸が速くなったりするのは、体が危険に備えてエネルギーを供給しているサイン。これは「闘争・逃走反応」と呼ばれ、生命を守るために必要な生理現象です。本来は遥か昔、原始時代に敵から逃げるために発達した反応ですが、現代ではプレゼンや試験、人間関係など社会的ストレスにおいてこのような反応が起こります。
ここで重要なのが「認知の再構成」という考え方です。このような反応が起こった時、例えば心拍数が上がったとき、「もしかしたら心臓に病気があるのかも」など不安にとらえるとストレスホルモンが過剰に分泌され、血管が収縮して体に負担がかかります。逆に「これは体が力を発揮するための準備だ」と捉えることが出来ると、血管が拡張し、同じ緊張でも体へのダメージが少なくなることが分かっています。
このようにストレスを味方につけた実例として、トップアスリートの方々を想像してみましょう。オリンピック選手や舞台俳優は、大舞台の直前、もしくは最中に必ず緊張を感じます。しかし彼らはその緊張を「失敗するかもしれない不安な状態」ではなく「最高のパフォーマンスを出すための状態」と捉えています。そのため極度の緊張状態の中でもいつも通りのパフォーマンスを発揮し、集中力を途切れさせない状態を維持できるのです。
このように、ストレスを単なる“敵”ではなく“味方”に変える視点は、私たちの日常でも活用できます。仕事、子育て、人間関係など、緊張する場面こそ「体がストレスに対応するための準備をしてくれている」と意識するだけで、日常生活での体、そして精神面への負担が軽減されます。
健康セミナーではこうした最新の知見をわかりやすく解説しながら、日常生活に活かすための思考の変換のヒントや簡単なセルフケアを実際に体験していただきました。
次回のブログでは健康セミナーで行われたセルフケアについての内容をご紹介させていただきますのでお読みいただけますと幸いです!

※6月の健康セミナー開催時の告知ポスターです!
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院 佐々木
参考文献:スタンフォードのストレスを力に変える教科書:McGonigalKelly
こんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の佐々木です。
今回は「IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関」についてお話させていただきます。
前回の内容を踏まえ、中でも原因の一つであるストレスと脳腸相関の関係について掘り下げていきますので、もし前回の内容をお読みになっていない方は是非ご覧になってからこちらをお読みください。
最後までお付き合い頂けますと幸いです。
◎ IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関
IBSにおいて特に注目すべき点は、IBSが心と体の両方に影響を及ぼす疾患であるということです。これを理解するために、脳と腸がどのように関わり合っているのかを今回はお話していきます。
前置きとして前回の内容を引用させて頂きますが特に症状による精神面への影響は計り知れません。
IBSは、身体的な不快感だけでなく、「また症状が出るのではないか」という不安が常に心の中に蔓延り、生活の質(QOL)を招いてしまいます。これにより、以下のような影響が見られます。
・社会活動や外出への恐怖感
・仕事や学業への集中力の低下
・抑うつや不安障害の併発
これらの心理的要因がさらに症状を悪化させ、症状に対するストレスが更に症状の悪化を引き起こすという悪循環が生まれてしまいます。
症状改善の為には多面的なアプローチと包括的なケアが必要とされます。腸の過敏性の改善を目指した治療が主流ですが、心理的なサポートや腸内環境を整えることも欠かせません。
・脳腸相関
前述の通りIBSは患者へ大きなストレスを与えます。そしてそのストレスは脳、そして体全体にも影響を及ぼしているのです。
脳と腸は深い関係にあり、腸は「第二の脳」と呼ばれることがあります。実際、腸には「腸管神経系(ENS: Enteric Nervous System)」という独自の神経ネットワークが存在し、脳と密接に連絡を取り合い、情報共有を行っています。このつながりは「脳腸相関」と呼ばれ、腸が単なる消化器官以上の役割を果たしていることを示しています。
たとえば、ストレスを感じたときにお腹が痛くなったり、緊張でトイレが近くなったりするのは、脳腸相関の一例です。これは脳が自律神経を介して腸にストレスを受けたという刺激を伝えるからです。逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告もあるそうです。
IBSでは、この脳腸相関のバランスやその仲介役となっている自律神経のバランスが崩れることで、症状が引き起こされると考えられています。そしてこれらのバランスを崩してしまう大きな原因の一つとして ストレス があげられます。ストレスが及ぼす脳への悪影響の一例として、ストレスホルモン(コルチゾール)の過剰分泌や幸せホルモン(セロトニン等)の分泌低下があげられます。特に幸せホルモンの分泌低下は精神面への影響が大きく、気分の落ち込みや何かしようとする意欲の低下、自己肯定感の低下などがあげられます。
セロトニン不足への対応策としては
・栄養バランスの良い食事
・セロトニンの合成に必要な必須アミノ酸であるトリプトファンを含む食品の摂取
・日光浴
・良質な睡眠
・適度な運動
などがあげられますが運動は特に効果的とされており、有酸素運動やリズム運動はその中でも有効性が高いです。2024年10月に更新しましたブログ「鍼灸と月経前症候群(PMS)④」の中で詳しくご紹介させていただいておりますので、併せてお読みいただけますと幸いです。
・腸内環境
腸内環境について前回も少しお話させて頂きましたが、実は腸内環境は脳腸相関に深く関わっています。腸内細菌叢(腸内フローラ)が乱れてしまうと、脳腸相関によって腸から脳へ悪い影響を与える可能性があります。短鎖脂肪酸の減少や便秘や下痢などの消化器系の症状の他、肌荒れやアレルギー、慢性的な身体の不調、うつ症状など全身へ影響を及ぼします。
そのため、IBSの治療には、腸内環境を整えることも重要とされています。
◎IBSと生活の質(QOL)
IBSが患者の生活に与える影響は非常に大きいです。腹痛や便通異常といった身体的症状だけでなく、日常生活や社会活動においても多くの制約が生じます。 前回少しお話させて頂きましたが、具体的にどういったケースがあるのか見ていきましょう。
1. 仕事や学業への影響
突発的な腹痛や下痢のために、外出が不安になったり、会議や授業など日常生活で必要なことに集中できなくなることがあります。また、頻繁なトイレの使用自体がストレスとなることも少なくありません。
2. 対人関係への影響
外食や旅行など、社会的な活動を楽しむことが難しくなる場合があります。外見からわからない分周囲の理解を得にくい疾患であることから、孤独感を感じる方も多いとされています。
3. 心理的負担
IBSの症状が慢性的に続くと、「また症状が出るかもしれない」という不安や抑うつ状態に陥ることがあります。このような心理的要因がさらに症状を悪化させるという悪循環も、IBSの特徴の一つです。
月末のブログではこれらに対するセルフケアについて取り扱う予定ですので、そうぞお付き合いください。
今週もお読み下さりありがとうございました。
今回は「IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関」についてお話させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は「IBS(過敏性腸症候群)に対する鍼灸治療における臨床研究、またそのレビュー」についてお話させていただきます!
セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院 佐々木
こんにちは!
千葉駅「徒歩1分」
セドナ整骨院・鍼灸院の鵜沢です。
前回、「心のケガ」を防ぐ為、
脳ストレスをコントロールするための機能が正常に働くことが大切である。
というお話をさせて頂きました。
今回は、脳ストレスをコントロールするための機能についてお話しさせて頂きます。
脳ストレスをコントロールするための機能は二つあります。
一つは、ストレスを受け流す体質をつくる機能です。
これは「セロトニン神経」を活性化させることで高まります。

もう一つは、溜まってしまったストレスを一気に解消する機能です。
これは「涙」を流すことでスイッチが入ります。

この二つの機能が備わっているのは、
最も人間らしい脳といわれる前頭前野の内側部です。
この場所は、別名「共感脳」といわれ、社会性や他社への共感を育む場所でもあります。
ストレスをコントロールする機能は、そうした最も人間らしい脳に備わっているのです。
人間はひとりでは生きていけない、社会的な生き物です。
ところが、社会生活は、人間に喜びをもたらすと同時にストレスももたらします。
そこで私たちの脳は、
この社会生活の必要性とストレスの発生という問題を解決するために、
進化の過程で、共感脳の中にストレスをコントロールする機能をつくり上げてきたのです。
そうすることによって、人間が人間らしい生活や行為をすればするほど、
共感脳が活性化し、
同時にストレスを上手にコントロールできるようになるからです。

ですから、ストレスをコントロールし、消すことは、
決して難しいことでも、特別なことでもありません。
誰だって自分の脳を変えられるのです。
今までの生活習慣を少しだけ変えて、人間が最も人間らしい生活をすること、
それだけで共感脳にある「二つの機能」は間違いなく高まります。
少しだけ生活を変えてみてください。
あなたを苦しめるストレスが確実に「消えて」いくことをお約束します。
次回、脳ストレスをコントロールする方法についてお話しします。
本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
自律神経失調症・頭痛・肩コリ・腰
JR千葉駅から徒歩1分!
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院
043-287-4486
千葉県千葉市中央区弁天2-1-1
秋葉ビル1F
こんにちは!
千葉駅「徒歩1分」
セドナ整骨院・鍼灸院の鵜沢です。
前回、ストレス自体はなくせずとも、
ストレスによって受ける「苦しみ」はいくらでも消せる
というお話をさせて頂きました。
今回は、ストレスにはどういった種類があるのか?についてお話しさせて頂きます。
ストレスには「痛み」や「寒さ」といった身体的ストレスと、
「つらさ」や「悲しみ」といった精神的ストレスの二種類があります。


これまでのストレス研究では、
このうちの身体的ストレスに関するメカニズムしか明らかにされていませんでした。
つまり、心のストレスは確かにあるのですが、「どの様に生じるか」や、
「どの様に治るのか」という事もわかっていなかったのです。
なので、今でも多くの人がうつ病などの精神的な病に苦しんでいるのでしょう。
私たちがストレスに対してこれまで何もできなかったのは、
精神的ストレスを「心のストレス」と捉えてしまったことによって、
原因も症状も曖昧なままにしていたからだと思います。
しかし、脳科学はその精神的ストレスがどの様にして発生するのかを、
ついに突き止めたのです。
これがとても大きな発見だったことは言うまでもありません。
心のストレスの正体は、「脳が神経伝達物質を通して感じるストレス」です。
そして、脳がストレスを感じるということは、そこにはストレスを伝達する物質があり、
それを抑制する機能も確かにあるということです。
このことをみなさんに知っていただくために、
心のストレスのことを「脳ストレス」と呼ばせて頂きます。
そして私たち人間の脳には、脳ストレスをコントロールするための機能が
ちゃんと備わっているのです。
その機能は、本来ならば、人間が社会生活を送る中で、
人とのコミュニケーションを大切にしながら規則正しい生活を送っていれば、
自然と働くようになっていました。

ところが近年、不規則な生活や、核家族化、パソコンや携帯電話の普及などによって、
社会生活そのものが大きく変化してしまいました。
そのため、この大切な機能が上手く働かない人が増え、
ちょっとした「心のケガ」として表れているのです。
最近、うつ病やキレる人が増えているのも、まさにこのことが原因です。
なので、脳ストレスをコントロールするための機能が正常に働くことが大切です。
次回、脳ストレスをコントロールするための機能についてお話しします。
本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
自律神経失調症・頭痛・肩コリ・腰
JR千葉駅から徒歩1分!
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院
043-287-4486
千葉県千葉市中央区弁天2-1-1
秋葉ビル1F
こんにちは!
千葉駅「徒歩1分」
セドナ整骨院・鍼灸院の鵜沢です。
日々私達を悩ますストレスについてお話させて頂きます。

「ストレス」というどこか得体の知れないものに対して、
私達は今まで重大な思い違いをしていました。
それは、
ストレスに勝とうとしていたということです。
皆さんもストレスに勝とうとしていませんでしたか?
しかし、私達はストレスに勝とうと思ってはいけません。
なぜなら、人はストレスに勝てないようにできているからです。
そしてもう一つ、最近「ストレスフリー」という言葉をよく聞きますが、
これも目指してはいけません。
なぜなら、ストレスは決してなくならないからです。
決して得られないものを望んでしまうと、かえってストレスは増えてしまいます。
冒頭から厳しいことを申し上げましたが、これは事実です。

仏教をひらいたお釈迦様は、6年という歳月をかけてあらゆる苦行を経験し、ストレスに打ち勝とうとしました。
しかし、それでもストレスに勝つことはできなかったのです。
では、私達は日々迫りくるストレスに対して、どうすればいいのでしょうか?
ストレスを消せばいいのです。

「ストレスはなくならないと言ったじゃないか」。
そう思われた方も多いことでしょう。
確かに、ストレス自体は決してなくならないし、ストレスに勝つことはできません。
しかし、ストレス自体はなくせずとも、
ストレスによって受ける「苦しみ」はいくらでも消せるのです。
本当の意味で「ストレスに強い人」というのは、
ストレスを打ち負かしていく人ではありません。
襲い来るストレスを上手に受け流し、自分にとって
適度なストレスにコントロールできる人のことなのです。
重要なのは、その方法を知っているかどうか、それだけです。
今後、その方法をご紹介していきます。
皆さんの日常に少しでもお役に立てたら光栄です。
「ストレスなんかに負けないぞ!!」
本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
自律神経失調症・頭痛・肩コリ・腰
JR千葉駅から徒歩1分!
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院
043-287-4486
千葉県千葉市中央区弁天2-1-1
秋葉ビル1F