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女性ホルモンとアロマテラピー①

2018.07.31

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで、『美肌とアロマテラピー』についてご紹介してきました。

今回からは『女性ホルモンとアロマテラピー』についてご紹介していきます。

 

まずは『女性ホルモン』の基礎知識をしっかり押さえていきましょう。

 

女性ホルモンは一生にティースプーン1杯程しか分泌されないと言われています。

非常に少量しか分泌されないホルモンですが、感情や体調をコントロールする、

大切な働きを担っています。

 

女性ホルモンには『卵胞ホルモン(エストロゲン)』『黄体ホルモン(プロゲステロン)』

二つがあります。

月経周期と深い関係があり、この二つのホルモンの分泌周期により、身体・感情・肌などの

状態に変化が起こります。

 

女性ホルモンは、視床下部の脳下垂体から指令を受けて、『卵胞ホルモン(エストロゲン)』が

卵巣の卵胞から分泌され、排卵後に『黄体ホルモン(プロゲステロン)』が黄体から分泌

されます。

 

 

それぞれのホルモンの働きをご紹介いたします。

 

卵胞ホルモン(エストロゲン)

・子宮に作用して、子宮内膜を増殖させ、厚くすることで「受精卵のベッド」を作る

・思春期に乳房を発達させる、乳腺の発達をうながす

・肌や髪をツヤツヤにするなど、女性らしい身体を作る

・自律神経を安定させる

・骨を丈夫にする

・脳の働きを活発にする

 

エストロゲンは主に卵巣から分泌されます。

思春期から分泌がはじまり、20~30代は安定して分泌される為、その時期は、

妊娠・出産に適していると言われています。

月のリズムでは排卵期に最も多く分泌され、月経期に向けてその分泌量が少なくなります。

また、日本人の平均閉経年齢は約51歳といわれていますが、その時期が近くなると

分泌量が減っていきます。

エストロゲンの分泌量の急激な変化により身体に起こる不調を“更年期障害”と呼びます。

更年期障害の症状の表れ方は個人差が大きいですが、自律神経が乱れてホットフラッシュ

という突発的なのぼせが出たり、眠れなくなったりといった不安定な状態が多くみられます。

又、高脂血症や動脈硬化、骨粗しょう症、認知症などさまざまな疾患のリスクも高まります。

 

黄体ホルモン(プロゲステロン)

・子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすくする

・妊娠を維持する

・食欲を増進させる

・体温を上げる

 

プロゲステロンの分泌量が少な過ぎる人は、妊娠しにくいといわれています。

卵子と精子が出会って受精卵ができても、それが子宮のベッド(内膜)に受け止められず

流れてしまう可能性が高くなってしまうからです。

又、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のリスクが高まるとも言われています。

これは、「生理が来ていても排卵していない」という状態で、不妊治療でも多い症状の一つです。

どちらのホルモンも過不足が原因で不調や病気を引き起こす可能性がありますので、

分泌のバランスが非常に重要になります。

 

次回は、「女性ホルモンが身体・感情・肌に与える影響」についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

美肌とアロマテラピー⑩

2018.07.24

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回、『お顔のオイル美容』についてご紹介いたしました。

基本的な使い方、使用の際の注意点などをご説明させて頂きました。

今回は『お肌のお悩み別におすすめの植物油』をご紹介いたします。

 

前回まででオイル美容の特性はご理解いただけたかと思います。

ですが、化粧品全般に言える事なのですが、どんな肌質にでも何を使っても良い、と

いう事はなかなかありません。

オイルには保湿効果があるので、どのオイルを使っても乾燥予防にはなります。

しかし、保湿力の違いやオイルの特性を肌質に合わせてチョイスすることでそれ以上の

美容効果が得られるのです。

せっかくお肌に優しいオイル美容を行うのでしたら、精油だけでなく植物油もお肌に

ベストのものを選んであげましょう。

 

 

①乾燥肌

先に申しあげたように、全てのオイルに大なり小なりの保湿効果があります。

特に乾燥が気になる、という方には以下のオイルがお勧めです。

・スイートアーモンドオイル

テクスチャーは柔らかめなのですが、保湿力・皮膚軟化作用に優れています。

特に前回ご紹介したブースター代わりに使う方には非常におすすめです。

・ホホバオイル

液体ワックスなので、他の植物油に比べて熱に強く、酸化安定性も高いので初めての方でも

使いやすいです。

人の皮脂と同じワックスエステルを多く含むので、肌馴染みが良く、角質内の水分・油分を

保持してくれます。

②脂性肌

・グレープシードオイル

さっぱりとした感触の、滑りが良いオイルで脂性肌や梅雨時~夏のオイル美容にも

お勧めです。

リノール酸を多く含むので、べたつかずに、硬くなってしまった角質を柔らかくして

くれます。

・アプリコットカーネルオイル

グレープシードオイル同様、さっぱりとして滑りの良いオイルです。

栄養価が非常に高いので、皮脂バランスの乱れからバリア機能が低下した肌にお勧めです。

 

③老化肌

・アルガンオイル

近年非常に人気のあるオイルで、抗酸化作用に優れ、活性酸素を阻害するのでエイジング

ケアに特に人気があります。

血液循環を促進し、お肌に潤いだけでなく弾力やツヤ、ハリを与えてくれます。

・ローズヒップオイル

メラニン色素の生成を抑え、皮膚組織の再生力が高いので特に美白やシミ対策にお勧めです。

※酸化しやすいので日中は避け、ナイトケアにご使用ください。

 

④敏感肌

・スイートアーモンドオイル

乾燥肌にもお勧めのオイルなのですが、オレイン酸を多く含むので敏感肌にもお勧めです。

湿疹や皮膚炎によるかゆみや、バリア機能が低下してしまっている肌のケアに多めに塗って、

しっかりと浸透させてあげましょう。

・カレンデュラオイル

敏感肌や炎症を起こしてしまっている肌に非常におすすめの浸出油です。

瘢痕形成作用に優れ、皮膚だけでなく、粘膜や血管組織の修復作用があります。

単品使用がお勧めですが、匂いや色がどうしても気になる方はホホバオイルやスイート

アーモンドオイルとブレンドすると使いやすくなります。

 

 

是非、ご自身の肌質に合わせたオイル美容でナチュラル美肌を目指しましょう!

 

次回から、「女性ホルモンとアロマテラピー」についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

美肌とアロマテラピー⑨

2018.07.03

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで、お肌のお悩み別におすすめの精油をご紹介してきました。

今回は『オイル美容』についてご紹介いたします。

 

まず、おさらいなのですが、お肌のお悩み別でもご紹介したように、乾燥肌は単純に

悩んでいる方が多い、というだけではありません。

お肌の乾燥は、『老化肌』『敏感肌』など様々な肌トラブルの原因になってしまいます。

乾燥肌には油分だけでなく水分が必要ですが、水分だけを補給すると過乾燥が起きる

場合があります。

 

オイルは、肌によくなじむという点で非常に優れています。

成分的に人間の皮脂組成に似ているものも多く、保湿しながら肌の皮脂バランスを整える

作用もあります。

また、肌の角質層では細胞がレンガのように並び、その間を細胞間脂質が細胞同士を

くっつけています。

細胞間脂質は親油性が高いので、オイルは細胞の隅々まで浸透し、お肌に溶け込んだ

美容成分を送り届ける役割も果たします。

さらに、オイルは、抗酸化物質や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を多く含みます。

ですので、潤いを閉じ込めて肌を外的刺激から守り、すこやかな美肌を育むのに、オイルは

うってつけなのです。

 

 

では、オイル美容の効果的な使い方をご紹介いたします。

1.お手入れの最後に

オイル美容で、最もベーシックな使い方です。

朝晩のお手入れの最後に、オイルを顔全体に伸ばして保湿します。

オイルでお肌の表面にフタをすることで、うるおいをしっかり閉じ込め保湿力を強化します。

最初は1~2滴から始めて、ベストな量を探ってみてください。

ただし、紫外線の強いこの時期の朝のケアに使うオイルは必ず酸化安定性の高いオイルを

使用するようにしましょう。

詳しくは次回ご紹介いたします。

 

2.化粧水の前のブースターとして

洗顔後にまず、オイルを顔全体に伸ばすブースター的な使い方です。

先ほど申し上げたように、肌の角質層では細胞がレンガ状に並んでいます。

オイルを最初にお肌に塗ることで、このレンガを柔らかく、スポンジ状にすることが

できます。

ですので、オイルが肌を柔らかくほぐして、後につける化粧水の浸透が高まる、と言われて

いるのです。

ただし、注意点が2点あります。

1つはオイルの種類です。

基本的に、美容成分が添加されていない、100%植物油をお勧めいたします。

植物油そのものが持っている天然の皮膚軟化作用で十分な効果がありますので、お肌の

タイプに合わせたオイルでお肌の基礎部分を整えてあげましょう。

2つ目はオイルの量です。

オイルがお肌への浸透力に優れているといっても、元々のお肌の方に吸収力の限界が

あります。

基本的にオイルは2滴程度で十分です。

もしつけすぎてしまった場合は軽くティッシュオフをし、手でお肌になじませた後で

化粧水などのスキンケアを行うようにしましょう。

 

 

3.マッサージオイルとして

肌の潤いやハリが気になる時にプラスしたいのがオイルマッサージです。

オイルを使うことで指すべりが良くなり、摩擦が軽減されるので、お肌に適度な刺激を

与えることができます。

なでる、軽く叩くなどの刺激は、皮膚表面だけでなく、その下にある筋肉にまで働きかけます。

そうすると、血液やリンパ液の流れを促され、新陳代謝が活発になり、老廃物の排泄を促し、

皮膚に有効な栄養素や美容成分の浸透を助けることができます。

巡りが良くなるとともに、オイルに含まれる栄養分が肌にしっかり吸収されるので、

潤いやハリやツヤもアップします。

 

4.頭皮ケアに

オイル美容はお顔やボディだけでなく、頭皮ケアにもお勧めです。

頭皮の毛穴に詰まった汚れや皮脂は週1回程度、オイルで浮かせてクレンジングすると、

頭皮がすっきりします。

オイルを数滴、頭皮になじませ、指の腹を使ってらせんを描くように揉み込みます。

その後、通常通りのシャンプーをして洗い流すだけです。

冬などの頭皮の乾燥が気になる時期だけでなく、頭皮がべたつく夏にもおすすめです。

是非お試しください。

 

次回は、お肌のお悩み別におすすめの植物油をご紹介いたします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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