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冬だからこそ大切にしたい「胃と心の休め方」

2026.01.20

気温が低い今の時期は身体が冷えやすく、胃腸の働きはさらに弱まりやすくなります。胃の不調は、ただの“消化の問題”ではなく、気分や睡眠、日々のやる気にも影響を与えることがあります。

そこで今回は、漢方の力を用いた冬の胃疲れにやさしい日常のセルフケア習慣をご提案させていただきます。


胃疲れに寄り添う「やさしい温活」

冬は身体を温めることがとても大切です。冷えは体を緊張させるため交感神経が優位になりやすく、自律神経の乱れから胃腸の血流を滞らせてしまいます。

・胃の働きが鈍くなる

・消化が進まない

・気分が落ち込みやすくなる

こういった症状が見られた際は、胃腸が疲れているサインかもしれません。

そんなときは、「内側からゆるめる時間」を意識的につくることがケアの鍵です。特に温かい飲み物をゆっくり味わう時間は、胃だけでなく、自律神経にとっても“落ち着くスイッチ”になります。


和漢素材のやさしいブレンドで日常に温かさを

冬の温活としてお勧めしたいのが、漢方をブレンドしたお茶です。
当院で販売しております「どくだしトーンヌール茶」は、体を温め、巡りを整える作用を持つ9種類の和漢ハーブがブレンドされており、ケイヒ(シナモン)の香りをはじめ、シソ葉やビワ葉などの香りがやさしく広がり、従来の漢方のような強い苦みなどを感じずに楽しむことが出来ます。

【9種類の生薬】

ケイヒ:体の表面を温め、冷え症改善、代謝促進

ショウガ:体を芯から温め、発汗、血液促進

シソ葉:リラックス作用、利尿、発汗

ビワ葉:皮膚の新陳代謝、むくみ改善

霊芝:滋養強壮、免疫UP、咳止め

ドクダミ:デトックス、利尿

ハトムギ:デトックス、利尿、肌荒れ

甘草:保湿、解毒、各生薬の作用を補う

紅花:血の巡りを改善、婦人病、冷え

実際に試飲や購入していただいた患者様からは

「甘みがあって飲みやすい」

「香り高くて美味しい」

などのお声をいただいております。

ただ“飲むだけ”で終わるのではなく、味や香りと共に温かさを楽しむ時間が心身を癒すことに繋がります。


“温かい飲み物”は、身体を内側からゆるめるだけでなく、気分や自律神経にも作用します。胃と自律神経・気分は深くつながっています。
胃が楽になると、

・気持ちが落ち着く

・不安感が和らぐ

・眠りが良くなる

といった変化を感じる方が多いのも、こうしたつながりが背景にあります。

だからこそ、日常の小さな“ゆるめ時間”を大切にすることが、胃疲れ対策としてとても有効なのです。

この季節、私たちの身体は知らず知らずのうちに頑張りがちです。胃が重たい、なんとなく気分が沈む…そんなときは、まず身体を内側から温める習慣を取り入れてみましょう。

温かいお茶をゆっくりと楽しむことは、ただの水分補給以上の意味を持ちます。胃と心を同時に休ませてくれる時間になります。

食後5分10分ほど時間をおいて「消化の準備」の一杯、仕事や家事の合間に「休息ルーティン」の一杯、寝る前の「休むモードのスイッチ」の一杯。

ぜひ前回ご紹介した「胃と気分のつながり」の知識と合わせて、
冬のやさしいセルフケア習慣として取り入れてみてください。

詳細については各院受付にて!

トーンヌール茶

胃が疲れると、なぜ気分まで下がるのか?

2026.01.06

みなさんこんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の佐々木です。

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?長期休みで疲れが取れるかと思いきや、帰省で長時間の移動や宴会での暴飲暴食、久しぶりに会う親族との会話で気を遣ったり……何かとお疲れの方も多いように思います。

なんだか胃が疲れてくると、気分まで落ち込んでくるような感じがしませんか?

実は「胃の不調」と「気分の落ち込み」は別物ではありません

「胃が重たい日が続いてから、なんとなく気分も晴れない」
「食欲が落ちると、やる気や集中力まで下がる」

これは決して珍しい訴えではなく、鍼灸臨床の現場でも非常に多く見られます。以前のブログでも脳腸相関(brain–gut interaction)というワードを目にした方は多いかと思います。今回はもう少し掘り下げてお話させていただければと思います。

胃は単なる消化器官ではなく、感情・自律神経・ホルモン分泌と密接につながる臓器です。
胃疲れが続くと、気分や精神状態に影響が及ぶのは、自然な生理反応なのです。


◇胃と脳は「迷走神経」で直接つながっている

胃と脳を結ぶ最大の神経は迷走神経です。
この神経の特徴は、約8割が「胃腸から脳へ情報を送る」役割を担っている点にあります。

つまり、

  • 胃の動きが悪い
  • 胃が張る
  • 胃の血行が悪くなる

といった状態は、常に脳へ「不調の信号」として伝えられています。

脳はその信号を受け取ることで、

  • 不安感
  • 緊張感
  • 気分の落ち込み

といった反応を引き起こしやすくなります。


◇胃疲れが「セロトニン不足」を招く

セロトニンは、気分の安定や安心感に関与する神経伝達物質です。
実はその約90%が消化管で産生されています。

胃疲れが続くと、

  • 消化吸収機能の低下
  • 腸内環境の悪化

が起こりやすくなり、結果としてセロトニン産生も低下します。

その結果、

  • 理由は分からないが気分が沈む
  • やる気が出ない
  • 不安感が強くなる

こういった精神的な症状が出てきてしまいます。

これは「気持ちの問題」ではなく、身体の状態が崩れているサインです。


◇慢性的な胃疲れは「軽度炎症」を引き起こす

医学研究では、胃腸機能の低下が続くと、
炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)が増加することが示されています。

これらは血流を介して脳へ影響し、

  • 抑うつ様症状
  • 集中力低下
  • 疲労感

を引き起こす要因となります。

つまり、
胃疲れ → 軽度の炎症 → 脳機能への影響
と波及して不調が引き起こされるのです。


◇胃疲れは「心の弱さ」ではありません

胃の不調と気分の落ち込みが重なると、
「自分が弱いからでは?」と感じてしまう方も少なくありません。

しかし実際には、
身体の疲労が先にあり、心は後から影響を受けている

ということがほとんどです。

胃を整えることは、

  • 自律神経を整える
  • 気分を安定させる
  • 日常生活の質を取り戻す

ための重要な一歩です。

胃は、心身のバランスを映し出す非常に繊細な臓器です。
胃の不調が続くときは、身体と心の両方が疲れているサインかもしれません。

気分の落ち込みを感じたとき、
「心」だけでなく「胃」にも目を向けてみる。
それが回復への近道になることも少なくありません。

ぜひ参考にしてみてください。


参考文献

  1. Mayer EA. The neurobiology of stress and gastrointestinal disease. Gut. 2000.
  2. Carabotti M, et al. The gut–brain axis. Annals of Gastroenterology. 2015.
  3. Cryan JF, Dinan TG. Mind-altering microorganisms. Nat Rev Neurosci. 2012.
  4. Foster JA, Neufeld KA. Gut–brain axis and depression. Trends Neurosci. 2013.

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