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女性ホルモンとアロマテラピー⑦

2018.09.25

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで6回にわたり、『女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー』を

ご紹介しています。

今回は少し視点を変えて東洋医学の視点から女性のためのアロマテラピーをご

紹介いたします。

 

西洋医学における「腎臓」は、血液を濾過して尿を作り、身体にとって不要なものを

体外に出す働きがある臓器とされています。

東洋医学の「腎」は、腎臓としての働きだけでなく成長、発育、生殖に関する働きを

生涯にわたって左右する非常に重要な生命力の元と考えられています。

幼児期から思春期・壮年期への成長や機能の発達も「腎」の調節によって行われて

いるのです。

すなわち、「腎」は、骨、歯・髪などの発育や維持と関係が深いほか、性機能や排卵・

月経などの生殖機能とも深く関わっているのです。

 

その「腎」が不足、弱ってしまっている状態=『腎虚』になってしまうと、子宮や

女性ホルモンに関係したお身体のトラブルが起きやすくなってしまいます。

それらの症状が前回までにご紹介した生理不順や月経痛、無月経、ひいては

不妊症や不育症等です。

 

『腎虚』は腎が不足してしまっているので、腎を補ってあげる必要があります。

食生活では黒い食べ物がお勧めです。

海藻類や木の実類、キクラゲやナメコなどのキノコ類を積極的に摂るようにしましょう。

また、白米を雑穀米や玄米にするのも効果的です。

急に100%玄米では苦手に感じる方も、最初は白米に少し玄米を混ぜたり、食べやすい

発芽玄米からトライしてみて下さい。

また、腎虚は冷えに悩む方が多い体質です。

特に今の時期は朝晩と日中の寒暖差が大きいので羽織物を常備したり、「おしゃれより防寒」

を優先して少しでも冷える環境を減らしましょう。

 

冷えがある方はお灸でのケアがお勧めです。

腎兪(じんゆ)・関元(かんげん)・太?(たいけい)にお灸をすることで身体を温める力が

アップします。

腎兪:肋骨の下を結んだ線上で、背骨から左右指2本分の(背中の筋肉の盛り上がった)ところ

関元:おへそから指4本分下

太谿:内くるぶしの下から後方に少しずらしたところのアキレス腱の間のくぼみ

火を使わないお灸『せんねん灸太陽』ならお灸を付けたまま他の行動もできますし、

火の始末の心配もないので、忙しい方やお灸初心者のかたに特にお勧めです。

 

また、当院では、女性ホルモン関係でお悩みの方に『陰陽五行オイルトリートメント』を

お勧めしています。

『腎』は五行の「水」に属するので、「水」のオイル『リジェネレーション』

「腎経」をしっかりとトリートメントを行います。

女性に多いお悩みである浮腫みや下半身の冷えの改善にもつながりますので、

気になる方は是非スタッフにお声かけください!

 

 

 

女性ホルモンとアロマテラピー⑥

2018.09.11

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、『女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー』を

ご紹介しています。

前回は「月経不順」についてご説明いたしましたが、今回はさらに症状が

進んでしまった状態、「無月経」についてご紹介いたします。

 

『無月経』とは、月経が3か月以上ない状態を言います。

医学的には、18歳になるまで生まれてから一度も月経を経験していない「原発性無月経」

と、反復的な周期の月経を経験していた女性が、3か月以上月経がなくなってしまう

「続発性無月経」に分類されますが、ここでは「続発性無月経」について説明いたします。

 

前回もご紹介したように、特に初経後などの若い女性は、ホルモンバランスが安定せず、

月経周期が崩れることはよくあることです。

頻発月経や稀発月経は、生活リズムを整えれば多くの場合周期が安定してきます

 

ホルモンバランスの乱れの原因には以下のようなものが考えられます。

・長期にわたる体調不良や精神的ストレス

・無理なダイエットや拒食症

・過度のスポーツなどによる体脂肪の過度の減少

・薬の副作用                等

 

 

しかし、無月経のなかには甲状腺や卵巣、下垂体などの病気が隠れていることがあります。

病気にはなっていなくても、ホルモンの分泌が促されないことで、骨が脆くなって骨折

しやすくなったり、子宮が大きくならず将来的に不妊に悩まされることが多くなります。

 

月経前や月経中は腹痛や頭痛が起きたり、精神的に不安定になりイライラする女性も多く、

月経=不調、面倒と思う女性も多いようです。

中には、「生理がこないほうが楽」と考える人もいるかもしれませんが、月経は女性の

体と心を健康に保つための重要な役割を果たしているのです。

無月経の状態を6カ月以上放置すると、回復が難しくなるといわれています。

「生理周期が乱れている」「3カ月生理がきていない」といった人は早めに

受診することをお勧めします。

 

もちろんアロマテラピーによるセルフケアもおすすめです。

「無月経」に有効な精油はホルモンバランス調整作用の中でも特に、

エストロゲン様作用のある精油です。

・イランイラン

・フェンネル

・クラリセージ

・ジャスミン    等

 

いずれも芳香浴だけでなく、ホホバなどの植物油で1%程度に希釈し、デコルテに塗って

吸入するか、腹部や足の内側に塗布するのもおすすめです。

また、精油とバスソルトを混ぜてアロマバスにするのもおすすめです。

是非お試しください!

 

次回も、「女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー」をご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

女性ホルモンとアロマテラピー⑤

2018.09.04

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、『女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー』をご紹介

しています。

今回は「月経不順」についてご紹介いたします。

 

『月経不順』とは、『月経異常』とも言い、「正常月経」に当てはまらない月経の総称です。

正常月経の範囲は、以下の様になっています。

・月経周期日数:25~38日(変動:6日以内)

・出血持続日数:3~7日(平均4.6日)

・経血量:20~140ml

これに当てはまらない場合が月経不順=月経異常となります。

 

代表的な月経不順には以下のようなものがあります。

・頻発月経

生理周期が25日未満と短く、短期間で出血が反復したりすることがあります。

排卵の有無により卵胞期の短縮、黄体期の短縮(黄体機能不全)および無排卵周期症

などがあります。

初経から間もない時期や閉経直前に多く見られます。

・希発月経

頻発月経とは逆に、月経周期が39日以上3ヶ月以内のものを希発月経といいます。

無排卵周期症や卵胞の成熟が遅れることにより卵胞期が長くなってしまい、月経周期

そのものまで長くなってしまうことが原因です。

若い女性はホルモン分泌リズムが整っていない為、頻発月経と揮発月経を交互に繰り返す

場合もあります。

・機能性子宮出血

ホルモンによる月経のコントロールが変化することによって起こる異常出血をいいます。

月経周期や出血の量、持続日数などからみて月経とは異なる出血のことをいいます。

頻発月経と同じく、初経から間もない時期や閉経直前に多く見られます。

月経不順や無月経の原因で多いのは、急激なダイエットやストレスによるホルモン

バランスの崩れです。

また、昼夜逆転の生活やオーバーワークなど、不規則な生活によって月経リズムが

乱れる人もいます。

自己流のダイエットや食事制限をやめる、有酸素運動を生活に取りいれる、

夜寝る前にリラックスタイムを設ける、睡眠時間を十分に確保する等ちょっとしたことから

改善につながりますので、月経不順でお悩みの方はご自身の私生活を振り返ってみましょう。

 

もちろんアロマテラピーによるケアもおすすめです。

月経痛に有効な精油はホルモンバランス調整作用や加温効果のある精油です。

・イランイラン

・カモミール・ローマン

・シダーウッド

・ブラックペッパー

・ゼラニウム    等

いずれも芳香浴だけでなく、ホホバなどの植物油で1%程度に希釈し、デコルテに塗って

吸入するか、腹部や足の内側に塗布するのもおすすめです。

また、精油とバスソルトを混ぜてアロマバスにするのもおすすめです。

是非お試しください!

 

次回も、「女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー」をご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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