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東洋医学⑰

2019.11.29

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

前回は「木の臓=肝」の不調についてお話させていただきました。

簡単におさらいをしますと、肝には「蔵血作用」と「疏泄作用」の二つの大きな働きがあり

肝が不調になると以下のような症状が出やすくなります。

・身体の不調:頭痛やめまい、耳鳴りや難聴、月経異常、手足の痺れ

・情緒面の不調:精神抑うつ、怒りっぽくなる、感情の起伏が激しくなる

 

今回は「火の臓=心」の不調について説明していきます。

 

「心とは生の本」(『素問』六節蔵象論篇)と記されているように

心は生命の根本を担う臓器です。

心の主な働きは血を全身に巡らせる「血液循環作用」です。

 

この働きが低下してしまうと、四肢や各器官まで血が届かず

全身のあちこちで栄養障害を生じてしまいます。

特に顔は血脈が多いため症状が現れやすく

不調時には顔色が青白く、唇も紫色になります。

このような症状が出ると、心は血行障害を改善したり血虚を解消するために

拍動を増やして血の運行を促進させようとします。

その結果、動機や不整脈、胸内苦悶や胸痛、貧血、

息切れ、手足の冷えなどの症状を起こしやすくなります。

また、心に関連する汗や舌にも症状が現れやすくなります。

特に多汗は心陽が亢進状態になる場合だけでなく

心気虚や心陽虚の場合にも起こります。

舌は味覚障害や舌がもつれる等の症状として心の状態が反映されます。

 

心は「君主の官」ともいわれ、精神や意思等をつかさどる神(神志)が存在します。

心の不調によって神志をつかさどる作用が失調すると、集中力や判断力や記憶力の低下

不眠や多夢などの症状が現れます。

また、火が対応する五志=喜は人体の生理活動に対してプラスに作用しますが

過度になると心を損なうことがあります。

心神が変動すると哄笑や些細なことでも悲しみの感情が生じるようになってしまいます。

このような「心」の不調が生じた場合は、心拍数が急上昇するような激しい運動や暑すぎるお風呂を避けるようにしましょう。

また、喜びのあまり興奮したり、過度な驚きも心を傷めますので

なるべく平穏に過ごすことがことが「心」の回復・養生のカギになります。

 

次回は「土の臓=脾」の不調についてご紹介していきます。

「東洋医学⑯」

2019.11.18

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

 

前回から東洋医学の内臓観『蔵象説』についてご紹介しています。

少し間が空いてしまいましたので、まずは復習からはじめていきますね。

 

東洋医学では臓腑(内臓)は単なる身体の構成物質ではなく

生理的・病理的な現象、精神活動の中心と考えられています。

 

『蔵象説』の『蔵』は内臓を指し

『象』は外に現れる生理的・病理的現象を意味します。

 

すなわち、人体の生理・病理現象の観察を通じて

各内臓の病理や相互関係を解き明かすのが蔵象説であり

臨床治療における根本となっているのです。

 

そして、臓腑は表裏関係にあり臓腑が一つずつ対になって五行の一行に属しています。

 

肝と胆は「木」、心と小腸は「火」、脾と胃は「土」

肺と大腸は「金」、腎と膀胱は「水」に属します。

 

これらの表裏関係にある臓腑は経脈で繋がっていて変調を伝えやすくなっています。

 

 

今回は「木の臓=肝」の不調について説明していきます。

肝の大きな働きは「蔵血作用」と「疏泄作用」です。

 

「蔵血作用」とは血の貯蔵と血流量調整の働きを指します。

就寝時には肝に血液が還流し貯蔵されることで、心神が安寧となるので眠くなります。

そして日中になると血を四肢に分配し、心身の活動をサポートします。

 

しかし、肝が不調になると蔵血作用がうまく機能しなくなり

各部での血虚から頭痛やめまい、耳鳴り、難聴、月経異常が生じるようになります。

また、肝血不足が続き筋が栄養不足になってしまうと

運動機能の低下や手足の痺れ、痙攣を引き起こすようになってしまいます。

 

 

もう一つの「疏泄作用」とは全身の「気」を調節する機能です。

「肝」は元々怒りやストレスなど感情の影響を受けやすいのですが

この疏泄作用の働きが乱れると全身の気(神を含む)の巡りが悪くなってしまいます。

 

体内に肝気が過剰になって停滞してしまうと精神抑うつやイライラと怒りっぽくなったり

感情の起伏が激しくなるというような情緒面で大きな影響が出ます。

また、気の詰まりからくる胸の苦しさや攣れるような痛み、月経異常などが生じるようになります。

 

このような「肝」の不調が生じた場合はまずストレスを避け

リラックスした時間を持つことが「肝」の回復・養生のカギになります。

 

次回は「火の臓=心」の不調についてご紹介していきます。

おすすめの精油

2019.11.05

こんにちは!

セドナ整骨院の根本です。

 

朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりましたが

いかがお過ごしでしょうか?

寒暖差が激しいと自律神経の乱れが起こり様々な不調が起こりやすくなります。

自律神経を整える為にも質の良い睡眠が大事になってきます!

 

本日は質の良い睡眠を助けてくれるぴったりの精油をご紹介致します。

 

「DRエバーハルト社 ブレンドオイル

おやすみなさい(スリープウェル)」です(*^^*)

 

 

 

 

 

 

 

リラックス効果で有名なラベンダーや

オレンジの香りに似た甘い香りのマンダリン、

カモミールローマン、フェンネルがなどリラックス作用の高い精油がブレンド配合されております。

ブレンドされているのを詳しくすると…

 

○ラベンダー

心を穏やかにし、神経のバランスを調整し、深い眠りに導いてくれます。

炎症を抑え、殺菌する力が強力で、種々の菌への抵抗力を強めます。

血液循環を促進し身体を温めるため、痛みを抑えるときにも使えます。

 

○カモミール・ローマン

リンゴのような甘くて爽やかな匂いがすることから「地面のりんご」と呼ばれています。

精神・肉体の緊張、不安や不眠、ショックなどを和らげる効果があります。

鎮痛・鎮痙の他に、女性特有の疾患に使用でき、臓器の働きを正常に戻す作用があります。

○マンダリン

甘いオレンジの香りが特徴で

小さなお子様からお年寄りまでお使いいただける優しい精油で

胃腸など消化器系の不調によく用いられます。

皮膚の弾力を増すのでオイルと希釈すれば妊娠線予防にもお使いできます。

落ち着きがない、また夜泣きがひどいお子様へのケアにもよく用いられ、心身のバランスを整えて、リフレッシュさせてくれる作用があります。

○フェンネル

スパイシーだがふんわり甘い香りが特徴です。

女性特有のトラブルにも有効で冷えなどにもとても効果のある精油です。

緊張をほぐして心身を温め、リラックスさせる作用もあります。お子様のお腹の不調にも使用ができ、食欲増進、カラダを温め代謝を促します。

 

このようなリラックス作用の高い精油が

ブレンドされております!

 

この時期のおススメの使い方としては

湯船に数的垂らしてお使い頂くとお身体も芯から温まり眠りやすくなります。

 

ディフィーザーなどの特殊な器具がなくてもティッシュやコットンに数滴含ませ

枕元に置いてもお使いが出来ます。

 

お試しもできますのでお気軽にスタッフまでお声掛け下さい!

 

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