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顎関節症について② 顎の関節の雑音

2019.08.31

皆さんこんにちは!

セドナ整骨院の河田です。

 

前回は顎関節症の症状についてご紹介しました。

 

改めてもう一度ご紹介します。

①咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み

②顎の関節の雑音

③顎の運動の異常

④随伴症状

 

が挙げられます。

 

前回は①咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み

についてお話しました。

 

今回は「②顎の関節の雑音」について、

顎の構造を交えながらお話していきます。

 

顎の関節は側頭骨にある下顎窩と下顎の下顎頭が連なっています。

 

 

その間には、顎の動きをスムーズに行うためのクッションとしてはたらく関節円板という組織があります。

さらに関節の位置を安定させるための靭帯と、関節を動かすための筋肉(咀嚼筋)で成り立っています。

 

この関節は、蝶番運動(ちょうつがいのような動き)だけでなく、

前方への滑走運動(ずらすような動き)を伴うとても複雑に動いてくれる関節です。

 

関節の雑音は、顎関節のクッションとしてはたらく関節円板がずれることにより起こります。

顎の開閉時に下顎頭がその関節円板を乗り越えるときに起こる「カク」「ガク」というクリック音

また、顎の凹凸がこすれる時に起こる「ザラ」「ミシ」といったクレピタス音があります。

 

顎の痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたらご相談ください!

 

次回は「③顎の運動の異常」についてお話します。

鍼灸治療の作用①

2019.08.29

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。

今回は「鍼灸治療の作用」をご紹介していきます。

まず鍼治療の作用

・調整作用
・誘導作用
・鎮痛作用
・防衛作用
・免疫作用
・消炎作用
・転調作用
・反射作用

この8つの作用があげられます。

 

1つ目の調整作用とは組織に一定の刺激を与えて、その機能を調整する作用です。

その中でも興奮作用と鎮静作用に分けられます。

興奮作用は知覚の機能が低下していたり、

運動麻痺のような神経機能の減弱や内臓諸器官の機能低下に対して、

興奮させる作用です。

鎮静作用は疼痛などの異常に機能が興奮している病気に対して、鎮静させる作用です。

 

 

2つ目の誘導作用とは痛みの出ている部分に直接鍼を刺入するか、

または痛みの部分から遠い部分に鍼を刺入して、その部分の血管に影響を与えることで充血を起こし、

痛みの部分の血流を調節する作用です。

 

 

3つ目の鎮痛作用とは痛みを抑えてくれる物質(内因性モルヒネ様物質)や

下行生抑制系といわれる機能によって鎮痛を起こすさようです。

 

 

4つ目の防御作用とは白血球や大貪食細胞など血管ないに侵入して来た異物を攻撃する細胞を増加させることで、

各器官の治癒機能を促進させ、生体の防御能力を高める作用です。

 

 

次回は「鍼灸治療の作用②」で残りの作用とお灸の作用をご紹介していきます。

どうぞ宜しくお願いします。

顎関節症について①

2019.08.25

皆さんこんにちは。
セドナ整骨院の河田です。
今回は「顎関節症」についてのお話をさせて頂きます。
まず顎の症状として一番最初に思い浮かぶもの、
それは顎関節症ではないでしょうか?
顎関節の診断として、
1.顎関節や咀嚼筋(噛む筋肉)等の痛み
2.顎の関節の雑音
3.開口障害、顎の運動の異常
が挙げられます。
このうち、ひとつでも該当すると、顎関節症に当てはまります。
■症状
顎関節症の主な症状として、次のようなものが挙げられます。
1.咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み
2.顎の関節の雑音
3.顎の運動の異常
4.合併症状 ※詳しくは今後話していきます
このうち、今回は「1.咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み」について紹介します。
まず、咀嚼筋の説明をします。
「咀嚼筋」という名前の筋肉なのではなく、
噛むための筋肉がいくつかあり、
それらを総称して「咀嚼筋」といいます。
・咬筋
・側頭筋
・外側翼突筋
・内側翼突筋
この四つになります。
私たちは物を噛んだり
顎を前に出したり横に動かしたりという動作が可能ですが、
これらの筋が役割を持って動かしています。
顎の関節の痛みには、咀嚼筋といわれる顎の
開閉運動をさせる筋肉の痛みと顎の関節の痛とがあり、
どちらも顎を運動させた時におこります。
口を開閉したときに痛みが出ることが殆どで、
動かしていないときに起こることはまれです。
割合的には関節よりも筋肉に痛みが出るほうが圧倒的に多いといわれています。
その痛みが筋肉なのか、関節なのかの判断も大切になってきます。
顎の関節についてわかりやすく、
すこし踏み込んだ内容についてもお話していきます。
次回も顎関節症についてご紹介していきます!

鍼灸治療について①

2019.08.24

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。

今回は「鍼灸治療」についてご紹介していきます。

まず始めにどんな鍼を使用しているのかを紹介したいと思います。

上の写真のように「髪の毛」と同じくらいの太さのものを鍼治療では使用しています。

注射針の太さは約0.7~0.9㎜。

鍼施術で使われている鍼の太さは注射針の3分の1位の太さ0.14~0.34㎜

先端は丸まっていて、組織の間を縫って身体の中に入っていくようになっています。

注射針のように先が尖っているわけではありません。

皮膚を切って身体の中に入っていくわけではないので、痛みを伴うことは少ないです。

長さは約30~90㎜。

身体に刺す長さとしては身体の部位によって異なりますが

大体が約10〜30㎜です。

 

次にお灸についてです。

セドナ整骨院で使用しているお灸はこちらです。

この円柱のところに「もぐさ」という植物を乾燥させて固めたものが入っています。

もぐさはヨモギの葉から作られています。

主にヨモギの葉の裏面にある「毛茸」と「腺毛」からできています。

毛茸とはキク科植物などの葉に密生する白い毛のことです。

腺毛には揮発性の精油が含まれています。

精油の主成分はチネオールと言われるもので、燃焼によりもぐさ独特の芳香を発します。

その他には線維、タンパク質など有機物、類脂質、灰分、ビタミンB、ビタミンCなどを含んでいます。

 

 

次回は「鍼灸治療の作用」についてご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします。

頭痛について⑤

2019.08.04

こんにちは!セドナ整骨院の河田です。

本日は「群発性頭痛」についてお話します。
【群発性頭痛とは】
ある期間に集中して起こる頭痛のことです。
数ヶ月から数年に一度、数週間から数ヶ月の間のほぼ毎日、
一日のなかでも決まった時間帯、特に夜間に激しい頭痛発作が連日起こります。
頭痛の起こっている期間のことを“群発期”と呼びます。
群発性頭痛は20~40歳代の男性に多いと言われ、女性の3倍にのぼるとされています。
しかし、その理由は明確にわかってはいません。
群発性頭痛の主なきっかけはアルコールであるといわれています。
【群発性頭痛の症状】
群発性頭痛では、片側の目の奥に激しい痛みが訪れ、
目の充血や鼻水・鼻づまりといった別の症状もあらわれます。
【日常生活での予防】
日常の中で、頭痛が誘発されるようなことを
出来るだけ取り除くことを心がけましょう。
“群発期間”での飲酒は避けましょう。
アルコールを楽しみたい人はその期間以外にした方が良いです。
また、気圧の急な変化は血管を拡張させたり、
神経を刺激し頭痛を引き起こしやすいので登山や飛行機に乗るとき
医師に相談のうえ、行うようにしてください!

「東洋医学⑫」

2019.08.01

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで『経穴(ツボ)』について

そして日常に取り入れやすいツボ押しついてご紹介してきました。

今回からは『経穴(ツボ)』のプロフェッショナルな活用

『鍼灸治療』についてご紹介していきます。

 

『鍼灸治療』の治療効果は日本、中国、韓国などのアジアだけでなく欧米などでも採用されています。

WHO(世界保健機関)

神経系疾患(神経痛、脳卒中後遺症、自律神経失調症、ノイローゼなど)

運動器系疾患(関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎など)

循環器系疾患、消化器系疾患、代謝内分泌系疾患

など多くの疾患への有用性を認めています。

また近年では、NHI(米国国立衛生研究所)が病気に対する

鍼灸療法の効果と、その科学的根拠、西洋医学の代替療法としての有効性を正式に認めています。

 

 

『鍼灸治療』のうち、『鍼治療』は非常に細い金属の鍼を使って

治療を行うことで『鍼術』とも言います。

人間の身体は刺激を与えるとその部位を守ろうとしたり

逆に興奮状態にあるものを鎮静化する性質があります。

これを「恒常性維持機能(ホメオスターシス)」と言います。

鍼治療は、そうした身体の反応を利用し

体の表面に刺激を与え、病気の治療や予防を行います。

特に前回までにご紹介してきた『経穴(ツボ)』から『経絡』を刺激し

その経絡に関係する臓腑や気・血・津液の変調を調整して

正常な状態に戻す治療法は、まさに東洋医学独特のものです。

元々は経験療法から始まったとされていますが

その後陰陽論や五行論、気・血・津液などの思想が加味され、体系化されてきました。

次回は『鍼治療』の効果や特性についてご紹介いたします。

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