皆さんこんにちは!
セドナ整骨院の河田です。
前回は顎関節症の症状についてご紹介しました。
改めてもう一度ご紹介します。
①咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み
②顎の関節の雑音
③顎の運動の異常
④随伴症状
が挙げられます。
前回は①咀嚼筋の痛みと顎の関節の痛み
についてお話しました。
今回は「②顎の関節の雑音」について、
顎の構造を交えながらお話していきます。
顎の関節は側頭骨にある下顎窩と下顎の下顎頭が連なっています。
その間には、顎の動きをスムーズに行うためのクッションとしてはたらく関節円板という組織があります。
さらに関節の位置を安定させるための靭帯と、関節を動かすための筋肉(咀嚼筋)で成り立っています。
この関節は、蝶番運動(ちょうつがいのような動き)だけでなく、
前方への滑走運動(ずらすような動き)を伴うとても複雑に動いてくれる関節です。
関節の雑音は、顎関節のクッションとしてはたらく関節円板がずれることにより起こります。
顎の開閉時に下顎頭がその関節円板を乗り越えるときに起こる「カク」「ガク」というクリック音。
また、顎の凹凸がこすれる時に起こる「ザラ」「ミシ」といったクレピタス音があります。
顎の痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたらご相談ください!
次回は「③顎の運動の異常」についてお話します。