Blog記事一覧 > 東洋医学 > 「東洋医学⑭」

「東洋医学⑭」

2019.09.03 | Category: 東洋医学

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

今回は『鍼灸治療』のうち、『灸治療』の効果や特性についてご紹介していきます。

『灸治療』は『鍼治療』と同様、身体に刺激を与えることで

恒常性維持機能(ホメオスターシス)

の反応を導き出し、病気の治療や予防を行います。

「鍼治療」が鍼によって機械的刺激を与えるのに対し

「灸治療」はもぐさによる温熱的刺激によって局所を温め

循環を改善することで効果を得ます。

 

 

「灸治療」に使用するもぐさはヨモギの葉から作られます。

ヨモギは殺菌・消炎・保湿効果に優れ

古くから止血用の薬草としても用いられてきました。
そのヨモギの葉の裏にある毛茸と腺毛がもぐさの主成分で

燃焼した際の独特の香りは腺毛に含まれる精油成分「チネオール」によるものです。

 

「灸治療」には直接灸間接灸の2種類があります。

直接灸は有痕灸とも呼ばれ、整体に強い温熱的刺激を与え

それに伴って生じる生体反応を治療に利用します。

間接灸はもぐさと肌の間に台座などを置き

心地よい温熱刺激で効果的な生体反応を与えます。

輻射熱による温熱刺激なので灸痕が残らないため扱いやすく、一般向けにも販売されています。

 

『灸治療』の効果は大きく分けて以下の3つに分けられます。

「増血作用」
赤血球・血色素料を増やし、血流を改善する

「止血作用」
血小板の働きを良くして血液凝固時間を短縮し、治療を促進する

「免疫作用」
心機能を亢進させたり、血管の収縮力を増強する

 

また、冷えを伴う症状にも効果があるなど、上記の効果以外にも様々な効果があります。

『灸治療』については、セドナ整骨院のHPの「一般施術」の「鍼灸治療」のページでも詳しくご紹介しておりますので、そちらも是非ご覧ください。


アクセス情報

所在地

〒260-0045
千葉市中央区弁天2-1-1 秋葉ビル1F

休診日

水曜・祝日