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妊娠中のアロマテラピー⑤

2018.11.20

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで「妊娠中のアロマテラピー」について基本的なことをご紹介してきました。

色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも

楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。

 

今回からは、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明していきます。

前回は、妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状にどんなものが

あるのか、というお話をさせて頂きました。

今回からは、その症状にお薦めのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。

 

今回は妊娠初期から起こりやすく、また妊娠後期まで症状が持続してしまう方も多い

「頭痛」についてお話ししていきます。

そもそも何故、妊娠中に頭痛が起きやすくなるのでしょうか?

1、ホルモンバランスの乱れ

妊娠中は、エステロゲンというホルモンが大量に分泌されます。

エストロゲンが分泌されることで、乳腺が発達し産後に授乳できるようになるのですが、

大量に分泌されることで頭痛を引き起こしてしまうとされています。

2、体重増加

妊娠中は体重が増加していくのが普通ですが、どうしても体への負担が大きくなります。

普段から行っている家事や、少し出かけるといった動きだけでも、重い体を動かす分、

疲労がたまりやすくなり頭痛がしやすくなります。

3、睡眠不足

妊娠中期や後期になるとお腹が大きくなり、寝ている体勢も苦しく、寝返りを打てないので

熟睡できなくなります。

毎日熟睡できないことが原因で、気づかないうちに寝不足になり頭痛を引き起こします。

4、高血圧

妊娠すると血液は通常の1.3倍から1.5倍増加します。

通常は血管が拡張して容積が増えるので、血圧が上がることなく通常値が保たれます。

しかし、何らかの原因で血管がうまく広がらず、増えた血液が血管を圧迫して血圧が

上がります。

高血圧になると脳血管が広がり、その周りにある神経を圧迫してしまうので偏頭痛のような

頭痛がおこりやすくなります。

5、鉄欠乏症貧血

上記の通り、妊娠すると母体の血液は増加するようになっています。

しかし、赤ちゃんが成長すると鉄分の消費が激しくなり、摂取量が消費量に追いつかず

鉄分不足の貧血になりやすいのです。

貧血は血の巡りを悪くし頭痛を引き起こす原因となります。

 

適正な体重増加を維持する、睡眠環境を整える、鉄分・葉酸を多めに摂るなど、頭痛の

原因が分かれば少しずつ体調に合わせて頭痛の予防を行う事も大切です。

ここではすでに症状として頭痛が現れてしまった際の対策をご紹介いたします。

・リラックスできる香りで芳香浴

頭痛が起こってしまうと身体を動かすのもおっくうになったり、いらいらしやすくなったり

気分が落ち込むなど、連動して心身への様々な不調が出やすくなります。

芳香浴でしたら基本的にNGな精油はないので、ご自身のお好きな香りを楽しんで、まずは

気持ちを落ち着かせ、心身の緊張をとるようにしましょう。

多幸感や安心感を与える香りとして、とくに花の香りや柑橘系の香りがお勧めです。

頭痛が原因で香りに敏感になっている場合は滴数を少なくして使用しましょう。

・フッドバスやハンドバスで温め&リラックス

頭痛がひどく、動けない場合は身体を休めることが先決ですが、そこまでひどくなく

座れるくらいの体調でしたら部分浴がお勧めです。

洗面器などに38~40℃のお湯を張り、精油を2滴ほど垂らして足や腕などを部分的に

沐浴します。

身体が温まることで血行が良くなり、頭痛が収まりやすくなります。

また、香りによってリラックス効果もありますのでW効果で非常にお勧めです。

使用できる精油は「妊娠中のアロマテラピー③」を参照してみて下さい。

 

 

 

次回もマイナートラブル解消のためのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。

妊娠中のアロマテラピー④

2018.11.13

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで3回「妊娠中のアロマテラピー」についてご紹介をしています。

色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも

楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。

 

今回からは、『妊娠中に取り入れたいアロマトリートメント』についてご説明いたします。

 

皆さんは、妊娠中の「マイナートラブル」という言葉をきいたことがありますか?

マイナートラブルとは、妊娠中に起こる不快な症状のことです。

 

体の外側に現れる症状のほか、本人にしか分からない内面的な症状や、本人でもよく

分からない精神的な症状があります。

基本的には病気ではない為、本人にとっては辛い症状でも「治療の必要が無い」と

言われてしまう事がほとんどなのです。

また、妊娠が終わることで自然に解決されるので、我慢をしてしまう妊婦さんも多い

のが事実です。

 

マイナートラブルが起こる原因は大きく分けて2つあります。

・ホルモンバランスの変化

妊娠初期にはhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が急激に分泌されます。

また、妊娠後期から出産に向けてはエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン

(黄体ホルモン)が徐々に増えるため、妊娠時期によってさまざまなトラブルが

起こります。

・子宮の増大

妊娠週数が進むにつれて、お腹の赤ちゃんの成長とともに、子宮は大きく重くなります。

子宮が大きくなることで、周囲の臓器が圧迫されてトラブルが起こるほか、子宮が重くなる

ことで、それを支える下半身に負担がかかることでトラブルが起こりやすくなるのです。

そんなマイナートラブルの解消にこそアロマテラピーでのセルフケアがお勧めです!

まず今回は、マイナートラブルにはどんなものがあるのかご紹介いたします。

妊娠初期

・吐き気   ・頭痛   ・めまい

・妊娠顔貌  ・静脈瘤  ・手足のしびれ

・情緒不安定

妊娠中期

・腰痛    ・背部痛  ・瘙痒感

・便秘    ・妊娠線(肉割れ)

妊娠後期

・貧血    ・むくみ  ・こむらがえり

 

次回からマイナートラブル解消のためのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。

妊娠中のアロマテラピー③

2018.11.06

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前々回から「妊娠中のアロマテラピー」についてご紹介をしています。

色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも

楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。

 

今回は、実際にアロマテラピーを行う際に非常に重要な『妊娠中に使える精油・注意が

必要な精油』についてご説明いたします。

 

まずは妊娠中も安心して使える精油です。

代表的なものでは柑橘系と鎮静作用のある精油です。

・オレンジ  ・レモン ・グレープフルーツ

・マンダリン ・乳香  ・ビャクダン  等

これらの精油は気持ちをすっきりさせたり、落ち着かせるだけでなく、ムクミ対策や

妊娠線対策にも使える精油です。

まさに妊娠中に大活躍の精油です!

 

以下は妊娠中の使用に注意が必要な精油です。

通経作用のある精油

通経作用とは生理を促す作用のことです。

生理不順や生理痛の緩和などに効果があるとされていますが、卵巣機能や女性ホルモンの

分泌に影響する為、特に妊娠初期の使用は控える事をおすすめします。

妊娠中期以降は体調に合わせて少しずつ使用するようにしましょう。

・クラリセージ      ・ローズ         ・マジョラム             

・ローズマリー   ・セージ         ・スペアミント          

・シナモンリーフ  ・フェンネル  ・サイプレス             

・カモミール         ・ラベンダー  等

 

子宮収縮作用のある精油

精油の中には子宮を収縮させ、分娩を促す作用が認められているものがあります。

出産時に陣痛を和らげたり、スムーズな出産に導く作用があり、アロマテラピーを

取り入れている産婦人科もありますが、上記の精油と同様、妊娠初期・中期の使用には

注意が必要です。

・ジャスミン  ・ゼラニウム  ・パルマローザ

・ヒソップ   ・クローブ           等

 

神経毒性の強い精油

神経毒性とは、神経系統に強く働きかける作用のことです。

妊娠中・授乳中の女性、乳幼児、高齢者、重い疾患を持つ人、てんかんの人は使用を

さけたほうが良いとされています。

・ペパーミント    ・ローズマリー・カンファー

・シダーウッド  ・ブラックペッパー    等

 

前回ご説明させて頂いたように、上記の精油も芳香浴でお使いいただく場合は全く

問題ありません。

必要以上に心配せず、匂いを嗅いで良い香りだと感じるものは芳香浴で積極的に使って

気分を明るく穏やかに保ちましょう。

アロマバスやオイルトリートメントを自宅で行う際には、一度プロの方、詳しい方に

相談すると、より安心かと思います。

セドナ整骨院のスタッフにもぜひご相談ください!

 

次回からは妊娠中に取り入れたいアロマトリートメントをご紹介いたします。

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