こんにちは
セドナ整骨院 千葉駅前院の出口です。
2月に新しく浦安駅前に鍼灸治療院が完成します。
そのプレオープンとして2月2日(日)に無料施術体験会を開催いたします!
整体、鍼灸、オイルトリートメントからお好きな施術を選んで受けることができます。
何が合うか分からない方は当日に担当の先生が問診をし最適な施術をご提案させていただきます。
一人ひとり真剣に誠実に、感謝の気持ちを込めて施術をいたします。
身近な方、大切な方、良くなってもらいたいと思う方…
ぜひ一緒にお越しください。
ご来院心よりお待ちしております。
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プレオープン専用ダイヤル
043-488-2301(ユーカリが丘院)
〒279-0002
千葉県浦安市北栄1-12-7
東西線浦安駅『東口』を出て右に曲がって徒歩30秒
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です
前回は「奇恒の腑」の不調についてお話させていただきました。
簡単におさらいをしますと、「奇恒の腑」は五臓とも六腑とも異なる『通常ではない臓器』とも言われます。
具体的には、脳・髄・骨・脈・胆・胞宮(女子胞)を指します。
これら6つの奇恒の腑は機能的には五臓と似て、精気を貯蔵して身体の成長活動の源を担っています。
一方、形は腑に似ていますが、六腑のように消化吸収をすることもなく、胆以外は対になる臓腑もありません。
その為『奇恒=通常ではない』と呼ばれています。
前回は「奇恒の腑」のうちの脳・髄・骨についてご紹介しました。
「脳」は頭骨の内部にある大きな「髄」であると考えられています。
また、「骨」は「髄」によって養われており、「脳」や「骨」の中を満たしているのが「髄」です。
今回は「奇恒の腑」のうち、脈・胞宮・胆の働きと不調について説明していきます。
「脈」は「脈は血の府」と『素問』脈要精微論篇に記されていて、現代で言う血管とほぼ同義とされています。
脈はその中に営気と血を通し、気血を全身に行き渡らせる働きを持ちます。
そして、血液が血管を『環の端無きが如く』流れていくことから、『正経十二経脈』の三循環式の考え方が生まれたと言われています。
脈は心と関係が深い為、心が変調をきたすと脈にも不調が現れます。
脈に不調が生じると、営血が全身に巡らなくなり、脈拍の異常等の症状が現れます。
「胞宮」は子宮を中心とした女性の内生殖器官全体を指します。
胞宮の主な働きは、月経と懐胎・出産と司る事と、肝血と腎精を主原料とする精血を蓄える事です。
精血の状態の変化や胞絡(衝脈・任脈・督脈)の失調が起こると、胞宮にも不調が現れます。
月経では月経不順・月経痛・帯下・不正出血・閉経等
懐胎では悪阻・胎児の不育・逆子等、出産では微弱陣痛や流産等が代表的な症状例です。
「胆」は「奇恒の腑」の中で唯一、「六腑」にも属しています。
これは胆が消化吸収の機能を持つ一方、
飲食物の移送・貯蔵に関しない性質に所以します。
胆は肝と表裏関係にあり、肝が変調を生じると胆にも不調が現れます。
胆に変調が生じると胆汁の分泌に異常が生じ
飲食物が胃から逆流を起こしやすくなります。
又その影響で、耳鳴りや黄疸などの症状が現れやすくなります。
これまで各器官・各臓腑の働きと変調に伴う不調についてお話ししてきました。
次回以降は、日常生活でこれらの不調をいかに防ぐか。
という事についてお話ししたいと思います。
次回からは中医学論に基づいた食養生「薬膳」についてご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「水の臓=腎」の不調についてお話させていただきました
簡単におさらいをしますと、腎の主な働きは精を蔵する「蔵精作用」
吸入した気を肺から腎に降ろす「納気作用」、水液代謝を調節する「主水作用」です。
腎が不調になると以下のような症状が出やすくなります
・身体の不調:発育不良、性機能減退、呼吸困難、浮腫み、排尿障害
今回は「奇恒の腑」の不調について説明していきます。
「奇恒の腑」は五臓とも六腑とも異なる
『通常ではない臓器』とも言われます。
具体的には、脳・髄・骨・脈・胆・胞宮(女子胞)を指します。
これら6つの奇恒の腑は機能的には五臓と似て
精気を貯蔵して身体の成長活動の源を担っています。
一方、形は腑に似ていますが
六腑のように消化吸収をすることもなく、胆以外は対になる臓腑もありません。
その為『奇恒=通常ではない』と呼ばれています。
「脳」は頭骨の内部にある大きな「髄」であると考えられています。
また、「骨」は「髄」によって養われており
「脳」や「骨」の中を満たしているのが「髄」です。
今回はこの3つの奇恒の腑の働きと
それぞれの変調による不調を紹介していきます。
「脳」は髄の海ともいわれ、体内において髄を最も多く蓄えています。
古代中国では、脳は主に五官の働きと四肢の運動・感覚を支配すると考えられていて
「脳=精神活動の中心」と重要視されるようになったのは現代になってからです。
したがって、蔵相学説でも脳の変調は五官・四肢の不調として現れるとされています。
具体的には、脳を満たす髄精が不足することで脳髄の栄養状態が悪くなってしまいます。
それにより、健忘、めまい、耳鳴り、五官(鼻・目・口唇・舌・耳)の不調が症状として現れます。
又、脳の髄が不足すると疲れやすく、活力が無くなります。
悪化すると四肢の倦怠感や脱力感など、運動感覚に症状が現れます。
「髄」は脳や骨の中にあり、骨格を滋養する「腎精」が変化したものとされています。
髄が虚すると骨に栄養を供給することができなくなってしまう為、骨格が脆くなってしまいます。
骨髄が空虚になってしまうと骨盤周りが不安定になりやすく、足が萎えて歩行困難等の症状が現れます。
又、「歯は骨の余り」とされており、歯のぐらつきなどが生じる場合もあります。
「骨」は『霊枢』の経脈篇に「骨を幹と為す」とあるように、身体を支える柱です。
又、『素問』の脈要精微論篇では「骨は髄の腑」とされ
骨には髄が蓄えられ、骨は気・血と髄によって養われています。
骨と髄は腎との関りが深く、腎気が不足すると、骨に影響が現れやすくなっています。
腎気が減った影響で骨の髄が減った状態が常になると、骨粗しょう症などの症状が現れます。
逆に腎気が熱を帯びると腰が抜けたような状態になりやすくなってしまいます。
次回も「奇恒の腑」の不調についてご紹介していきます。