腸の健康③

2020.07.16 | Category: 食事と栄養

こんにちは!セドナ整骨院の前田です。

前回、「腸内環境を整えることの大切さ」についてお話をしました。

まずは簡単におさらいをしましょう。

 

小腸の中には約3万種、100兆~1000兆個の腸内細菌が存在しています。

重さにすると約1.5~2㎏もの腸内細菌が人の体内に生息しているのです。

腸内細菌はその働きから「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分類されます。

腸内細菌叢は善玉菌:2割、悪玉菌:1割、日和見菌:7割の分布が理想だと言われています。

腸内細菌の多様性(腸内フローラ)のバランスが崩れてしまうと、以下の病気を引き起こすと言われています。

・神経疾患

・がん(大腸がん・肝臓がん)

・代謝疾患(肥満・糖尿病)

・炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)

・アレルギー(喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー)

・虚血性心疾患(動脈硬化)

・自己免疫疾患(関節リウマチ・多発性硬化症)

 

今回は、腸内フローラの多種多様性を保つのに非常に重要な働きをする「土壌菌」と「枯草菌」について詳しく紹介していきます。

 

「土壌菌」は土の中で生息する微生物の一種です。

土壌中には無限ともいえる数の多様な菌たちが存在しています。 

土壌菌は、土の粒子が舞う空気中にも浮遊しており特殊な菌というわけではありません。

納豆や味噌などの発酵食品にも含まれていて、大豆を発酵させる納豆菌も「枯草菌」という土壌菌の一種です。

また、腸内細菌の最大勢力である、日和見菌の多くが土壌菌であるということも最近の研究で証明されました。

土壌菌が含まれる大豆発酵食品を多く摂ることで、腸内細菌の7割を占めている日和見菌を増やすことができ、腸内フローラのバランスが改善され、心身ともに健康になると考えられています。

腸内環境には話題の土壌菌を!土壌菌の基礎知識と効率の良い摂取方法 ...

 

「枯草菌」は土壌菌の一種です。

土壌や植物に普遍的に存在し、哺乳類でも特に反芻動物やヒトの胃腸管に存在します。

枯れた稲わらなどに多く存在するため、「枯草菌」という名がつきました。

枯草菌は栄養分が枯渇すると「芽胞(がほう)」と呼ばれる休眠状態になります。

「芽胞」でいる間は劣悪な環境でも生き延びることができ、熱や酸、消毒液などに対しても耐性を示すことが知られています。

「芽胞」の状態で苦しい環境に耐えた枯草菌は、ふたたび環境が好転して栄養分を与えられると発芽し、増殖を始めます。

こうした性質から、「胃酸に浸かっても死滅せずに腸まで届く」という事が枯草菌の大きな特徴だと言えます。

セドナ整骨院グループでは、この「枯草菌」を手軽に摂取できるサプリメント『バイタレジーナ』を取り扱っています。

次回は枯草菌サプリメント『バイタレジーナ』について詳しく紹介していきます。

 

メディセル 筋膜療法

2020.07.06 | Category: お知らせ

こんにちは!千葉駅前院の出口です。


梅雨前線の停滞で九州を中心に大雨の被害が出ています。被害に遭われた方の事を考えると、とても心が痛いです。


先日、千葉駅前院に最新の医療機器である

筋膜リリース専用機器「メディセル」が届きました。

このメディセル、先行導入された各院で大変好評をはくしており

今回、千葉駅前院でも導入が決まりました。

 


このメディセル、どういう医療機器かといいます

「独自の皮膚吸引システムで、筋肉の悩みを克服する」そんな機械です。

人が筋肉に痛みを感じるとき、多くの場合「筋膜」と呼ばれる筋肉の表面が緊張状態にあります。


この筋膜、筋肉の表面だけでなく体内隅々まで結合組織という形をとり張り巡らされているのですが、表皮のすぐ下側の部分にはリンパ液や水分があります。ここに発痛物質が溜まり、神経を刺激することで、痛みやコリ、むくみ、内出血といった症状が出てしまいます。

 

そこで、皮膚の表面を適切に吸引するだけで、リンパ液や水分を元通りに正しく循環させ、むくみや関節の歪み、体の内側から治療することで症状を改善することができるのです。

 

次回も詳しくご説明させて頂きます。

玄関やキッチンに!アロマポットの作り方

2020.07.03 | Category: エバーハルト

こんにちは!

セドナ整骨院の前田です。

7月になり、暑さと湿度で疲れやすい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

暑さと湿度以外に、毎年この季節気になるのが『虫』です!

コバエや蚊、ユスリカ等々の発生に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

千葉駅前院では昆虫忌避作用のある精油でアロマポットを作り、受付に置いています。

使用している精油はDr.エバーハルト『インセクト・アウェー』です。

シトロネラ・グローブ・シダーウッド等、虫が嫌いな精油をブレンドしたオイルです。

これら精油には虫が嫌う成分が含まれていて、特にシトロネラには「忌虫作用」が高いシトロネラールという成分が多く含まれます。

クローブとシダーウッドは古くから虫除けや殺虫に用いられてきた植物です。

ブレンド精油の匂いは、レモンのようなハーブのようなさっぱりとした、なじみの良い香りです。

 

アロマポットを作るのはとても簡単です。

材料はケーキなどを買った時にもらえる保冷剤(ジェル状の物)、空き瓶、精油の3つだけです。

まず、常温にして溶けた保冷剤を瓶に移し替えます。

そこへ精油を5~10滴垂らします。

今回は虫対策なので『インセクト・アウェー』を使用していますが、お部屋に置くときなどはお好きな香りを使用してくださいね。

このままでもお使いいただけるのですが、私はいつもキッチンペーパーや薄手の布で蓋をした上にリボンを結んですこし可愛くなるようにしています。

数日間は香りが持続するのですが1週間ほどたって香りが薄くなったら精油を少し足してください。

強い香りは苦手、という方や、キッチンの虫対策に殺虫剤ではなくナチュラルなものを使用したい、というかたに非常におススメです。

是非お試しください!

7月のキャンペーン

2020.07.02 | Category: お知らせ

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の出口です。


昨日の大荒れの天気とは打って変わって7月2日の今日は快晴ですね。

何かを始めるには絶好の天気ではないかと感じます。

セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の本日からキャンペーンが開始されています。皆様の真の健康の実現のサポートが出来たら幸いです。是非、ご確認下さい。


本日から

①陰陽五行アロマオイルトリートメントキャンペーン

 → 通常3850円の施術を期間限定で「1100円」でご案内頂います 

 → 期間 7/1 〜 7/31まで


②Drエバーハルト クールダウンジェル 数量限定キャンペーン

 → 品質が高く人気商品、通常4070円を「限定10本:2200円(税込)」でご提供 

 → 数量 : 「限定10本」 

 → 期間 : 「7/1 〜 8/31」まで (※無くなり次第終了)  

 → 用途:身体の熱を冷やし、筋肉の緊張を取って緩めてうっ血を抑え、疲労を回復させます


③メディセル筋膜療法

 → 筋肉を覆う膜自体を吸引し、癒着を剥がす新しい療法

 → 筋膜の癒着を緩める専用機器「メディセル」を使用し、血液やリンパ液の循環を良くすることで、むくみや関節の痛みに直接アプローチします

 

ご来院の際は、是非、情報をご確認下さい!
セドナ整骨院・鍼灸院 出口

陰陽五行臓活食養入門セミナー開催!

2020.06.23 | Category: 食事と栄養

ご好評につき『陰陽五行臓活食養入門セミナー』を再開催いたします!

 

ご自身の生まれ持った五臓六腑の特性を知り、人生を豊かにしませんか?

東洋医学の元になっている天人合一思想や陰陽五行思想について学び、あなたの先天的気質や自分でできる食養生について学べます。

日時:7月12日(日) 15時半~(2時間半程度)

会場:セドナ鍼灸治療院 浦安院

セミナー受講費:4,000円(税込)

(命式鑑定+血流体質測定+オーガニック製油お土産付き)

定員:先着6名限定

講師は弊社専務で臓活食養普及協会認定講師の真継美智代が務めます。

 

ご参加希望のかたはスタッフまでお問い合わせください。

セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院

047-287-4486

sedona.chiba@gmail.com

 

 

 

腸の健康②

2020.06.19 | Category: 食事と栄養

こんにちは!セドナ整骨院の前田です。

 

前回、「腸漏れ症候群=リーキーガット」についてお話をしました。

まずは簡単におさらいをしましょう。

 

リーキーガット「腸の粘膜に穴が空き、異物(菌・ウイルス・たんぱく質)が血管内に 漏れだす状態にある腸」のことを指します。

程度の差はありますが、日本人の約 7 割が陥っているのではないかと言われています。

リーキーガットになると、本来腸で排除されるべき様々な有害物質が体内に入り込み、血管を通り身体のいたるところに運ばれ、行き着いたところで時間をかけてじわじわと身体にダメージを与えます。

生活習慣病や血管障害・ガン・アレルギーの発症や進行とも関係していると考えられています。

 

前回も説明したように、人体の免疫機能の7割を担っている臓器は『小腸』です。

小腸の中には約3万種、100兆~1000兆個の腸内細菌が存在しています。

重さにすると約1.5~2㎏もの腸内細菌が人の体内に生息しているのです。

腸内細菌はその働きから「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分類されます。

腸内細菌叢は善玉菌:2割、悪玉菌:1割、日和見菌:7割の分布が理想だと言われています。

 

腸内細菌の多様性(腸内フローラ)のバランスが崩れてしまうと、以下の病気を引き起こすと言われています。

・神経疾患

・がん(大腸がん・肝臓がん)

・代謝疾患(肥満・糖尿病)

・炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)

・アレルギー(喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー)

・虚血性心疾患(動脈硬化)

・自己免疫疾患(関節リウマチ・多発性硬化症)

これらの病気にならないために必要なのは「腸内環境を整えること」です。

 

腸内環境、というと乳酸菌や酵母菌を思い浮かべる方も多いかと思います。

その他に近年注目されているのが『枯草菌』です。

枯草菌とは、土壌菌という腸内で一番数が多く人にとって大事な菌の一種です。

納豆菌も枯草菌の一種で、醪(もろみ)にも多数の枯草菌が含まれることが知られています。

この枯草菌の主な働きと特徴として

・腸内細菌叢の再構築

・アンチエイジング

・オートファジー

・抗炎症

・ナチュラルキラー細胞活性化

・マクロファージ(白血球)の活性化

・ウイルスの増殖を抑制する物質

等々多岐にわたります。

 

枯草菌は土壌菌の栄養にもなるので、腸内フローラの多種多様性を保つのに非常に重要な働きをします。

次回はこの「土壌菌」と「枯草菌」について詳しく紹介していきます。

オンラインセミナー開催のお知らせ

2020.06.16 | Category: お知らせ

待望のオンライン開催決定
[ストレスに負けない、誰にでもわかる自律神経セミナー」
●日時:2020年6月21日(日) 15:00~16:15

●方法 オンライン会議アプリ「ZOOM」にてご自身のパソコン、スマートフォン、タブレットからご参加いただけます。

●こんな方におススメ
☑頭痛、めまい、耳鳴りなど頭の症状にお困りの方
☑肩こり、腰痛が1か月以上を抱えている方
☑「なんとなく調子が悪い」が続いている方
☑マスクばかりしていて息苦しい方
☑毎年、梅雨の時期に体調を崩す方
☑日々、ストレスを感じている方
☑寝付きが悪い、夜中何度も起きてしまう方
  ●セミナー内容  
1.自律神経の基礎を知ろう!
2.ウィズコロナの時代だからこ自律神経
3.自律神経と呼吸の深い関係
4.自律神経と内臓器の関係
5.セルフケア:自律神経を整えるツボ

ご参加される方はスタッフに気軽にお声掛け下さい。

 

セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院

腸の健康①

2020.06.05 | Category: 未分類

こんにちは!セドナ整骨院の前田です。

 

まだまだ落ち着かない状況が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

コロナウィルスの影響により様々な不安と制限の中、ストレスが増加しお身体に不調が出たり、悪化する方も多くいらっしゃいます。

 

そんな方々をお助けする為に私達がいます。

だからこそ私達も自分の身を守り、患者さまが安心して来院される環境を作り出す事を徹底しています。

院内環境を整えるのはもちろんですが、私たちセドナ整骨院のスタッフは自分たちの健康管理を行っております。

 

その中でも今回から「腸内環境」について何回かに分けてお話していこうと思います。

「なぜ腸の話?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は人体の免疫細胞の7割を担っているのが『小腸』なのです。

皆さんは『リーキーガット症候群』をご存じですか?

 

リーキーは漏れるという意味を持つ動詞 leak の形容詞 leaky。

ガットは英語で gut、腸を意味します。

 つまり、リーキーガットは「腸の粘膜に穴が空き、異物(菌・ウイルス・たんぱく質)が血管内に 漏れだす状態にある腸」のことを指します。

日本語では“腸管壁浸漏症候群”と言い、程度の差はありますが、日本人の約 7 割が陥っているのではないか と言われています。

 

 

人体の免疫の約 70%を担っている腸は、大きくわけて『腸内細菌・腸壁・免疫細胞』の3つのバリア 機能があります。

しかし、過剰な除菌や高脂肪食、飲酒、食品添加物、薬の服用(抗生物質等)、ストレス等で バリア機能は崩れてしまいます。

腸のバリア機能障害により、免疫器官が正しく働かなくなってしまうと、様々な疾病の要因となる場合があります。

バリア機能障害を起こした大腸では、過剰な免疫反応のために腸そのものが炎症を起こし、炎症性腸 疾患(自己免疫疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎)を発症してしまいます。

 

一方で、極端な症状にはあらわれませんが、じわじわと身体に悪影響を与えるパターンもあり、これがリーキーガットの怖いところです。

本来腸で排除されるべき様々な有害物質が体内に入り込み、血管を通り身体のいたるところに運ばれ、行き着いたところで時間をかけてじわじわと身体にダメージを与えます。

生活習慣病や血管障害・ガン・ アレルギーの発症や進行とも関係していると考えられています。

腸は「内なる外」。

皮膚同様、腸壁は外界と体内を隔てる器官であり、外界と隣接しているので、日々の健康づくりのために腸に良い習慣を意識することが大切です。

 

次回から、腸内環境を整えるために数回に分けて腸の健康についてご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインセミナー開催のお知らせ

2020.06.01 | Category: 未分類

こんにちは
セドナ整骨院・鍼灸院千葉駅前院の前田です。

【腸の働きとバイタレジーナオンラインセミナー再開催!】

5月に開催いたしましたオンライン会議アプリZOOMを使った「腸セミナー」を、ご好評につき再開催を行います!

2020年6月14日(日)  15:00~16:00

☑便秘や下痢が良くある
☑アンチエイジングに興味がある
☑常に不調で悩んでいる
☑自律神経失調症と言われた
☑アレルギー体質である
☑体の内側から健康になりたい
☑腸について知りたい

以上の項目に当てはまる方に非常におススメのセミナーです。

~受講生の声~
「初めてzoomを使ったので、モタモタしてしまいましたが(笑)、金子先生の分かりやすい説明で、楽しく参加できました。腸が丈夫ではない自覚があるので、腸内細菌バランスをよい状態で保てるように、心掛けたいと思います。」

「健康のためには、腸が健康であること!と聞いたことはありまし
たが、免疫細胞が、70%も集まっているということに驚きました。とても大事な場所なんですね!」

「スライドが綺麗で見やすい、わかりやすい ・話のテンポが良く、例え話がわかりやすく理解を深める と感心しながら見ていました」

前回スケジュールが合わなかったという方は是非この機会にご参加ください。
これから「腸のことを大切にしたくなる」キッカケとなる1時間になることをお約束します!
これからの健康づくりにお役立てください。

ご参加希望の方は当院までお電話かメールでセミナー参加の旨をご連絡ください。
こちらからメールにてセミナー参加方法の御案内を送付させていただきます。
043-287-4486
sedona.chiba@gmail.com

皆様のご参加お待ちしております。

呼吸と自律神経

2020.05.29 | Category: 自律神経

こんにちは!セドナ整骨院の出口です。

平素よりセドナ治療院グループをご利用いただきまして、厚く御礼申し上げます。


新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、 謹んでお見舞い申し上げます。


緊急事態宣言も解除され、全国的にもコロナの脅威が薄らいできているように感じます。


さて、この新型コロナウイルス感染症(COVID-19)その症状、全容は見えてきた物の私達にとって二次的な脅威を孕んでいるように感じます。

それは一言でいうと「良くわからない体の不調」です。みなさまの周りにもいらっしゃるじゃないでしょうか?


「なんとなく調子がわるい」というやつです


連日の報道、そして正解かどうかわからない情報があふれる中で、正しい情報を見極める事は不可能に近いです。医療従事者である私でも怖いです。


その根底にあるのは人は漠然とした恐怖や目に見えないもの、予測できない未来に恐れを覚えます。


恐怖=「ストレス」です


実は今のこの状況、ある大型災害の後の感じと酷似しているんです。

それは「3.11 東日本大震災」ですどういう事かというと3.11の震災では、私たちは目に見ない余震、放射能の恐怖に怯えました。


もしまた大きな地震があったら

もしこのあたりがホットスポットだったら

もし自分の地域でも災害がおきたら


そんな漠然とした不安、見えない恐怖が日本中に萬栄していました。


このような漠然とした不安や恐怖がストレスとなり多くの方が自律神経を乱し「なんとなく調子がわるい」という症状を、それだけでなく不眠やめまい・耳鳴りなどの不定愁訴を訴えてきました。


今回の状況、その時と似た状況であると私たちは感じております

5月半ばから当院への問い合わせとして増えてきたのが

「なんとなく調子が悪い」

「動悸がするけど、病院では問題ないと言われた」

「何もしていないのに息苦しい」

「ちょっとしたことで息が切れる」

「めまい・耳鳴りがする」

といった症状の患者さんです
こういった症状の多くに強く関係しているのが先ほども上げた「自律神経」と呼ばれる存在です。

 
※自律神経に関する詳しい事は当院HP内「自律神経」のぺージをご覧ください


特に今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19) では呼吸器・循環器の場合、多くの患者さんが病院で「異状なし」と診断を受ける場合でもという場合は自律神経の乱れが原因の場合があります。


中には胸部レントゲン、血液検査、心電図などの検査をすべて行い「異常なし」という診断を受けて、内服薬だけを処方されている方も多く見られます。


呼吸に大きく関与する「肺」は自分の意思で動かす事のできる内臓器ですが、自律神経が大きく関与しています。 


基本的に人間の内臓器には自律神経の交感神経と副交感神経の二重拮抗支配を受けています。しかし 慢性的なストレスが交感神経を優位に働かせ続けることで、自律神経が乱れ、多くの場合、血液検査やレントゲンなどで異常なしと言われる「自律神経失調症」と呼ばれる病態が出来上がります


皆様も経験があるんではないでしょうか?緊張して呼吸が浅くなった、その緊張を抑えるため深く深呼吸を行ったこれは無意識に肺の収縮弛緩が損なわれている証拠です。


肺の伸展反射(へーリング・ブロイエル反射)が損なわれ、意識して深呼吸することもままならなくなります。


結果、多くの酸素を取り込めず浅い呼吸を頻回で繰り返すことで胸式呼吸となります。  


また多くの方が今はマスクの着用を行っていると思います。このマスク、感染予防や飛沫拡大の為ではありますが呼吸を浅くする要因の一つでもあります。

まさに息を潜めている。そんな状態です。


その他にも自宅でのテレワーク・リモートワークの影響で「姿勢不良」や「背骨・肋骨の可動性の悪さ」が診られます。いつものオフィスではなく、高さが合わない自宅のイスと机で仕事をする為、普段、姿勢が良い人でも猫背になる傾向が見られます。


また人間の肺は「胸郭」と呼ばれる背骨と胸骨、肋骨で囲まれている部屋にありますから、肋骨の可動性の低下は肺の十分な伸展機能を阻害する要因となります。


現在、多くの要因で体調を崩されている方が当院にいらっしゃいます。お一人でも多くの患者さんのお力になり、今の現状を乗り越えていきたいと切に願います。


次回は呼吸と自律神経について(施術編)をお送り致します。

セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院 院長 出口

アクセス情報

所在地

〒260-0045
千葉市中央区弁天2-1-1 秋葉ビル1F

休診日

水曜・祝日