


こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「金の臓=肺」の不調についてお話させていただきました。
簡単におさらいをしますと
肺の主な働きは皆さんご存知の通り「呼吸作用」です。
これを東洋医学的に説明しますと、気や津液を全身に拡散させる「宣発作用」と
気や津液を下方に降ろす「粛降作用」に分けることができます。
肺が不調になると以下のような症状が出やすくなります。
・身体の不調:風邪に罹りやすくなる、胸悶、喘息、息切れ
・情緒面の不調:喪失感、思考や感情の鈍り、うつ
今回は「水の臓=腎」の不調について説明していきます。
「腎」には、精を蔵する「蔵精作用」
吸入した気を肺から腎に降ろす「納気作用」
水液代謝を調節する「主水作用」
の3つの生理的機能があります。
まずはこの3つの作用と作用の不調に伴う症状を一つずつ解説していきます。
「蔵精作用」は精を貯蔵する作用です。
精には父母から受け継いだ「先天の精」と飲食物から得る
「後天の精」があり、その両方が腎に蓄えられています。
これらの精(腎精)にも陰と陽があり
腎陽が腎陰を熱することで腎精が働きを得ます。(=腎気)
腎気は命門から丹田、三焦を通り全身に運ばれて身体の維持と発達に関与します。
「蔵精作用」が失調すると「腎精」が不足してしまいます。
その場合の症状は年齢によって異なるのですが、乳幼児は発育不良、
思春期は性の成熟不良、成人では性機能減退
老年期では痴呆や足腰の弱りなどの老化現象として現れます。
また、腎精は骨の髄を生成する働きもある為
腎精が不足すると骨が脆くなります。
その結果、歯が抜けたり、骨粗しょう症になりやすくなります。

「納気作用」は吸入した気を肺から腎に降ろす作用です。
前回ご紹介した肺の「呼吸作用」の続きになるのですが
呼吸の「呼」は肺の宣発作用が担っています。
そして「吸」は肺の粛降作用と腎の納気作用が担っているのです
つまり「呼吸作用」は肺のみではなく
肺と腎が両方機能して初めて正常に行われるのです。
この「納気作用」が失調すると「清気」を腎に降ろすことが難しくなってしまいます。
その為、息切れや呼吸困難などの呼吸機能に様々な支障が生じやすくなってしまいます。
「主水作用」は納気作用によって気と一緒に腎に送られた水液の代謝を調節する作用です。
腎はこの水液を清濁(必要な部分と不要な部分)に分けます。
そして必要な清の部分を胸中に戻して全身の滋潤に利用します。
濁の部分は膀胱に送られ尿となって体外に排出されます。
このような「水液の貯蔵・散布・排泄」といった機能をまとめて「主水作用」といいます。
この「主水作用」が失調すると体内に水分が停滞し、浮腫みや冷えが生じます
また、腎の不調から膀胱が正常に機能しなくなってしまうと尿量の減少や頻尿
失禁といった異常がみられるようになります。

このような「腎」の不調が生じた場合は、身体を温めることが非常に重要になります。
体を冷えから守るために重要なのは、大きな血管が集まっている体の中心部
つまりおなか、腰、おしりを温めることです!
手足の先が冷える人も、まずは体の真ん中を温めると効率よく末端まで血が行渡り冷えにくくなるので効果的です。
また、漢方的には0時から2時までの間は子時(しし)といって
「腎」にとって大切な時間といわれています。
この時間帯を静かに過ごすことで、「腎」養われるので、夜更かしをせす
早寝早起きで睡眠時間を確保することが「腎」の回復・養生のカギになります。
次回からは「奇恒の腑」の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「土の臓=脾」の不調についてお話させていただきました。
簡単におさらいをしますと「脾は後天の本」や「脾は生化の源」と言われていて
脾は身体の基本物質である気血や津液の原材料を供給している臓器です。
脾の主な働きは飲食物を消化・吸収し、人体の栄養分である
「水穀の精微」を生成し、全身に運搬する「運化作用」です。
脾が不調になると以下のような症状が出やすくなります。
・身体の不調:食欲不振や胃下垂、腹痛、血便や血尿、月経過多
・情緒面の不調:悩みを抱えたり、落ち込みやすくなる
今回は「金の臓=肺」の不調について説明していきます。
肺の主な働きは皆さんご存知の通り「呼吸作用」です。
これを東洋医学的に説明しますと
気や津液を全身に拡散させる「宣発作用」と
気や津液を下方に降ろす「粛降作用」に分けることができます。
この二つの作用を用いて、自然の清気を吸い込み
濁気を排出することを「呼吸作用」といいます。
もう一つの肺の大きな働きは「気」を司る作用です。
このうちの一つは「火の臓器=心」を助ける作用です。
肺は自然の清気と水穀の精微を結合させて宗気を作ります。
この宗気が営気や衛気の原材料になり
ひいては心の働きである「血液循環作用」を助けます。
もう一つは全身の気機(気の働き)に関する作用です。
身体のあらゆる働きは各種の気によってなされています。
この気の調節には肺の「呼吸作用」が大きな影響を与えます。
このような作用から「諸気は皆肺に属す」(『素問』五臓生成篇)と言われるのです。

肺に不調が生じ、「宣発作用」の働きが低下してしまうと
免疫機能を担っている衛気が全身に行渡らなくなってしまいます。
肺は呼吸によって外気と通じているので
防衛機能が低下してしまうと体に外邪が侵入しやすくなります。
その結果、感冒(=風邪)に罹りやすくなり、発病時には自汗や悪風
胸悶やくしゃみ、喘息などの症状が見られます。
「粛降作用」の働きが低下した場合は、特に呼吸の異常として症状が現れます。
清気を吸い込み体内へ気を降ろす、という本来の働きが出来なくなる為
体外に排出すべき濁気が詰まりやすくなってしまいます。
その結果気が逆上して、喘息や咳、息切れなどの呼吸障害が現れます。

このような「肺」の不調が生じた場合は
保湿をすることが非常に重要になります。
肌の保湿をすることで皮膚のバリア機能が働きやすくなり
免疫作用を助けることができます。
又、空咳や痰が出るような環境は肺の負担になるので
室内の加湿をすることが「肺」の回復・養生のカギになります。
次回は「水の臓=腎」の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「火の臓=心」の不調についてお話させていただきました。
簡単におさらいをしますと、「心とは生の本」と言われていて
心は生命の根本を担う臓器です。
心の主な働きは血を全身に巡らせる
「血液循環作用」です。
心が不調になると以下のような症状が出やすくなります。
身体の不調:動機や不整脈、胸内苦悶や胸痛、貧血、息切れ、手足の冷え
情緒面の不調:哄笑や些細なことでも悲しみの感情が生じる.
今回は「土の臓=脾」の不調について説明していきます。
脾の主な働きは飲食物を消化・吸収し
人体の栄養分である「水穀の精微」を生成し
全身に運搬する「運化作用」です。
「運化」とは、食物の中から人体にとって
必要な「水穀の精微」を取り込むことです。
そして、吸収した「水穀の精微」を
上焦まで運び上げます。(=昇清作用)
上焦まで運び上げられた「水穀の精微」は、
肺によって取り込まれた自然の「清気」と合体して「宗気」となります。
この「宗気」が全身を養う気血の素になります。
つまり、脾は身体の基本物質である気血や津液の原材料を
供給している臓器、ということができます。
この気・血・津液(水)がなければ人間は生きていけないため
「脾は後天の本」や「脾は生化の源」とも称されます。

脾の働きが低下してしまうと
食物の消化・吸収に異常が生じ
食欲不振や胃下垂、腹痛になりやすくなります。
また、水穀の精微を材料とする気・血を生成できなくなり
結果として津液の運行も停滞してしまいます。
血を推動させる気が不足すると血の運行も停滞し
全身を滋養出来なくなってしまいます。
そのため臓腑や経絡といった器官も栄養不足になり
全身の倦怠感や無気力などの症状が現れやすくなります。
また、津液の運化が低下すると痰湿や浮腫の症状が現れます。
脾には血脈に血を留める働き(=統血作用)もあります。
この統血作用が低下すると体外に血が漏れ出るようになってしまいます。
これらは血便や血尿、皮下出血、月経過多などの症状として体に反映されます。
また、脾は思考とも結びつきが強いとされています。
深く思い悩んだり考えすぎると脾を傷つけると言われています。
逆に脾気が損傷すると悩み事を抱えやすくなったり、落ち込みやすくなってしまいます。

次回は「金の臓=肺」の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は「木の臓=肝」の不調についてお話させていただきました。
簡単におさらいをしますと、肝には「蔵血作用」と「疏泄作用」の二つの大きな働きがあり
肝が不調になると以下のような症状が出やすくなります。
・身体の不調:頭痛やめまい、耳鳴りや難聴、月経異常、手足の痺れ
・情緒面の不調:精神抑うつ、怒りっぽくなる、感情の起伏が激しくなる
今回は「火の臓=心」の不調について説明していきます。
「心とは生の本」(『素問』六節蔵象論篇)と記されているように
心は生命の根本を担う臓器です。
心の主な働きは血を全身に巡らせる「血液循環作用」です。

この働きが低下してしまうと、四肢や各器官まで血が届かず
全身のあちこちで栄養障害を生じてしまいます。
特に顔は血脈が多いため症状が現れやすく
不調時には顔色が青白く、唇も紫色になります。
このような症状が出ると、心は血行障害を改善したり血虚を解消するために
拍動を増やして血の運行を促進させようとします。
その結果、動機や不整脈、胸内苦悶や胸痛、貧血、
息切れ、手足の冷えなどの症状を起こしやすくなります。

また、心に関連する汗や舌にも症状が現れやすくなります。
特に多汗は心陽が亢進状態になる場合だけでなく
心気虚や心陽虚の場合にも起こります。
舌は味覚障害や舌がもつれる等の症状として心の状態が反映されます。
心は「君主の官」ともいわれ、精神や意思等をつかさどる神(神志)が存在します。
心の不調によって神志をつかさどる作用が失調すると、集中力や判断力や記憶力の低下
不眠や多夢などの症状が現れます。
また、火が対応する五志=喜は人体の生理活動に対してプラスに作用しますが
過度になると心を損なうことがあります。
心神が変動すると哄笑や些細なことでも悲しみの感情が生じるようになってしまいます。
このような「心」の不調が生じた場合は、心拍数が急上昇するような激しい運動や暑すぎるお風呂を避けるようにしましょう。
また、喜びのあまり興奮したり、過度な驚きも心を傷めますので
なるべく平穏に過ごすことがことが「心」の回復・養生のカギになります。
次回は「土の臓=脾」の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回から東洋医学の内臓観『蔵象説』についてご紹介しています。
少し間が空いてしまいましたので、まずは復習からはじめていきますね。
東洋医学では臓腑(内臓)は単なる身体の構成物質ではなく
生理的・病理的な現象、精神活動の中心と考えられています。
『蔵象説』の『蔵』は内臓を指し
『象』は外に現れる生理的・病理的現象を意味します。
すなわち、人体の生理・病理現象の観察を通じて
各内臓の病理や相互関係を解き明かすのが蔵象説であり
臨床治療における根本となっているのです。
そして、臓腑は表裏関係にあり臓腑が一つずつ対になって五行の一行に属しています。
肝と胆は「木」、心と小腸は「火」、脾と胃は「土」
肺と大腸は「金」、腎と膀胱は「水」に属します。
これらの表裏関係にある臓腑は経脈で繋がっていて変調を伝えやすくなっています。

今回は「木の臓=肝」の不調について説明していきます。
肝の大きな働きは「蔵血作用」と「疏泄作用」です。
「蔵血作用」とは血の貯蔵と血流量調整の働きを指します。
就寝時には肝に血液が還流し貯蔵されることで、心神が安寧となるので眠くなります。
そして日中になると血を四肢に分配し、心身の活動をサポートします。
しかし、肝が不調になると蔵血作用がうまく機能しなくなり
各部での血虚から頭痛やめまい、耳鳴り、難聴、月経異常が生じるようになります。
また、肝血不足が続き筋が栄養不足になってしまうと
運動機能の低下や手足の痺れ、痙攣を引き起こすようになってしまいます。

もう一つの「疏泄作用」とは全身の「気」を調節する機能です。
「肝」は元々怒りやストレスなど感情の影響を受けやすいのですが
この疏泄作用の働きが乱れると全身の気(神を含む)の巡りが悪くなってしまいます。
体内に肝気が過剰になって停滞してしまうと精神抑うつやイライラと怒りっぽくなったり
感情の起伏が激しくなるというような情緒面で大きな影響が出ます。
また、気の詰まりからくる胸の苦しさや攣れるような痛み、月経異常などが生じるようになります。
このような「肝」の不調が生じた場合はまずストレスを避け
リラックスした時間を持つことが「肝」の回復・養生のカギになります。
次回は「火の臓=心」の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
今回からは東洋医学の内臓観『蔵象説』についてご紹介していきます。
東洋医学では内臓は単なる身体の構成物質ではなく
生理的・病理的な現象、精神活動の中心と考えられています。
『蔵象説』の『蔵』は内臓を指し、
『象』は外に現れる生理的・病理的現象を意味します。
すなわち、人体の生理・病理現象の観察を通じて
各内臓の病理や相互関係を解き明かすのが蔵象説であり
臨床治療における根本となっているのです。
臓腑は生理機能によって
臓・腑・奇恒の腑の3つに分類されます。
臓は五臓のことで肝・心・脾・肺・腎があります。
五臓は主に精気(神気)を蔵している器官であり、生命活動の中枢となっています。
腑は六腑のことで
胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦があります。
六腑は水穀(飲食物)を受け入れたときに満ちる中空器官です。
水穀を消化して次の器官に送るとともに、水分の吸収・分配・排泄に関与しています。
奇恒の腑は
脳・髄・骨・脈・胆・胞宮(子宮)があります。
腑と違って消化吸収に関与せず、精を有する点で臓と似ているため
「奇恒(普通ではない)の腑」と呼ばれています。

以前、五行の際にもご紹介したのですが
臓腑は表裏関係にあり臓腑が一つずつ対になって
五行の一行に属しています。
肝と胆は「木」
心と小腸は「火」
脾と胃は「土」
肺と大腸は「金」
腎と膀胱は「水」
以上に属します。
これらの表裏関係にある臓腑は経脈で
繋がっていて変調を伝えやすくなっています。

次回からはそれぞれの臓の不調についてご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
これから数回に分けて、「陰陽五行論」をご紹介していきます。
皆さんは「陰陽五行論」についてご存知でしょうか?

陰陽五行論は東洋医学、鍼灸医学の中では切っても切り離せないも
どういうことかと言いますと、
鍼灸医学の理論を体系化するために
そして鍼灸の臨床で運用し、実際に治療効果をあげるうえで、
これ
それは、鍼灸の
簡単に言いますと、
鍼灸の理論は陰陽五行論によって育てあげられ
そして陰陽五行論は昔、「陰陽論」と「五行論」に分かれていました。
陰陽論とは日が当たるか当たらないかということから発生してきた

漢字でわかると思いますが、日が当たるのが「陽」であり、日が当
陰と陽は相互に対立し、また相互に関連する事物の属性を代表して
一般的には、積極的に動くもの、外向的、上昇的、温熱的、明瞭な
他方、相対的に静止したもの、内向的、下降的、寒冷的、あるいは
事物の陰陽属性は絶対的なものではなく、「相対的」なものです。
この
陰は転化して陽になることがあるし、陽もまた、転化して陰になる
次回は「陰陽五行論②」をご紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
今回は『鍼灸治療』のうち、『灸治療』の効果や特性についてご紹介していきます。
『灸治療』は『鍼治療』と同様、身体に刺激を与えることで
恒常性維持機能(ホメオスターシス)
の反応を導き出し、病気の治療や予防を行います。
「鍼治療」が鍼によって機械的刺激を与えるのに対し
「灸治療」はもぐさによる温熱的刺激によって局所を温め
循環を改善することで効果を得ます。

「灸治療」に使用するもぐさはヨモギの葉から作られます。
ヨモギは殺菌・消炎・保湿効果に優れ
古くから止血用の薬草としても用いられてきました。
そのヨモギの葉の裏にある毛茸と腺毛がもぐさの主成分で
燃焼した際の独特の香りは腺毛に含まれる精油成分「チネオール」によるものです。
「灸治療」には直接灸と間接灸の2種類があります。
直接灸は有痕灸とも呼ばれ、整体に強い温熱的刺激を与え
それに伴って生じる生体反応を治療に利用します。
間接灸はもぐさと肌の間に台座などを置き
心地よい温熱刺激で効果的な生体反応を与えます。
輻射熱による温熱刺激なので灸痕が残らないため扱いやすく、一般向けにも販売されています。

『灸治療』の効果は大きく分けて以下の3つに分けられます。
「増血作用」
赤血球・血色素料を増やし、血流を改善する
「止血作用」
血小板の働きを良くして血液凝固時間を短縮し、治療を促進する
「免疫作用」
心機能を亢進させたり、血管の収縮力を増強する
また、冷えを伴う症状にも効果があるなど、上記の効果以外にも様々な効果があります。
『灸治療』については、セドナ整骨院のHPの「一般施術」の「鍼灸治療」のページでも詳しくご紹介しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回まで『経穴(ツボ)』について
そして日常に取り入れやすいツボ押しついてご紹介してきました。
今回からは『経穴(ツボ)』のプロフェッショナルな活用
『鍼灸治療』についてご紹介していきます。
『鍼灸治療』の治療効果は日本、中国、韓国などのアジアだけでなく欧米などでも採用されています。
WHO(世界保健機関)は
神経系疾患(神経痛、脳卒中後遺症、自律神経失調症、ノイローゼなど)
運動器系疾患(関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎など)
循環器系疾患、消化器系疾患、代謝内分泌系疾患
など多くの疾患への有用性を認めています。
また近年では、NHI(米国国立衛生研究所)が病気に対する
鍼灸療法の効果と、その科学的根拠、西洋医学の代替療法としての有効性を正式に認めています。

『鍼灸治療』のうち、『鍼治療』は非常に細い金属の鍼を使って
治療を行うことで『鍼術』とも言います。
人間の身体は刺激を与えるとその部位を守ろうとしたり
逆に興奮状態にあるものを鎮静化する性質があります。
これを「恒常性維持機能(ホメオスターシス)」と言います。
鍼治療は、そうした身体の反応を利用し
体の表面に刺激を与え、病気の治療や予防を行います。
特に前回までにご紹介してきた『経穴(ツボ)』から『経絡』を刺激し
その経絡に関係する臓腑や気・血・津液の変調を調整して
正常な状態に戻す治療法は、まさに東洋医学独特のものです。
元々は経験療法から始まったとされていますが
その後陰陽論や五行論、気・血・津液などの思想が加味され、体系化されてきました。

次回は『鍼治療』の効果や特性についてご紹介いたします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前々回から『今の時期、これからの時期にオススメのツボ』
をご紹介しています。
今回は今の時期の「頭痛」について、そしてオススメのツボをご紹介いたします。
梅雨の時期になると頭痛がある
頭が重いなどの症状に悩まされることがあります。
この時期の頭痛は湿気や気圧の変化が原因となって引き起こされますが
さらに2種類に分けることができます。
まずはそれぞれの頭痛について解説します。
「緊張性頭痛」
1つめは肩や首などの筋肉に緊張が広がった場合です。
筋肉の血流が悪化し筋肉の動きが悪くなっていることが原因です。
また、アルコールの飲み過ぎ等で肝臓が疲弊している時に
悪化しやすいとも言われています。
肩周りの筋肉が腫れたように硬くなっていたり
その症状が首から背中にかけて連なることもあります。
「筋筋膜性頭痛」
2つ目は、血が筋膜に入った場合です。
筋膜とは筋肉を包む膜のことで、腕や足など体全体に張り巡らされていますが
この筋膜付近で血流が悪くなると、ネバネバした水分が筋膜に溜り
筋肉の動きに引っかかりが生じ、筋肉同士がギシギシ擦れてしまう状態になってしまいます。
それによって頭痛が引き起こされるとされています。
女性で生理の際に頭痛が出るという方はこの筋筋膜性頭痛に該当します。

この時期の頭痛にオススメのツボは『手三里』と『風池』です。
「手三里(てさんり)」
頭痛やだるさ、やる気が起きない、悩みやすいなど精神的な症状にもおすすめです。
消化不良などの胃腸の働きをととのえる効果もあります。
ヒジを曲げた時にできるシワに人さし指をおき、指幅3本。
くすり指があたっているところが手三里です。

「風池(ふうち)」
頭痛や目、耳、鼻、の不調に効果があるツボです。
その他にも熱の上がり始めや咳が出る等の風邪の症状にもオススメです。
首の後ろの左右のスジに指をおき、指をすり上げていき、髪の生え際辺りの左右外側の窪みのあるところです。
手の力だけで押すのではなく少し頭を後ろに傾けて自重でゆっくり圧をかけます。
また指圧だけでなく天柱等と一緒に温めるのも効果的です。

正しいツボの取り方&実践編として、是非ご自身の生活に取り入れてみてください。
