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東洋医学⑧

2019.06.15 | Category: 東洋医学

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

前々回と前回で鍼灸治療をするうえで欠かせない、
『経絡と経穴』についてご紹介いたしました。
ご自宅のセルフケアでも『経穴=ツボ』を活用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に、特別な道具も要らず、いつでもどこでもできるツボ押しは

雑誌等を始め様々なメディアでも紹介されている健康法の一つです。

ですが、実際には「ツボの上手な取り方がよくわからない」という方は多いように見受けられます。
そこで、今回は『経穴』の取り方のコツについて詳しくご紹介していきます。

例えば「足三里は足の疲れ、むくみ、胃腸の症状、膝の痛みにも万能養生のツボです。

ツボのとり方はひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき

指幅4本そろえて小指があたっているところです。」

と、いうようにツボの名称と効果と一緒にツボの取り方も書いてあるモノを多く見かけます。

実際、言われた通りにやってみても正しいかどうか

指〇本分って自分の指で計って本当に良いのか、疑問に感じたことはありませんか?

ツボというのは、場所がしっかり決まっていて

「目印の場所から目印の場所に向かって○寸」というように定義されています。

つまり、1つのツボを誰がとっても同じ場所になるようになっているのです。

ツボの取り方には大きくわけて「骨度法」と「同身寸法」という2通りの取り方があります。

「骨度法」
身体の長さや大きさには個人差があるため

同じように1寸を計っても身体の部位を中心に見ると人によってはどうしても誤差が出てしまいます。

その為に身体の決めた場所からある場所までの長さの単位を決めて

それを分割して尺と寸を定めるようにした方法を骨度法といいます。

身体の長さを骨度法であらわすと…

①胸骨の下からおへそまでを8寸
②おへそから恥骨までを5寸
③肩峰の外側から肘までを1尺
④肘から手首までを1尺
⑤手の長さ8寸半
⑥大転子からひざまで1尺9寸
⑦膝から足のくるぶしまで1尺6寸

というような形になっています。

 

「同身寸法」
骨度法では一人一人の長さを計って当てはめる方法なので1番正確なのですが

なかなか大変であるため、簡単に計るための方法として

身体の部分の長さを尺度として使う方法を同身寸法といいます。

①男性は左手、女性は右手を使い、手の親指の1番目の関節のところの横幅=1寸
②手の人差し指、中指、薬指の1番目の関節のところをあわせた横幅=2寸
③手の人差し指から小指までの2番目の関節のところをあわせた横幅=3寸

というような形になります。

また、ツボを紹介する場合は「ヒジと同じ高さで背骨の両脇やや外側を親指で押して気持ちよく感じるところ」

のように記載されているものもあります。

ご自身のお身体のリラックスの為にもあまり難しく考えすぎず

「気持ちよく感じるところを気持ちいいと感じる強さで」刺激するのがベストかもしれません

お気軽且つお手軽にできるツボ押し健康法を是非ご自身の体調や

ライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。

お薦めのツボは各院の先生に訊いてみてくださいね!


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