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東洋医学⑦

2019.06.04 | Category: 東洋医学

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から鍼灸治療をするうえで欠かせない、

『経絡と経穴』についてご紹介しています。

今回はその中の『経穴』について詳しくご紹介していきます。

 

『経穴』は前回ご紹介した『経絡』の要所に存在しています。

書物などによって多少の差はありますが

人体の全身に360個程あり、経穴・奇穴・新穴に分類されます。

 

経穴は、もとは中国の中医学に由来し経験的な知見により見出されたものです。

重要な神経・血管・筋走行上に位置したり、体性や内臓反射等で医学的関連があり

現在ではWHOにおいても治療効果が認められています。

 

 

更にその中で特定の病気の治療点としてよく使われる経穴を『要穴』と言います。

鍼灸では、この『経穴』特に『要穴』を刺激することにより病気を治療したり、予防する効果を促します。

 

もう少し細かく説明しますと、鍼やお灸により経絡内の気や血、津液の流れが滞っている部分に刺激を加えることでそれらの流れを改善することができる為、治療や予防に効果を発するのです。

 

人体は病気や未病になると気・血・津液の不調和や臓腑の陰陽の不調和が起こり

虚実の証が現れますが、これらも経穴を切診(触診)することで把握できます。

前回の経絡同様、全身の経穴は体内の様々な問題や不調が表出する部位であると同時に

その御蔭で効果が上がりやすい治療を行うこともできる部位でもあるのです。

 

経穴は一般に『ツボ』とも呼ばれ、専門家による鍼灸治療だけで出なく

セルフケアのお灸やツボ押しなどにも活用することができます。

特に、特別な道具も要らず、いつでもどこでもできるツボ押しは

雑誌等を始め様々なメディアでも紹介されている健康法の一つです。

ですが、実際には「ツボの上手な取り方がよくわからない」という方は多いのではないでしょうか?

 

次回は『経穴』の取り方のコツやセルフケアでのツボ押しのコツについてご紹介いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。


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