こんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の佐々木です。
今回は「IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関」についてお話させていただきます。
前回の内容を踏まえ、中でも原因の一つであるストレスと脳腸相関の関係について掘り下げていきますので、もし前回の内容をお読みになっていない方は是非ご覧になってからこちらをお読みください。
最後までお付き合い頂けますと幸いです。
◎ IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関
IBSにおいて特に注目すべき点は、IBSが心と体の両方に影響を及ぼす疾患であるということです。これを理解するために、脳と腸がどのように関わり合っているのかを今回はお話していきます。
前置きとして前回の内容を引用させて頂きますが特に症状による精神面への影響は計り知れません。
IBSは、身体的な不快感だけでなく、「また症状が出るのではないか」という不安が常に心の中に蔓延り、生活の質(QOL)を招いてしまいます。これにより、以下のような影響が見られます。
・社会活動や外出への恐怖感
・仕事や学業への集中力の低下
・抑うつや不安障害の併発
これらの心理的要因がさらに症状を悪化させ、症状に対するストレスが更に症状の悪化を引き起こすという悪循環が生まれてしまいます。
症状改善の為には多面的なアプローチと包括的なケアが必要とされます。腸の過敏性の改善を目指した治療が主流ですが、心理的なサポートや腸内環境を整えることも欠かせません。
・脳腸相関
前述の通りIBSは患者へ大きなストレスを与えます。そしてそのストレスは脳、そして体全体にも影響を及ぼしているのです。
脳と腸は深い関係にあり、腸は「第二の脳」と呼ばれることがあります。実際、腸には「腸管神経系(ENS: Enteric Nervous System)」という独自の神経ネットワークが存在し、脳と密接に連絡を取り合い、情報共有を行っています。このつながりは「脳腸相関」と呼ばれ、腸が単なる消化器官以上の役割を果たしていることを示しています。
たとえば、ストレスを感じたときにお腹が痛くなったり、緊張でトイレが近くなったりするのは、脳腸相関の一例です。これは脳が自律神経を介して腸にストレスを受けたという刺激を伝えるからです。逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告もあるそうです。
IBSでは、この脳腸相関のバランスやその仲介役となっている自律神経のバランスが崩れることで、症状が引き起こされると考えられています。そしてこれらのバランスを崩してしまう大きな原因の一つとして ストレス があげられます。ストレスが及ぼす脳への悪影響の一例として、ストレスホルモン(コルチゾール)の過剰分泌や幸せホルモン(セロトニン等)の分泌低下があげられます。特に幸せホルモンの分泌低下は精神面への影響が大きく、気分の落ち込みや何かしようとする意欲の低下、自己肯定感の低下などがあげられます。
セロトニン不足への対応策としては
・栄養バランスの良い食事
・セロトニンの合成に必要な必須アミノ酸であるトリプトファンを含む食品の摂取
・日光浴
・良質な睡眠
・適度な運動
などがあげられますが運動は特に効果的とされており、有酸素運動やリズム運動はその中でも有効性が高いです。2024年10月に更新しましたブログ「鍼灸と月経前症候群(PMS)④」の中で詳しくご紹介させていただいておりますので、併せてお読みいただけますと幸いです。
・腸内環境
腸内環境について前回も少しお話させて頂きましたが、実は腸内環境は脳腸相関に深く関わっています。腸内細菌叢(腸内フローラ)が乱れてしまうと、脳腸相関によって腸から脳へ悪い影響を与える可能性があります。短鎖脂肪酸の減少や便秘や下痢などの消化器系の症状の他、肌荒れやアレルギー、慢性的な身体の不調、うつ症状など全身へ影響を及ぼします。
そのため、IBSの治療には、腸内環境を整えることも重要とされています。
◎IBSと生活の質(QOL)
IBSが患者の生活に与える影響は非常に大きいです。腹痛や便通異常といった身体的症状だけでなく、日常生活や社会活動においても多くの制約が生じます。 前回少しお話させて頂きましたが、具体的にどういったケースがあるのか見ていきましょう。
1. 仕事や学業への影響
突発的な腹痛や下痢のために、外出が不安になったり、会議や授業など日常生活で必要なことに集中できなくなることがあります。また、頻繁なトイレの使用自体がストレスとなることも少なくありません。
2. 対人関係への影響
外食や旅行など、社会的な活動を楽しむことが難しくなる場合があります。外見からわからない分周囲の理解を得にくい疾患であることから、孤独感を感じる方も多いとされています。
3. 心理的負担
IBSの症状が慢性的に続くと、「また症状が出るかもしれない」という不安や抑うつ状態に陥ることがあります。このような心理的要因がさらに症状を悪化させるという悪循環も、IBSの特徴の一つです。
月末のブログではこれらに対するセルフケアについて取り扱う予定ですので、そうぞお付き合いください。
今週もお読み下さりありがとうございました。
今回は「IBS(過敏性腸症候群)と心の繋がり、脳腸相関」についてお話させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は「IBS(過敏性腸症候群)に対する鍼灸治療における臨床研究、またそのレビュー」についてお話させていただきます!
セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院 佐々木
こんにちは。セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の佐々木です。
今月のブログの題材である「PMS」と、当セドナ治療院グループの理念にもあります「自律神経」は非常に相関関係が強いため、こちらもとりあげてお話させて頂きたいと思います。
しかし、まずそもそも自律神経とは何なのでしょうか?最近テレビや日常会話等でも話題に上ることが増え、日常的にもストレスや疲れを感じたとき、「自律神経が乱れている」と言われることも増えましたよね。
ですが自律神経について曖昧なイメージを持っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこでまず最初に自律神経について簡単にお話させて頂きたいと思います。
自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」という二系統で構成されており、代謝や循環、呼吸、消化など、私達が生命維持を行う上で必要不可欠な身体の様々な機能を無意識的に調整しています。
そして交感神経と副交感神経は互いに反対の作用を持ち、そのバランスを保つことで体内の恒常性、つまり生物が外部環境の変化に関わらず、血圧や血糖値、pHなどの体内の状態を一定に保とうとする仕組みを維持しています。
交感神経の働き
交感神経は「闘争か逃走(fight or flight)」反応を司る神経系です。体がストレスに直面したときや急を要する様な緊急時に活性化し、それらに対して迅速に対応ができるようエネルギーを最大限に引き出す方向に働きます。
交感神経が優位になると筋肉や臓器に酸素や栄養を素早く供給するために心拍数と血圧が上昇し、反対に消化管の活動は一時的に抑えられ、胃の動きや唾液の分泌が減少し、消化が遅くなります。また酸素を多く取り込むために気管支を拡張させ、周囲の危険をより早く察知するために瞳孔を拡大させます。副腎からはアドレナリンが分泌され、興奮状態の促進や交感神経の作用の強化、持続を行います。
学校や会社、もしくはプライベートでも、話を聞かずぼーっとしている時にいきなり名前を呼ばれ「君はどう思う?」等と意見を聞かれた時、ドキッとした経験はありませんか?もしくは怖い夢をみてはっと目を覚ました時、緊張する発表会の時、ゲームでクリア目前の時など、交感神経はそういった体がストレスを感じたときや運動、興奮などによって必要なときに迅速に反応し、体を活動モードに導きます。
副交感神経の働き
副交感神経は、交感神経とは対照的に「休息と消化(rest and digest)」を担当する神経系です。体がリラックスしているときや安静状態にあるときに主に活性化し、副交感神経が優位になることで体は回復やエネルギーの蓄積など、いつ交感神経が優位になって闘い始めても良いように備える働きをします。
副交感神経が優位になると、胃や腸の運動が活発化し、消化液の分泌が増加します。これにより、食べ物の消化と栄養の吸収が促進されます。反対に心拍数は緩やかになり、血圧も低下します。これにより、体はリラックスした状態になり、筋肉など使わない臓器へのエネルギーを節約し、蓄えることができます。体が休息状態にあるときに必要な酸素量が少なくなるため、気道はやや収縮し、呼吸は深くゆっくりとしたものになります。明るい環境下での目の負担を軽減させるために瞳孔は縮小され、近くの物を見る際にはピントが合わせやすくなります。
そして副交感神経の働きにおいて何よりも重要なのは心身の回復です。副交感神経はエネルギーの節約と心身の回復を促進します。食事の後や眠る前など、体が修復や成長、回復に集中できるよう、全身の機能を調整する役割を担っています。
鍼灸院や整骨院などでの施術の最中、眠気を感じたり、お腹が鳴ったり、トイレに行きたくなったりしたことはありませんか?そう、これらの反応はすべて副交感神経が働いている証拠なのです。こういった反応が出ているときはきちんと担当の先生やその院を信頼し、リラックスできているため緊張状態のときよりも治療効果が高いです。
このように交感神経と副交感神経は、互いに相反する働きをしながらも、常にバランスを保っています。このバランスが乱れると、身体的・精神的な健康に影響を及ぼす可能性があります。
そして、PMSの発症には、ホルモンバランスとともに自律神経のバランスの乱れが影響していると広く考えられています。何かしらのストレスを受けて自律神経が乱れ、交感神経が過剰に働くと、神経が収縮し血流が悪化します。これが頭痛や肩こり、腰痛などの身体的な症状の原因です。
副交感神経が抑制されると消化器系の機能が低下し、腹部膨満感や便秘などの消化器症状が現れることもあります。また前述したストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増加し、緊張や不安が増加し、これがPMSにおける精神的な症状、例えばやイライラ感やうつ状態を引き起こす原因の一つとされています。施術により狙うべきは副交感神経の活動促進でリラクゼーション効果を促す事です。これにより、筋肉の緊張や痛みが軽減されるだけでなく、身体と精神両方の症状に対して総合的な効果を発揮することが期待されます。
実際の臨床の現場でも鍼灸治療がPMSに対してどのような効果をもたらしたかについても、かなりの数の症例報告・ケースレポートが発表されています。例えば、ある症例では、鍼灸治療を数ヶ月間継続した女性が、PMSの頭痛の大幅な改善を報告しています。イライラや不安感などの精神的な症状も軽減し、生活の質が向上したとされています。
今週も読んで下さりありがとうございました。
来週は、、、「PMSによく使われる経穴(ツボ)」についてお話させて頂きます。
セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院 佐々木
こんにちは!セドナ整骨院の出口です。
平素よりセドナ治療院グループをご利用いただきまして、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、 謹んでお見舞い申し上げます。
緊急事態宣言も解除され、全国的にもコロナの脅威が薄らいできているように感じます。
さて、この新型コロナウイルス感染症(COVID-19)その症状、全容は見えてきた物の私達にとって二次的な脅威を孕んでいるように感じます。
それは一言でいうと「良くわからない体の不調」です。みなさまの周りにもいらっしゃるじゃないでしょうか?
「なんとなく調子がわるい」というやつです
連日の報道、そして正解かどうかわからない情報があふれる中で、正しい情報を見極める事は不可能に近いです。医療従事者である私でも怖いです。
その根底にあるのは人は漠然とした恐怖や目に見えないもの、予測できない未来に恐れを覚えます。
恐怖=「ストレス」です
実は今のこの状況、ある大型災害の後の感じと酷似しているんです。
それは「3.11 東日本大震災」ですどういう事かというと3.11の震災では、私たちは目に見ない余震、放射能の恐怖に怯えました。
そんな漠然とした不安、見えない恐怖が日本中に萬栄していました。
このような漠然とした不安や恐怖がストレスとなり多くの方が自律神経を乱し「なんとなく調子がわるい」という症状を、それだけでなく不眠やめまい・耳鳴りなどの不定愁訴を訴えてきました。
今回の状況、その時と似た状況であると私たちは感じております
5月半ばから当院への問い合わせとして増えてきたのが
「なんとなく調子が悪い」
「動悸がするけど、病院では問題ないと言われた」
「何もしていないのに息苦しい」
「ちょっとしたことで息が切れる」
「めまい・耳鳴りがする」
といった症状の患者さんです
こういった症状の多くに強く関係しているのが先ほども上げた「自律神経」と呼ばれる存在です。
特に今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19) では呼吸器・循環器の場合、多くの患者さんが病院で「異状なし」と診断を受ける場合でもという場合は自律神経の乱れが原因の場合があります。
中には胸部レントゲン、血液検査、心電図などの検査をすべて行い「異常なし」という診断を受けて、内服薬だけを処方されている方も多く見られます。
呼吸に大きく関与する「肺」は自分の意思で動かす事のできる内臓器ですが、自律神経が大きく関与しています。
基本的に人間の内臓器には自律神経の交感神経と副交感神経の二重拮抗支配を受けています。しかし 慢性的なストレスが交感神経を優位に働かせ続けることで、自律神経が乱れ、多くの場合、血液検査やレントゲンなどで異常なしと言われる「自律神経失調症」と呼ばれる病態が出来上がります
皆様も経験があるんではないでしょうか?緊張して呼吸が浅くなった、その緊張を抑えるため深く深呼吸を行ったこれは無意識に肺の収縮弛緩が損なわれている証拠です。
肺の伸展反射(へーリング・ブロイエル反射)が損なわれ、意識して深呼吸することもままならなくなります。
結果、多くの酸素を取り込めず浅い呼吸を頻回で繰り返すことで胸式呼吸となります。
また多くの方が今はマスクの着用を行っていると思います。このマスク、感染予防や飛沫拡大の為ではありますが呼吸を浅くする要因の一つでもあります。
まさに息を潜めている。そんな状態です。
その他にも自宅でのテレワーク・リモートワークの影響で「姿勢不良」や「背骨・肋骨の可動性の悪さ」が診られます。いつものオフィスではなく、高さが合わない自宅のイスと机で仕事をする為、普段、姿勢が良い人でも猫背になる傾向が見られます。
また人間の肺は「胸郭」と呼ばれる背骨と胸骨、肋骨で囲まれている部屋にありますから、肋骨の可動性の低下は肺の十分な伸展機能を阻害する要因となります。
現在、多くの要因で体調を崩されている方が当院にいらっしゃいます。お一人でも多くの患者さんのお力になり、今の現状を乗り越えていきたいと切に願います。
次回は呼吸と自律神経について(施術編)をお送り致します。
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院 院長 出口
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
今回は「自律神経失調症と鍼治療」ご紹介していきます。
自律神経失調症とは前回お伝えしたように
「自律神経が乱れていることで身体に不調が出てしまうこと」を言います。
副交感神経が働かなくては行けない時間に
ストレスなどによって交感神経が働いてしまうので乱れてしまいま
例えば睡眠時間に交感神経が働いていると眠れなくなり不眠になってしまいます。
自律神経失調症の治療法として
「自律神経の働きを整えること」が有効です。
交感神経と副交感神経の働きを整えてあげることによって
身体の調子を整えることができます。
日常生活で入浴や深呼吸、ストレッチなどのリラックスすること、
旅行、スポーツ、映画鑑賞などの趣味、ぼーっとすること、髪型を変えることなど
ストレスを感じない、楽しいことができると自律神経を整えることができます。
私はサッカーを見たり、音楽を聴いたりしてリラックスをしています。
「鍼治療」によっても自律神経の働きを整えることができます。
鍼治療にはリラックス、身体を休ませてくれる効果があります。
例えば「副交感神経を優位にする」という効果があります。
前回お話したように副交感神経の機能は「体を整え、
つまり、
そのため自律神経を整えてくれる鍼治療は自律神経失調症に有効です。
次回は「自分でできる自律神経失調症の対策」をご紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
今回は「自律神経失調症について」ご紹介していきます。
自律神経失調症とは
簡単に言いますと自律神経が乱れてしまうことで身体に不快な症状
その中でも交感神経の異常な興奮によるものがほとんどです。
つまり交感神経が働きやすくなっていて
副交感神経が働きにくくなっているということです。
前回お伝えしたように
自律神経は交感神経と副交感神経が大体決ま
身体のバランスをとっています。
しかし交感神経はストレスに敏感な神経なので、
グラフにするとこんな感じです。
副交感神経が働けなくなると、眠れなくなってしまったり、
といった不快な症状が出てしまいます。
これが自律神経失調症です。
自律神経失調症の主な症状は下の図をご覧ください。
他には肩こり、腰痛、風邪、
副交感神経が眠っている間など休んでいる間に身体を修復してくれ
副交感神経が働けなくなると修復できなくなります。
なので治るものも治り難くなってしまうのです。
しかし逆に言えば、「自律神経のバランスを整えること」で
「体を整えることができる」ということです。
適切な施術で誰でもしっかり良くなる物です。
次回は「自律神経失調症と鍼治療」についてお伝えします。
どうぞよろしくお願いします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
今回は「交感神経と副交感神経の関係」についてご紹介していきます。
交感神経と副交感神経の関係は、
どちらかが上がると、
つまりどちらかが動くと、
太陽と月の関係と似ています。
下の図のように、
このように交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで人の身
今の社会では学校や仕事など多くの事でストレスを感じる事や生活が乱れてしまいます。
心身にかかるストレスや、
交感神経の働きが良くなってしまい副交感神経が働くことができなくなってしまいます。
交感神経はストレスなどにすごく敏感な神経なのです。
ストレスは多すぎても少なすぎても身体に支障をきたします。
ストレスが多すぎる事によって交感神経ばかりが働くようになると、
夜に眠れなくなる、病気が治りづらいなどの症状が出てきてしまいます。
このように交感神経と副交感神経のバランスが崩れ続けてしまうと
自律神経失調症になってしまいます。
次回は「自律神経失調症について」ご紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
今回は自律神経のメカニズムについてご紹介していきます。
自律神経には交感神経と副交感神経が存在します。
まずは両者の違いについてお伝えします。
交感神経と副交感神経の違いとして代表的なのが「働く時間」です。
交感神経と副交感神経を例えて言うなら、「太陽と月」です。
交感神経は
朝(
逆に副交感神経は
夕方(月が出始める時間)
働く時間が違うということは機能も違ってきます。
交感神経の機能は「心身を動かすのに適した体内環境にすること」です
つまり、心身ともに活動しやすくするということです。
なので交感神経は皆さんが仕事をしていたり、
各器官が働くことができます。
副交感神経の機能は「体を整え、
つまり、
副交感神経の機能の例として、内臓を動かし消化を助けてくれます。
これによって、栄養を吸収することができるので栄養素を蓄えることが出来ます。
次回は「交感神経と副交感神経の関係について」ご紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
返信転送
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こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院の鍼灸師の春日です。
今回から数回に分けて自律神経についてご紹介していきたいと思います。
そもそも自律神経とは
「交感神経」と「副交感神経」
という神経を合わせて自律神経と言います。
交感神経は朝から夕方にかけて働いてくれ
副交感神経は夕方から朝にかけて働いています。
なので自律神経は一日中働いてくれている神経です。
自律神経は意志に関係なく「自動的」に各器官を調節してくれています。
全ての人間にある神経であり、生きていく上で重要な神経です。
自律神経が支配している機関として代表的なものがこちらです。
心臓・気管・肺・抹消血管・胃腸・肝臓
・胆嚢・膵臓・瞳孔・涙腺・唾液腺・汗腺・皮膚膀胱・代謝
などなど
挙げればきりがないです。
上記以外にもまだまだ多くの機関を支配しています。
その自律神経が何らかの理由で失調してしまうと
さまざまな障害が身体に起こります。
その例がこちらです。
めまい・耳鳴り・肩こり・腰痛・頭痛・手足のしびれ
手足が冷える・低体温・顔が火照る・動悸・息切れ
食欲不振・便秘下痢・イライラ・不眠症・発汗
など多くの障害が挙げられます。
自律神経は普段生きている中で自然と動いてくれているので便利な神経ですが、
逆に言えば自分では動かせない神経だとも言えます。
自律神経が失調してしまうと自分で治すのは難しいことです。
誰もが自律神経失調症になる可能性があります。
次回は「自律神経のメカニズムについて」ご紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
こんにちは!
千葉駅「徒歩1分」
セドナ整骨院・鍼灸院の院長:出口です。
前回から「副腎疲労症候群」について話を始めています。
改めて、副腎疲労症候群とは?
「ストレスに対抗するホルモンを放出する副腎が疲れて活動できない」状態になってしまっていることで
体調不良・慢性疲労・自律神経の乱れからくる様々な症状が出てくる状態を指します!
副腎からは「副腎皮質ホルモン」と「副腎髄質ホルモン」と言う大事なホルモンでています。
特に副腎皮質から分泌される「コルチゾール」というホルモンはストレスに抵抗する為のホルモンです。
このコルチゾールは個々人によって「量的限界」があります(個人差があるという事ですね)
このコルチゾールの容量は後天的に鍛えていく事が難しいものです。
10mlなら10ml、12mlなら12mlとその中で生活しています。
何かのタイミングで多くのコルチゾールを消費してしまった場合
その量の限界を超えることで体に症状となって表れてきます。
(副腎からのホルモン低下と記載すると「アジソン病」:副腎機能の「全面的な低下」と混同する方もいらっしゃると思いますが今回は「副腎疲労症候群」:コルチゾールという一部のホルモンの放出量が「低下」この2つは似たよう症状を出しますが、重症度が全く違うものですのでご注意して下さい)
では「副腎疲労症候群」をどのように見極めるか?簡易的な検査が二つあります
それは 1.血圧について と 2.瞳孔について です。
※検査法は長くなりますのでバックナンバーをご覧ください。
上記二つの簡易検査に心当たりがあるならば、専門の医療機関で一度、詳しく精査する事をおススメしています。
次回からは自律神経についてを詳しく掘り下げていきます!
本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
自律神経失調症・頭痛・肩コリ・腰痛
JR千葉駅から徒歩1分!
セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院
043-287-4486
千葉県千葉市中央区弁天2-1-1
秋葉ビル1F
こんにちは!
千葉駅「徒歩1分」
セドナ整骨院・鍼灸院の院長:出口です。
前回まで「自律神経」と「内臓器の働き」特にここ数回は「副腎疲労症候群」についてお話しさせて頂きました。
次回から「自律神経を乱す原因とその対処法」に関してお話をしていきますので
2回に分けてこれまでの説明を纏めていきましょう。
「自律神経」は体中を網のように張り巡る情報ネットワークです。
最高中枢は脳の「視床下部」にあり、内臓器・血管・骨格に血液を供給しています。
脳と内臓・血管はお互いに密接に関係性があり
「自律神経の乱れ」 ➡ 「内臓器の機能低下」という順序だけではなく
「内臓器の機能低下」 ➡ 「自律神経の乱れ」という順番もあります。
これをずっと放っておく事で、両者に影響が出てきて
なかなか状態を改善できない「負のスパイラル」にはまっていきます。
そして、特にストレスを受けやすい内臓は特に以下の三つです。
① 「胃・十二指腸潰瘍」
② 「副腎皮質の肥大」
③ 「胸腺・リンパ系の萎縮」
以上の3つだと言われています。
この中で、副腎皮質のみが壊れたり小さくなったりではなく、肥大して大きくなる。という経過をたどります。
副腎皮質とは主に「ストレスに対抗するホルモン」を生成する臓器で、この副腎皮質が疲労し
「ストレスに対抗するホルモンを放出する副腎が疲れて活動できない」状態になってしまっていることで
体調不良・慢性疲労・自律神経の乱れからくる様々な症状が出てくる状態
「副腎疲労症候群」と言います。
本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
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