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「肩こり」と「頸部の病態変化」

2016.10.13 | Category: 肩こり

こんにちは!

千葉駅「徒歩1分」

整体・鍼灸をベースとしたオーダーメイド療法で

肩こり治療に高い効果を出している
セドナ整骨院・鍼灸院です!!
本日は

「肩こり」と「頸部の病態変化」についてです

前回のブログで頭から首にでてくる神経についてご理解いただけたと思います。
今回はその発展として、神経が骨の隙間からから出てくるポイントの話をします!
今回取り上げるのは「椎間円板(椎間板)」と「ルシュカ関節」とよばれる関節です。

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首の背骨(頸椎)は7つの骨が重なっています。
その1つ1つの骨の間には「椎間円板」と呼ばれる

固めのゼリー状の軟部組織があり、水分を留めておくのに必要なコラーゲンが多く含まれています。

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この椎間円板の主な働きとしては
①圧力の分散
②脊柱の安定化
です(他にもありますが。。。。)

椎間円板はだいたい18歳を過ぎたころから水分量が減っていく事が知られています。
それにより椎体間の安定性が低下し始めます。
「頸椎椎間板ヘルニア」や

「頚椎症性神経根症」

「頚椎症性脊髄症」

「変形性頚椎症」

 

という病名がつく「退行性変性(変化)」

X線などの画像診断にて確認できるようになってきます。
安定性を失った椎体間は「筋肉」「靭帯」「関節包」などの

軟部組織が変性を起こし、安定性を保とうとします。

 

その中でも第3~7頚椎のみに存在するルシュカ関節

(「鉤椎関節」と呼ばれる頸椎に見られる特殊な関節)には神経根出口にあり

上下の幅が狭くなった椎間円板の影響、そして加齢や反復的な機械刺激により変性し「骨棘」を形成します。

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人体は関節面での不安定感を察知すると骨を増殖させて関節を安定させようとするメカニズムがはたらきます。
そして、このメカニズムによって異常に増殖したものを「骨棘」となるのです。
この「骨棘」は画像上での「変形性頚椎症」などの病変を引き起こすといわれます。

そしてこのルシュカ関節が潰れると、椎体間の距離が近づきます。
いわゆる、関節が緩い状態になりますから、関節では安定性を失います。
このことから関節近くの筋肉・関節包が厚く肥厚していき

本来、神経線維が走るスペースを圧迫し、神経症状が出てくるのです。

 

これが「頚椎症性神経根症」「頚椎症性脊髄症」

などと呼ばれる病名の正体で、肩こりも追随した症状として出てきます。

 

院長 出口友弘

本場アメリカで学んだカイロプラクティック
をベースにした整体
自律神経失調症・頭痛・肩コリ・腰痛

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