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女性ホルモンとアロマテラピー④

2018.08.27 | Category: 女性ホルモンとアロマテラピー

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、『女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー』をご紹介

しています。

前回は「月経前症候群(PMS)」についてお話しいたしましたので、今回は「月経痛」

ついてご紹介いたします。

 

『月経痛』とは、生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる、

下腹部や腰の痛みのことを言います。

下腹部や腰部の痛みの他に、頭痛、胃痛、吐き気、めまい、腸蠕動痛・下痢など

伴うこともあります。

いずれの症状も、子宮内膜から放出されるプロスタグランディンという物質が、

いろいろな臓器の平滑筋を収縮させることが主な原因です。

卵巣からの女性ホルモンの作用で約一カ月の間にしっかり育った子宮内膜組織が、

子宮の収縮に伴って排泄されるのが月経(生理)です。

ですので、生理痛があるのは卵巣から正常なリズムで女性ホルモンが分泌されて

きちんと排卵が起きていることの、一つの証とも言われています。

そうは言われても痛くなるのは避けたいですよね。

 

月経痛は、様々な要因によって強まることがあり、日常生活に支障をきたすほど強い場合を、

月経困難症と呼びます。

子宮筋腫・子宮内膜症・子宮形態異常などの病気が関与しているものを器質性(続発性)

月経困難症と言います。

逆に、子宮などに特別な病因が見当たらないものを機能性(原発性)月経困難症と言います。

半数以上の月経困難症は病気が関与しない機能性月経困難症です。

機能性月経困難症は、プロスタグランディンの過剰産生などが原因とされており、10代~20代

に多くみられ、特に強い痛みは一日前後の短い時間に集中することがほとんどです。

不安感や精神的不安定、生活上の不摂生などが症状を強めている場合も見受けられます。

 

〈月経痛への対処法〉

まずは、ご自身の月経周期や症状を記録してきちんと知り、月経に向けて体と気持ちの

準備、セルフコントロールを行うことが大切です。

2~3カ月間の基礎体温を合わせて記録しておくと、医療機関を受診される際にも

大変参考になります。

また、月経の時期は、過労を避け、十分な栄養や睡眠を取って体調変化に備え、

体や下腹部を温めて子宮の強い収縮を予防しましょう。

 

月経痛に有効な精油はホルモンバランス調整作用のある精油です。

前回の月経前症候群(PMS)同様、これらの精油は経血量に影響を与える精油が

多いので、ご自身の経血量に合わせて精油を選ぶことが重要です。

タイプ別にご紹介いたしますので参考になさってください。

多量月経・月経過多におすすめの精油

・ゼラニウム

・ローズ

少量月経におすすめの精油

・ローズマリー・カンファー

・マジョラム

・クラリセージ

通常経血量の方におすすめの精油

・イランイラン

・カモミール・ローマン

・ネロリ

 

いずれも芳香浴だけでなく、ホホバなどの植物油で1%程度に希釈し、デコルテに塗って

吸入するか、痛みが出ている部分に塗布するのもおすすめです。

また、足先が冷えてしまうと月経痛が悪化しやすいので、冷え性の方は上記の精油を

垂らしたフットバスもおすすめです。

是非お試しください!

 

次回も、「女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー」をご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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