Blog記事一覧 > 女性ホルモンとアロマテラピー > 女性ホルモンとアロマテラピー③
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回は、『女性ホルモン』が身体や精神に与える影響をご紹介いたしました。
今回はから『女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー』をご紹介
いたします。
皆さんは「女性ホルモンが原因で起こる不調」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
不調が出るタイミング、不調の症状は人によって、または月によっても様々です。
不調の起こる原因を知り、体調の変化を受け入れることで女性ホルモンとうまく付き合える
ようになります。
その中で自分に合う精油を見つけて、症状を軽く、少しでも心身ともに快適に過ごしましょう。
今回はまず「月経前症候群(PMS)」についてお話しいたします。
「月経前症候群(PMS)」とは生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こる不快な症状で、
身体的なものから精神的症状まで実にさまざまな症状が現れます。
生理がはじまると嘘のように症状が消えてしまうのも「月経前症候群(PMS)」の特徴の
ひとつです。
症状の引き金となっているのは、排卵後に増加してくるプロゲステロンです。
これは本来、妊娠を助けるホルモンなので、子宮内膜を柔らかくしたり体内に
水分や栄養を溜め込んだり、妊婦さんが安静に過ごせるように眠気をきたすような
生理的作用を担っています。
そのため、生理前の時期はからだがむくみやすくなる、便秘がちになる、体温が上昇する
など、体調が低下しやすいのです。
「月経前症候群(PMS)」の症状は更年期の症状と似ていますが、「月経前症候群(PMS)」は
20~30代女性に多く見られ、生理周期も卵巣機能も正常な人に起こります。
日常生活に差し支えない程度の不調でしたらアロマテラピーを始め、セルフケアで症状が
軽くなることがほとんどです。
生活に差し支えるほどつらいときは、緩和のために治療がいろいろありますので、
婦人科で相談してみましょう。
<月経前症候群(PMS)の主な症状>
からだの症状
胸が張る、眠くなる、だるい、食欲が増す、便秘、肩こり、頭痛、
にきび、吹き出物、肌荒れなど
心の症状
イライラする、感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込む、集中力低下、無気力感など
月経前症候群(PMS)に有効な精油はホルモンバランス調整作用のある精油です。
ただし、これらの精油は経血量に影響を与える精油が多いので、ご自身の経血量に
合わせて精油を選ぶことが重要です。
タイプ別にご紹介いたしますので参考になさってください。
経血量を気にせず使える精油
・イランイラン
・メリッサ
・ローズウッド
・カモミール・ローマン
多量月経・月経過多におすすめの精油
・サイプレス
・ゼラニウム
・ローズ
少量月経におすすめの精油
・クラリセージ
・ラベンダー
・マジョラム
いずれも芳香浴だけでなく、ホホバなどの植物油で1%程度に希釈し、デコルテに
塗って吸入するか、痛みが出ている部分に塗布するのもおすすめです。
是非お試しください!
次回も、「女性ホルモンが原因で起こる不調におすすめのアロマテラピー」をご紹介していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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