こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前々回から、「春先の不調におすすめのアロマテラピー」として、花粉症について
ご紹介しています。
まずは前回までのおさらいです。
アロマテラピーで花粉症の症状を抑えるには3つのアプローチがあります。
・解毒、浄化
・肝臓の強壮
・皮膚の強壮
前回は「解毒、浄化」についてご紹介いたしました。
今回は、この中の「肝臓の強壮」におすすめのアロマテラピーをご紹介していきます。
実は、花粉症を発症する原因として大きく関係しているのが、「肝臓」の働きです。
東洋医学では「春は肝の季節」とも言われており、肝臓がもっとも敏感になりやすい
季節なのです。
肝臓の機能が高まる為、普段はアレルギー疾患のない人でも症状が出ることもあり、
「花粉症」はその代表例といえます。
まず、肝臓の働きご紹介いたします。
1:栄養の代謝・貯蔵
胃腸で消化吸収された栄養素を体内で利用できる形に変えたり、貯蔵したり、
血液中に流したりしてくれます。
2:解毒・排泄
身体にある有害物質を解毒して、胆汁や尿にして排泄してくれます。
3:胆汁分泌
脂肪の消化吸収を、間接的に促してくれます。
この「解毒・排泄」の事を「疏泄機能(そせつきのう)」といいます。
疏泄機能の「疏(そ)」は、物質の解毒や分解、「泄(せつ)」は排泄のことを指し、
これらを組み合わせた「疏泄(そせつ)」を一言で表すと、”身体のすみずみまで
エネルギーと血を巡らせる”という意味です。
この「疏泄機能」が上手く作用しないと、身体に水分や毒素などが溜まってしまい、
目のかゆみや鼻水、頭痛といった花粉症の症状を引き起こしやすくなってしまいます。
春は花粉が飛び始める時期であることに加え、肝臓機能が必要以上に敏感になり、
「疏泄機能」のバランスが崩れるため、花粉症が重症化しやすくなるのです。
ですので、花粉症の症状を少しでも緩和するには、肝臓の疲れを回復し、機能を
コントロールすることが大切です。
肝臓の強壮におすすめの精油は以下の通りです。
・ローズマリー・ベルべノン
・ヘリクリサム(イモーテル)
・キャロットシード
・レモン
以上のような精油を使ってオイルトリートメントを行うことで肝臓の働きを強化・
免疫力UPをして、花粉症などのアレルギーに対抗できる身体を作っていきましょう。
次回も、「花粉症対策におすすめのアロマテラピー」をご紹介していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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