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「東洋医学①」

2019.04.02 | Category: 東洋医学

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

前回は「アロマテラピー」と「東洋医学」の繋がりについてご紹介させていただきました。
今回からは『わかり易く』をモットーに「東洋医学」についてご紹介していきます。

 

東洋医学(=中国伝統医学)は

インドの「アーユルヴェーダ」イスラム圏の「ユナニ医学」と並ぶ

 

世界三大医学のひとつです。

その中でも古代中国で発祥した東洋医学は、

最も理論的な体系を整えているとされています。

 

今後詳しくご紹介していく「陰陽説」「五行説」「天人合一説」

という古代の自然哲学と、中国各地で自然発生的に発達した医療技術と融合させているのも特徴です。

 

中国は古来より広大な土地を有しており

東西南北、それぞれの土地の自然環境、それに伴う食生活を中心とした生活様式に合わせた

独自の治療法を確立してきました。

解りやすいところですと、ユーラシア西部との貿易が盛んで薬草が入手しやすい西部地域では

「漢方治療」が、ロシアに近く寒冷な北部では温熱刺激を与える「灸治療」が発達しました。

現代では「鍼治療」「灸治療」「漢方(湯液)治療」「手技(按摩)治療」

の四つが東洋医学の四つの柱とされています。

これらの医学が朝鮮半島に渡り「韓医学」として

日本には7~8世紀に伝わり「漢方医学」を中心に独自の発達をしてきました。

 

東洋医学の特長として、「現代医学(=西洋医学)」が解剖学や生理学などの

科学的な観点から人体を捉えていることに対して、人体を一つの有機体として捉えていることが挙げられます。

例えば、「胃が痛い」という症状に対して胃カメラやレントゲンで検査をし

胃液や胃粘膜の分泌に働きかける薬を処方するのが「現代医学」です。

それに対し東洋医学では胃の自覚症状に対して、病巣部の直接的な治療だけでなく、

病巣と関連したほかの部位や全身のバランスの乱れなどをチェックします。

それにより、検査での異常や自覚症状の出ていない

「不定愁訴」や「未病」を含めた「身体全体の不調」に対して

「自己治癒力」を高めるための治療を行います。

 

このような統合的に人体を一つの有機体として捉える考え方の基本になっているのが

先ほど挙げた「陰陽説」や「五行説」「天人合一説」になります。

次回はそのうちの「陰陽説」について詳しくご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします。


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