Blog記事一覧 > 妊娠中のアロマテラピー,未分類 > 妊娠中のアロマテラピー⑦

妊娠中のアロマテラピー⑦

2018.12.25 | Category: 妊娠中のアロマテラピー,未分類

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回から、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明しています。

妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状の緩和にもアロマテラピー

がお薦めです。

色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも

楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。

 

今回は妊娠中期から起こりやすく、また妊娠後期まで症状が持続してしまう方も多い

「吐き気」についてお話ししていきます。

吐き気はつわりの中でも定番の症状で、妊婦さんの実に85%以上の方が吐き気を経験

していると言われています。

 

そもそも何故、妊娠中に吐き気が起きやすくなるのでしょうか?

1、ホルモンの関係

一般的に妊娠初期の「吐きづわり」は、プロゲステロンというホルモンが胎盤の完成までに

急激に増加することが原因とされています。

胎盤が完成したあとは、プロゲステロンの影響を受けることが少なくなり吐き気もおさまる

方が多いのです。

しかし、プロゲステロンが増えすぎている人は胎盤が完成したあとでもつわりによる

吐き気が治まらない場合があります。

人によって「吐きづわり」が収まる時期に差があるのはこのためです。

2、胎児の成長

妊娠中期になると、多くの人がお腹のふくらみがはっきり分かるようになります。

それだけお腹の中の胎児が大きく成長しているということです。

母体が胎児に比べて小柄だったり、多産児の場合などは、妊娠中期であっても子宮が

大きいので、上にある胃を圧迫してしまいます。

胃が下から持ち上げられるので胃がムカムカする、吐き気がする、と感じるのです。

胎児の成長が順調なのは喜ばしい事ですが、平均よりも大きな赤ちゃんである場合は、

妊婦さんの吐き気が他の人よりも強く感じるかもしれません。

3、便秘

便秘によって吐き気を感じるのは妊婦さんだけの話ではありません。

しかし、特に妊婦さんは妊娠中期から後期にかけて便秘の症状が悪化する人が多く

いらっしゃいます。

お腹が大きくなるごとに、胃や腸が圧迫されて腸の活動が悪くなり、腸に便が溜まるので、

その上にある胃は必然的に状態が悪くなります。

吐き気の原因が分からない人は便秘の状態に陥っていないか客観的に判断しましょう。

便秘が酷いと他の臓器の調子も悪くなってしまいます。

妊娠中期で便秘が酷い人は、食事を見直したり、産婦人科で下剤を処方してもらって

早めに便秘を解消しましょう。

ここではすでに症状が現れてしまった際の対策をご紹介いたします。

・芳香浴

つわり期には食事でもすっきりとしたものを好むようになる方が多いですが、香りも

同様です。

芳香浴でしたらNGの精油はほとんどないので、気分が爽やかになる香りをリラックス

タイムや就寝の際に焚くようにしましょう。

香りがすっきりしている精油は、そのほとんどに消化促進作用があります。

特に便秘が原因の吐きづわりの方には効果が高くなります。

・希釈したオイルをデコルテに塗布

お仕事中などで芳香浴が出来ない、という場合にはデコルテにオイルを塗布するのも

おすすめです。

この場合はレモン、グレープフルーツ、ベルガモットがオススメです。

この3つの精油には光感作作用があるので、紫外線が直接当たらない部分に塗布するように

気をつけましょう。

持ち運びようにスポイトタイプの遮光瓶があると便利です。

10mlサイズのものが多いので、10mlの植物油に対し、精油を2滴入れて使用します。

何度も塗りすぎると肌が荒れてしまう恐れもあるので1日に2~3回塗布するように

しましょう。

 

次回もマイナートラブル解消のためのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。


アクセス情報

所在地

〒260-0045
千葉市中央区弁天2-1-1 秋葉ビル1F

休診日

水曜・祝日