こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回まで9回、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明してきました。
妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状の緩和にもアロマテラピーが
お薦めです。
色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも
楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。
今回は、前回と同じく皮膚のトラブル「妊娠線」についてお話ししていきます。
今までご紹介してきた症状とは違い『体調不良』ではないのですが、出産後も痕が残って
しまう場合があったりと、妊婦さんに非常に多いお悩みですので、アロマテラピーでの
対処法をご紹介いたします。
「妊娠線」とは、皮膚の表皮の奥、真皮が裂けてできる断裂線のことを言います。
お腹にできるイメージがあると思いますが、太ももやお尻、二の腕、バストなどに
できることもあります。
妊娠線ができる原因は、皮膚の急激な伸びです。
妊娠中は赤ちゃんの成長に伴ってお腹が大きくなるだけでなく、バストが大きくなったり、
体全体に脂肪が付きやすくなります。
皮膚のうち、表面層は伸びて体の変化に対応することができますが、奥の真皮や皮下組織の
一部は急激な伸びに耐えられません。
そして、急激な皮膚の伸びのスピードについていけず、真皮が断裂してしまい、赤紫色の
線状斑が現れるのが「妊娠線」です。
「妊娠線」のケアにお勧めの植物油は以下のオイルです。
・カレンデュラオイル
皮膚や粘膜の炎症を鎮めたり、肌の修復保護作用があります。
皮膚への刺激が少なく、マイルドな作用でお肌への負担が軽いため、特に敏感肌の方にも
安心してお使いいただけます。
さらにセドナで取り扱っているカレンデュラオイルは抽出のベースオイルにオリーブオイルを
使用しているので肌馴染みも非常に良く、全身に使いやすいテクスチャになっています。
・ホホバオイル
人の皮膚、皮脂に近い成分なので皮膚の奥深くまで浸透・保湿が出来るオイルです。
もともと乾燥しやすい肌質の方に非常にお勧めです。
10℃以下で固形化してしまうので、冬の間は保管する場所・環境にお気をつけ下さい。
・スイートアーモンドオイル
ホホバオイルに比べ保湿力は少し劣るのですが、皮膚軟化作用が非常に高いオイルです。
皮膚を柔らかく保つことで、赤ちゃんの成長と共にお腹の皮膚が伸びてしまってもひび割れを
防ぐことが出来ます。
冬の間などは保湿力をアップする為、ホホバオイルとブレンドしての使用もおすすめです。
植物油に希釈する精油は以下のものがお勧めです。
・フランキンセンス ・ラベンダー(妊娠中期以降)
・マンダリン ・ネロリ(妊娠後期)
1%濃度になるように精油をブレンドし、お風呂上りなどにたっぷりと塗るようにしてみて
下さい。
今回までで10回にわたり「妊娠中のアロマテラピー」についてご紹介してきました。
お腹の中で赤ちゃんを育てる40週間。
体調も自分の身体とは思えないほどコントロール不能になり、精神的にも不安定になるなど
何かと悩みの尽きない妊娠期間ではありますが、アロマテラピーを取り入れることで、
少しでも楽しくハッピーに過ごしていただけましたら幸いです。
今回紹介されなかった症状でも、アロマテラピーはもちろん、鍼灸治療や整体治療で
お役にたてることも多々ございます。
何かお悩みがありましたら是非セドナのスタッフにご相談ください!
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回から、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明しています。
妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状の緩和にもアロマテラピーが
お薦めです。
色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも
楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。
今回は妊娠中期から起こる方もいる「皮膚の瘙痒感」についてお話ししていきます。
今までご紹介してきた症状に比べ悩む方の割合は少なくなるのですが、ひどい方だと
夜寝られないほどの痒みを感じたり、出産後も掻いた痕や皮膚炎の痕が残ってしまう
場合があります。
お医者様に相談しても「産後には収まりますよ」と言われてしまったり、薬の塗布などの
対処療法のみになってしまう場合が多いようです。
ステロイドなどの強い薬は使いたくない、という妊婦さんもいらっしゃると思いますので、
アロマテラピーでの対処法をご紹介いたします。
妊娠中に皮膚にかゆみが表れるトラブルの代表的なものには以下のものがあります。
・妊娠性掻痒(そうよう)症
妊娠性掻痒症は、主に妊娠後期におこりやすく、全身に激しいかゆみを感じるものの、
発疹は見られません。
妊娠中に胆汁の流れが悪くなることが原因とされ、女性ホルモンのエストロゲンが関与
していると言われています。
・妊娠性類天疱瘡(るいてんぽうそう)
妊娠性類天疱瘡は自己免疫疾患の一種で、胴や手足を中心にかゆみを伴いながら、
多くの紅斑や水ぶくれができます。
他に比べ発症率は低くなりますが、主に妊娠中期から後期、産後すぐの頃に起きます。
多くは出産後1カ月以内に改善しますが、稀に悪化したり、再発を繰り返すこともあります。
・妊娠性痒疹(ようしん)
妊娠性痒疹は、妊娠初期の12~15週頃、胴や手足に強いかゆみと発疹が表れます。
2回目以降の妊娠時に発症するケースが多いとされていますが、初産の発症率も
少なくないようです。
多くが産後に改善しますが、一度発症してしまうと妊娠のたびに再発しやすくなって
しまいます。
アトピー性皮膚炎がある方は、かかりやすくなる傾向があると言われています。
・PUPPP(掻痒性蕁麻疹様丘疹)
PUPPPもかゆみと共に、蕁麻疹のような紅斑が腹部、大腿部、臀部、上腕部など
広い範囲にできます。
妊娠性痒疹との違いとしては、妊娠後期の30週以降に発症する事、初産婦に多い事が
あげられます。
また、多胎妊娠との関連も指摘されています。
皮膚の瘙痒感を抑える為には①患部の免疫力の向上②炎症の抑制③感染症の予防
④皮膚のバリア機能の修復が重要になります。
皮膚の瘙痒感が出てしまった方にまずお勧めしたいのが「カレンデュラオイル」です。
カレンデュラオイルはビタミンAやβカロテン、サポニン、フラボノイドなどの成分が
含まれる為、皮膚や粘膜の炎症を鎮めたり、肌の修復保護作用があります。
また、皮膚への刺激が少なく、マイルドな作用でお肌への負担が軽いため、特に
敏感肌の方にも安心してお使いいただけるオイルなのです。
さらにセドナで取り扱っているカレンデュラオイルは抽出のベースオイルにオリーブオイルを
使用しているので肌馴染みも非常に良く、全身に使いやすいテクスチャになっています。
カレンデュラオイルに希釈する精油は以下のものがお勧めです。
・ティーツリー ・フランキンセンス
・カモミール ・ラベンダー
1%濃度になるように精油をブレンドし、気になった時にこまめに塗るようにしてみて
下さい。
次回もマイナートラブル解消のためのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回から、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明しています。
妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状の緩和にもアロマテラピーが
お薦めです。
色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも
楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。
今回は妊娠中期から起こりやすい「便秘」についてお話ししていきます。
前回ご紹介した、妊婦さんの実に85%以上の方が経験している「吐きづわり」の原因にも
なってしまう「便秘」。
トイレで踏ん張ったり、市販の便秘薬が飲めない妊婦さんにとっては便秘も重大なお悩み
なのです。
そもそも何故、妊娠中は「便秘」になりやすいのでしょうか?
1、ホルモンの変化
妊娠するとプロゲステロンというホルモンの分泌量が増加します。
プロゲステロンは胃腸の筋肉を緩め蠕動(ぜんどう)運動を低下させるため、妊娠すると
便秘になることが多くなります。
2、胎児の成長
胎児が大きくなり、お腹が大きくなるにつれて子宮が大腸を圧迫し、便秘になりやすく
なります。
3、水分不足
つわりによって水を飲むだけでも吐き気を催す妊婦さんも多くいらっしゃいます。
そうすると水分の摂取量が不足してしまい、便が固くなり、便秘になってしまいます。
4、ストレス
おなかの赤ちゃんはちゃんと育っているのか、不安にならないお母さんはいません。
とくに初めての妊娠の方は自分の身体の変化や生活の変化への先の見えなさにストレスや
不安を強く感じる方が多いです。
更に妊娠前より身体も疲れやすくなっていることも腸の働きに影響します。
疲労やストレスにより腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まり、便秘になりやすくなって
しまいます。
ここではすでに症状が現れてしまった際の対策をご紹介いたします。
・希釈したオイルでトリートメント
頑固な便秘にはオイルトリートメントがお勧めです。
お風呂上りなど身体が温まっているときに1%程度に希釈したオイルでお腹全体を円を
描くようにやさしくなぞるようにマッサージします。
妊娠初期はオレンジスイート、中期以降はラベンダーをプラスするのがお勧めです。
妊娠してから慢性的に便秘に悩んでいる方は次回ご紹介する「妊娠線対策」のオイルに
最初からブレンドしてしまうのもおすすめです。
・芳香浴
消化促進作用のある精油はミント系やスパイス系の精油が多く分類されます。
特に妊娠初期には妊婦さんのお身体への塗布が難しい精油が多く含まれます。
妊娠初期はオイルトリートメントをする際は植物油のみで行い、アロマテラピーは
芳香浴を活用しましょう。
お勧めは以下の精油です。
・ペパーミント ・シナモン
・オレンジスイート ・ジンジャー
・タイム ・ラベンダー
・ローズマリー ・バジル
次回もマイナートラブル解消のためのアロマテラピーを詳しくご紹介していきます。