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腰痛について 

2021.01.15 | Category: 未分類

こんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の春日です。

 

寒い日が続いておりますが皆様、いかがお過ごしでしょうか?

最近、ご来院の多い患者さんの特徴としては腰痛をお持ちの方が多いという事です。

腰痛って一口に言っても様々な症状があります。

今日のこの記事が腰痛でお困りの皆様にとって見地が深まり、お役立ちに慣れれば幸いです。

 

「腰痛の歴史」

WHOの認める現代西洋医学は科学の発展と共に20 世紀に入り急速に発展しました。顕微鏡・X線などはその代表と言っていいでしょう。その結果、多くの謎が解明されました。

昨今、大きな話題となっている細菌感染とその病態解明、それに基づく治療法の確立はその典型的な例の一つと言えるでしょう。

 

しかし一方,腰痛に目を向けてみると日本では戦後 60 年以上が経過しても,治療成績が著しく改善したり,予防法が確立したという結果は得られていません。私達も臨床の中で多くの腰痛患者さんと向き合いますが、その症状は十人十色・千差万別です。

(職業性腰痛だけでもその総医療費は「年間約 820 億円」にのぼると言われています)

 

その歴史は古く腰痛の最古の文献といわれているのは紀元前3000年頃のエジプト、ピラミッドの壁画に腰痛に「最近、腰が痛い」というような内容の記述も認められるという事です。

 

医療として腰痛を捉える場合、現代西洋医学においてのアプローチも効果的です。

しかし、現代西洋医学が発展するもっと前から腰痛の治療をしていたのは中医学・東洋医学と呼ばれる鍼灸治療を代表とする伝統補完代替医療です。

 

 

 

「腰痛の定義」

定義で確立したものはなく、主に疼痛部位発症からの有症期間、原因などにより定義される事が多い、一般的には、触知可能な最下端の肋骨と殿溝の間の領域に位置する疼痛の総称とされています。

 

その有症期間から

➀急性腰痛(発症からの期間が4週未満)

②亜急性腰痛(発症からの期間が4週以上から3ヵ月未満)

③慢性腰痛(発症 からの期間が3ヵ月以上)

 

に分類され、原因の明らかな腰痛(特異的腰痛)と明らかでない腰痛(非特異的腰痛)に分類されるます

 

 

「腰痛にはどんな原因があるのか」

現代西洋医学的には「筋筋膜性腰痛」「椎間関節性腰痛」「仙腸関節炎」などの「ぎっくり腰:急性腰痛」と呼ばれるものから

「椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎分離・すべり症」「変形性腰椎症」「圧迫骨折」などの器質的変化のある物

「坐骨神経痛」「馬尾症候群」などの支配神経領域まで神経症状が出るものなど症状も千差万別です。

原因も「この症状には100%これ!」というものはないもののしっかりとした問診・検査・カウンセリングで答えを導いていきます。

 

当院に通う腰痛患者さんで多いのは

 

「骨格の歪み」が原因の姿勢性の痛み

「背骨・骨盤の可動域の低下」が原因の痛み

「股関節、膝、足首の可動域の低下、代償」が原因の痛み

「日常生活・スポーツ活動などの筋肉疲労」が原因の痛み

「東洋医学的な所見」が原因の痛み

等があげられ、以上のものはしっかりとした施術で改善できます。

 

また東洋医学では腰痛の種類として4つあります。

 

1つ目は「気滞血瘀」です。

気滞とは経絡を流れている気の機能が停滞した状態のことをいいます。気はのびのびと滞りなく、経絡をめぐっていることが正常な状態です。仕事や日常生活でのストレスや心配事などが続くと、気の巡りをコントロールする機能が乱れることで気が滞ってしまいます。これにより気滞が発生し、さまざまな症状が現れます。

 

血瘀とは気滞と同様で経絡を流れている血が滞り瘀血という滞りができ、それによって体に生じる病的な状態を血瘀といいます。

 

気滞と血瘀が体両方で生じているものが気滞血瘀と言われるものです。

 

症状としては同じ場所に刺すような痛みを感じることや触れると痛みが増す、胸脇部の張りと重苦しさ、イライラ感などがあります。

 

対処法としては運動により血流改善をし血瘀を取り除き、ストレス発散をすることで気滞を取り除くことができます。

 

 

2つ目は「寒湿」です。

寒邪と湿邪が経絡を詰まらせ、腰痛が発症します。

体の中の津液(水分)の流れが悪くなったことで生じるものを水湿と呼び、それが寒邪と一緒になったものが寒湿です。

寒湿は五臓六腑の脾と胃の部分に生じることが多く見られます。冷たいヘドロのようなものが体の脾胃に溜まっているということです。

 

症状としては横になって休んでも痛みが治らないや体が重くだるい、雨や風、寒さによって症状がひどくなる、腰部が引きつれて前後に屈伸できないなどがあります。

 

対処法としては温めることで寒邪に対応ができ、汗をかくと余分な水分が体の外に出るので寒湿を取り除くことができます。

 

3つ目が「湿熱」です。

湿熱とは体の中の水分に熱が結びつき、気血の動きを邪魔するもののことをいいます。

湿熱は脂っこいものや甘味、辛味の過食、飲酒により生じます。

また梅雨などの湿気が高い季節には外部からの湿熱を受けやすくなっています。

湿熱が溜まることで気と血の巡りが悪くなりドロっとしたものが体の中に充満してしまいます。

 

症状としては暑がりで汗っかきや冬でも薄着、夏は苦手、食欲旺盛、吹き出物が多いなどがあります。

 

対処法としては汗をかくことです。汗をかくことで気の巡りが伸びやかになり、湿の停滞を減少し、余分な水分を体の外に出してくれるので有効的です。

 

4つ目は「腎虚」です。

腎虚とは五臓の腎の部分が弱くなっているということです。

「腰は腎の府を為す」と東洋医学では言われていて、腰は腎の場所であり、腎と腰は密接に関係をしています。

腎の気が弱くなると、腰や背筋に栄養が行き渡らなくなり、力が入らなかったりします。

 

症状としては足腰の重だるさや耳鳴り、難聴、白髪、脱毛、生理不順などがあります。

 

対処法としては疲れが溜まっていることで気が消耗してしまうので、疲れを溜めないように睡眠時間を確保することが有効です。

 

 

何度も言うように腰痛の症状は千差万別、十人十色です。

その人、その人の生活様式・症状に合わせた診断と施術が必要です。

腰痛でお困りの方は、是非、ご連絡下さい。

 

セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院

鍼灸師 春日

 


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