


いつもセドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 千葉駅前院をありがとうございます。
先月、ブログにアップさせて頂きました「 交通事故に遭ったら最初に何をするのが正解 慌てないための6つの
ステップ」が好評を頂きましたので、今回は開院10年で患者様から寄せられた疑問・質問についてまとめま
した。
いずれも交通事故対応の中で重要なことになりますので、是非、ご一読くださいませ。
Q:事故後、痛みがないから病院へ行かなくていい?
A:必ず病院へは受診されて下さい!!
交通事故に遭った直後、「痛みはないから大丈夫そう」「車も少しぶつかっただけだから病院へ行くほどでは
ない」と思われる方は少なくありません。
しかし、交通事故では事故直後には症状が目立たなくても、その後になって首や腰の痛み、頭痛、めまい、手足のしびれなどが現れることがあります。
また、事故後の対応は身体の回復だけでなく、保険手続きや今後の治療にも関わる重要なポイントです。
今回は、交通事故後に自覚症状がなくても病院を受診した方がよい理由について、医学的な観点と制度的な観点からご説明いたします。
1:「交通事故では症状が後から現れることがあります」
交通事故では、受傷直後には症状が軽く感じられても、時間の経過とともに首や腰の痛み、頭痛などが現れることが多々あります。
特に交通事故で多い「むち打ち(外傷性頚部症候群・頚椎捻挫)」は、症状の現れ方や程度に個人差があり、
事故直後の自覚症状だけで重症度を判断することは難しいです。
そのため、「今は痛くないから大丈夫」と自己判断せず、まずは医師の診察を受けることが大切です。
※むち打ちの症状が後から現れる理由については、別の記事で詳しく解説しています。
2:「見た目では分からない怪我が隠れていることがあります」
交通事故では、外見上は大きなケガがなくても、身体の内部で損傷が起きている場合があります。
整形外科では診察に加え、必要に応じてレントゲン、CT、MRIなどの検査を行い、「骨折」「脱臼」「神経障害」「腱や靭帯などの軟部組織損傷」またそれらが疑われるが疑われる所見などを総合的に評価します。
上記した怪我は時間の経過とともに回復していくものですが、まれに「急性硬膜下血腫」「脳挫傷」といった頭部外傷を引き起こしている事があります。
特に強い痛みや全身性のしびれ、手足の脱力感などがある場合には、早めの受診が重要です。
3:「診断書が今後の治療や保険手続きで重要になります」
交通事故で病院を受診すると、医師が診断書を作成します
この診断書は「人身事故への切り替え」「自賠責保険・任意保険の手続き」「治療経過の確認」「後遺障害等級認定の申請(必要な場合)」など、さまざまな場面で重要な書類となります。
また、事故から長期間経過してから初めて受診すると、事故と症状との関係を医学的に判断することが難しくなる場合がありますので、症状の有無にかかわらず、できるだけ早い段階で医療機関を受診することが大切です。
Q:病院と整骨院は併用できる?
A:病院(整形外科)と整骨院を併用することは可能です!!
交通事故に遭った後、
「病院と整骨院は両方通ってもいいの?」
「保険会社から整骨院だけにしてくださいと言われた」
「整形外科へ通うと整骨院には行けないのでは?」
このようなご相談をいただくことがあります。
結論から申し上げると、交通事故後に病院(整形外科)と整骨院を併用することは可能です。
ただし、それぞれ役割が異なるため、安心して治療を続けるためには、その違いを理解しておくことが大切です。
病院と整骨院は役割が異なります
病院と整骨院は、どちらも交通事故後の身体を支える大切な存在ですが、担う役割は異なります。
【整形外科】の役割:整形外科では医師が診察を行います
「診断」「レントゲン・CT・MRIなどの画像検査」「薬の処方」「診断書の作成」「必要に応じたリハビリテーションや専門医への紹介」などを行います。
日本整形外科学会でも、【整形外科医は診察所見や画像検査などをもとに診断を行い、病態に応じて投薬・注射・手術・リハビリテーションなどを実施する】と説明しています。
交通事故後は、まず整形外科を受診し、医師による診断を受けることが大切です。
【整骨院】の役割:整骨院では柔道整復師が施術を行います。
交通事故による捻挫や打撲などに対して「手技療法」「物理療法」「日常生活のアドバイス」「身体機能の維持・改善を目的とした施術」などを行います。

病院と整骨院は併用できます。
交通事故後は『整形外科で定期的に診察を受けながら、整骨院で継続的な施術を受ける』という通院方法を選択される方も少なくありません。
例えば【定期的に整形外科で症状の経過を確認してもらい、日常的な身体のケアを整骨院で受ける】というように、それぞれの役割を活かしながら通院することができます。
交通事故の治療では、整骨院へ通院している場合でも、整形外科で定期的に診察を受けることが重要です。
その理由は、
「症状の変化を医学的に確認できる」
「必要に応じて追加検査や治療方針の見直しができる」
「診断書や診療録などの医学的記録が継続される」 ためです。
【損害保険会社へ、相談しながら進めましょう】
交通事故の治療では、治療費の支払い方法や通院先について、加害者側の任意保険会社が窓口となることがあります(自損事故や加害者側などはこの限りではない場合があります)
整骨院で施術を受ける場合は、あらかじめ保険会社へその旨を伝え、治療状況を共有しながら進めると、その後の手続きがスムーズです。
※お問い合わせの際は「セドナ整骨院 千葉駅前院」と「043-287-4486」の番号を損害保険会社の担当者様にお伝えください。
なお、事故の状況や保険契約の内容によって対応が異なる場合もありますので、不明な点は保険会社や医療機関へ確認することをおすすめします。
【当院では整形外科との併用をおすすめしています】
繰り返しにはなりますが、当院では、交通事故後に来院される患者様へ、まず整形外科を受診していただくようご案内しています。
そのうえで「医師による診断」「定期的な経過観察」を受けながら、身体の状態に応じて施術をご提供しています。
交通事故では、「検査」と「診断」を担う病院と、「継続的な身体のケア」を担う整骨院が、それぞれの役割を果たすことが大切だと考えています。
私達はこれまで多くの交通事故によるお身体の不調を診させて頂いてきました。
その中で、「もっと早く受診していれば…」というお声を伺う事も少なくありません。
事故直後は症状が軽くても、まずは病院(整形外科)での診察を受け、その後の治療方針についてお気軽にご相談下さい。
一日もはや回復を心から願っております。
セドナ整骨院・鍼灸院 出口
参考文献・参考資料
① 日本整形外科学会「整形外科と接骨院(いわゆる整骨院)」
https://www.joa.or.jp/public/about/bonesetter.html
② 日本整形外科学会「むち打ち症(外傷性頚部症候群)」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/traumatic_cervical_syndrome.html
③ 国土交通省「怪我をしたときは?」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jibaiseki/accident/injury/index.html
④ 国土交通省「損害賠償を受けるときは?」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jibaiseki/accident/nopolicyholder/index.html
⑤ 国土交通省 自賠責保険ポータルサイト「交通事故に遭ったら」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jibaiseki/accident/index.html
⑥ 厚生労働省「医療機関の適正受診に関する情報」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/jushin/index.html
⑦ 日本損害保険協会「交通事故にあったら」
https://sonpo.or.jp/