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アロマテラピーと嗅覚①

2018.01.13 | Category: アロマテラピーと嗅覚

こんにちは!

 

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

 

前回まで5回にわたり、冬にお勧めのアロマテラピーをご紹介して参りました。

今回からはアロマテラピーの基本に戻り、アロマテラピーにおいて最も大切な

「嗅覚」について、改めてご紹介していきます。

 

人間を含め、すべての動物にとって「嗅覚」は、生命を維持するうえで非常に

大事な感覚です。

実は「嗅覚」は哺乳類だけでなく、魚類、両生類、鳥類にも備わっています。

異臭を識別して腐っているもの、毒が含まれているものを避けるのも嗅覚です。

また、ホルモンを嗅いで敵味方の判別をして威嚇・攻撃行動を取ることや、

異性を識別して求愛行動をするのも嗅覚が関係しています。

もちろんいい香りを嗅いで精神を落ち着かせる、逆に集中力を高めるのも

嗅覚があるからこそできる事です。

 

そもそも、「嗅覚」は「五感」の一つです。

「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」そして「嗅覚」の5つを「五感」といいます。

 

 

「嗅覚」は、五感の中で唯一「大脳新皮質」を経由しないことでも知られています。

「嗅覚」だけは、他の五感と違って「大脳辺縁系」(海馬・扁桃(へんとう)体など)と

直接つながっているのです。

これは、喜怒哀楽などの感情や、食欲などの本能行動などをつかさどる部分です。

つまり言い換えれば、「におい」は本能的な行動や感情に直接作用する、ということです。

 

また、「におい」の記憶は、視覚的な記憶に比べて忘れにくいというデータもあります。

 

 

 

「視覚」・「嗅覚」を比較対象として、それぞれの刺激における助成想起率

(何かきっかけになる映像やマークを見る・香りを嗅ぐ行為をした際、

エピソード記憶や情報を思い出せる確率)と把握期間との関係を調べた実験では、

視覚的記憶が短期間で急速に低下したのに対し、「におい」の記憶は1年たっても

ほとんど変わらなかった、というデータが数多く残されています。

 

特に喜怒哀楽など、感情に結びついた記憶は、「におい」によって思い出せる記憶の量が

多いとも言われています。

今後「ずっと忘れたくない」と思う出来事があれば、「におい」をきっかけにして

覚えておくとよいかもしれません。

 

 

次回は「嗅覚」と「記憶」に関して、詳しくご紹介いたします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

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