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「東洋医学⑫」

2019.08.01 | Category: 東洋医学

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで『経穴(ツボ)』について

そして日常に取り入れやすいツボ押しついてご紹介してきました。

今回からは『経穴(ツボ)』のプロフェッショナルな活用

『鍼灸治療』についてご紹介していきます。

 

『鍼灸治療』の治療効果は日本、中国、韓国などのアジアだけでなく欧米などでも採用されています。

WHO(世界保健機関)

神経系疾患(神経痛、脳卒中後遺症、自律神経失調症、ノイローゼなど)

運動器系疾患(関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎など)

循環器系疾患、消化器系疾患、代謝内分泌系疾患

など多くの疾患への有用性を認めています。

また近年では、NHI(米国国立衛生研究所)が病気に対する

鍼灸療法の効果と、その科学的根拠、西洋医学の代替療法としての有効性を正式に認めています。

 

 

『鍼灸治療』のうち、『鍼治療』は非常に細い金属の鍼を使って

治療を行うことで『鍼術』とも言います。

人間の身体は刺激を与えるとその部位を守ろうとしたり

逆に興奮状態にあるものを鎮静化する性質があります。

これを「恒常性維持機能(ホメオスターシス)」と言います。

鍼治療は、そうした身体の反応を利用し

体の表面に刺激を与え、病気の治療や予防を行います。

特に前回までにご紹介してきた『経穴(ツボ)』から『経絡』を刺激し

その経絡に関係する臓腑や気・血・津液の変調を調整して

正常な状態に戻す治療法は、まさに東洋医学独特のものです。

元々は経験療法から始まったとされていますが

その後陰陽論や五行論、気・血・津液などの思想が加味され、体系化されてきました。

次回は『鍼治療』の効果や特性についてご紹介いたします。


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