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妊娠中の鍼灸治療①

2019.03.01 | Category: 妊娠中の鍼灸治療

こんにちは!

セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。

 

前回まで妊娠中のアロマテラピーについてご紹介してきました。

今回は、妊娠中の鍼灸治療についてご説明いたします。

 

私自身、妊娠初期から現在進行形で後期のつわり、そして逆子治療で鍼灸をして

頂いています。

しかし、日本では人生で鍼治療を受ける人の割合は7%と言われ、妊娠中に鍼灸治療を

受ける方の割合はさらに低いのが現状です。

鍼灸をはじめ東洋医学は、体の機能がバランスを崩した時、健康な状態を回復するように

治癒力を高める事を目的とした医療です。

妊娠中は薬物を使えないことが多い事を考慮すると自然治癒力を引き出す鍼灸は、

妊娠期へのマイナートラブルの改善に役立つ安全で有益な方法と言うことができます。

実際、昭和20年代に三陰交のお灸が妊婦さんとお腹の赤ちゃんに優れた効果を発揮すると、

産婦人科の石野信安医師が学会で発表して以来、妊娠中の三陰交へのお灸が見直される

ようになりました。

 

またWHOでは分娩時の鍼治療が有効であるとしています。

 

昭和20年以前は、合谷、三陰交、肩井、石門をはじめとする下腹部などへの刺鍼は、

妊婦には禁忌とされてきましたが、現在では、妊婦禁穴への治療については、

下腹部への深刺は避け、基本的には妊婦以外の患者に対する治療と同様の安全管理を

心がけていれば問題ないとされています。

しかし、「妊娠中の鍼灸治療は控えた方がいい」という風に紹介されている情報は

未だにあります。

妊娠中は胎児への影響を配慮し、多くの化学薬品の使用を控えます。

だからといって、妊娠中に発生するさまざまな症状をただ我慢するのでは、妊婦は

大変苦しいでしょう。

そういった時こそ、漢方や鍼灸などの治療法を活用して欲しいと思います。

鍼灸治療は非常に安全な方法です。

鍼と灸の刺激だけでさまざまな症状を改善できるため、服薬のような副作用の心配が

全くありません。

妊娠中の肩こり、頚腕症候群、つわり、腰痛、肋間神経痛、下肢浮腫、頭痛、倦怠感、

逆子などの症例に対し、良い効果が多く実証されています。

症状の緩和のみならず、妊娠中に継続して鍼灸治療を受けている方は安産の傾向も見られる

のです。

 

ただ、やはり「妊婦さんの治療に慣れている・専門的な知識を持っている鍼灸院を選ぶ」と

いう所が非常に重要になります。

当院では、多くの妊婦さんが施術にご来院されて施術経験・豊富な知識もあり、安心して

施術を受けて頂けます。

初めての鍼灸治療ですと不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人に

合わせたオーダーメイド治療を行っていますので、ご自身の症状は勿論、不安に思う事等

なんでもご相談ください。

 

次回は、つわりに対する鍼灸治療についてご紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 


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