Blog記事一覧 > 妊娠中のアロマテラピー > 妊娠中のアロマテラピー⑩
こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院のアロマセラピスト、前田です。
前回まで9回、『妊娠中に取り入れたいアロマテラピー』についてご説明してきました。
妊娠中の「マイナートラブル」という妊娠中に起こる不快な症状の緩和にもアロマテラピーが
お薦めです。
色々と心配ごとの多いマタニティライフにアロマテラピーを取り入れることで、少しでも
楽しくハッピーに過ごす為に役立てていただきたいと思います。
今回は、前回と同じく皮膚のトラブル「妊娠線」についてお話ししていきます。
今までご紹介してきた症状とは違い『体調不良』ではないのですが、出産後も痕が残って
しまう場合があったりと、妊婦さんに非常に多いお悩みですので、アロマテラピーでの
対処法をご紹介いたします。
「妊娠線」とは、皮膚の表皮の奥、真皮が裂けてできる断裂線のことを言います。
お腹にできるイメージがあると思いますが、太ももやお尻、二の腕、バストなどに
できることもあります。
妊娠線ができる原因は、皮膚の急激な伸びです。
妊娠中は赤ちゃんの成長に伴ってお腹が大きくなるだけでなく、バストが大きくなったり、
体全体に脂肪が付きやすくなります。
皮膚のうち、表面層は伸びて体の変化に対応することができますが、奥の真皮や皮下組織の
一部は急激な伸びに耐えられません。
そして、急激な皮膚の伸びのスピードについていけず、真皮が断裂してしまい、赤紫色の
線状斑が現れるのが「妊娠線」です。
「妊娠線」のケアにお勧めの植物油は以下のオイルです。
・カレンデュラオイル
皮膚や粘膜の炎症を鎮めたり、肌の修復保護作用があります。
皮膚への刺激が少なく、マイルドな作用でお肌への負担が軽いため、特に敏感肌の方にも
安心してお使いいただけます。
さらにセドナで取り扱っているカレンデュラオイルは抽出のベースオイルにオリーブオイルを
使用しているので肌馴染みも非常に良く、全身に使いやすいテクスチャになっています。
・ホホバオイル
人の皮膚、皮脂に近い成分なので皮膚の奥深くまで浸透・保湿が出来るオイルです。
もともと乾燥しやすい肌質の方に非常にお勧めです。
10℃以下で固形化してしまうので、冬の間は保管する場所・環境にお気をつけ下さい。
・スイートアーモンドオイル
ホホバオイルに比べ保湿力は少し劣るのですが、皮膚軟化作用が非常に高いオイルです。
皮膚を柔らかく保つことで、赤ちゃんの成長と共にお腹の皮膚が伸びてしまってもひび割れを
防ぐことが出来ます。
冬の間などは保湿力をアップする為、ホホバオイルとブレンドしての使用もおすすめです。
植物油に希釈する精油は以下のものがお勧めです。
・フランキンセンス ・ラベンダー(妊娠中期以降)
・マンダリン ・ネロリ(妊娠後期)
1%濃度になるように精油をブレンドし、お風呂上りなどにたっぷりと塗るようにしてみて
下さい。
今回までで10回にわたり「妊娠中のアロマテラピー」についてご紹介してきました。
お腹の中で赤ちゃんを育てる40週間。
体調も自分の身体とは思えないほどコントロール不能になり、精神的にも不安定になるなど
何かと悩みの尽きない妊娠期間ではありますが、アロマテラピーを取り入れることで、
少しでも楽しくハッピーに過ごしていただけましたら幸いです。
今回紹介されなかった症状でも、アロマテラピーはもちろん、鍼灸治療や整体治療で
お役にたてることも多々ございます。
何かお悩みがありましたら是非セドナのスタッフにご相談ください!